ここからサイトの主なメニューです

馳浩文部科学大臣記者会見録(平成28年4月1日)

平成28年4月1日(金曜日)
教育、科学技術・学術、その他

キーワード

教科書発行者による自己点検・検証結果の報告を受けた各教育委員会等における調査結果の公表、性同一性障害や性的指向・性自認に係る,児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施についての教職員向け周知資料、24時間子供SOSダイヤルの通話料無料化の周知、量子科学技術研究開発機構発足と式典参加、文部科学省顧問、文部科学大臣報道専門官の新設、天体観測衛星「ひとみ」、ザハ・ハディド氏死去、高大接続システム改革

馳浩文部科学大臣記者会見映像版

平成28年4月1日(金曜日)に行われた、馳浩文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成28年4月1日馳浩文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

馳浩文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 おはようございます。まず冒頭に、6つの案件について報告いたします。
 まず教科書問題について詳しく報告いたします。発行者に対する自己点検、検証結果の報告に基づいて、各教育委員会などに依頼をしていました採択への影響などに対する調査結果について、昨日公表させていただきました。
 各教育委員会などにおいて、該当の事案1件1件について採択への影響を確認した結果、全ての採択が公正に行われた旨の方向があったことについては、一応、了としています。一方で、発行者が多数の教員等に対して、検定申請本の内容を流出させ、意見聴取などの対価として金品を支払っていたことにより、採択の公正性、透明性に疑念を生じさせる事態に至ったことについては、非常に残念であり、遺憾に思っています。
 このため、今回の調査結果の公表にあわせて、都道府県教育委員会などに対しては、昨日、採択の公正確保の徹底を求める局長通知を発出したところです。発行者に対しては、現在、教科書協会において新たなルールとなる教科書発行者行動規範の制定に向けた検討が行われていることから、その報告を受けた後、4月中に全発行者22社を集めて、私から公正確保の徹底について改めて要請を行う予定です。
 さらに、文部科学省としては、これまでも教科書制度について不断の見直しを行ってきましたが、今後、不適切な行為について発行者による意図的な隠ぺい等が発覚した場合には、教科書の無償措置法第19条に基づく発行者指定の取消を含めた処分の検討を行うとともに、再発防止のための新たな制度的措置として、発行者等による不適切な行為が採択に不公正な影響を与えた場合に、4年間の採択期間の途中であっても採択権者の判断により、採択替えを可能とする省令改正を行うつもりです。教科書は全ての児童生徒が必ず使用する、極めて公共性の高いものです。二度と今回のような問題が起こることのないよう、文部科学省としても、採択の公正性、透明性の確保に向けて、万全を期していきたいと思います。
 二つ目です。性同一性障害や性的指向・性自認に係る児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施についての教職員向け周知資料についてです。
 文部科学省は、性同一性障害や性的指向・性自認に係る児童生徒に対するきめ細やかな対応等の実施について、教職員の理解を促進することを目的とした教職員向けの周知資料を作成しました。本資料は、4月1日に文部科学省のホームページに掲載するとともに、都道府県担当者会議や研修会等の場で周知します。
 今後とも、性的指向や性自認に関する教職員の理解促進などを通じ、不安や悩みを抱える児童生徒が個別に相談しやすい学校の環境づくりを推進していきます。
 三つ目は、24時間子供のSOSを受けとめるダイヤルの無料化の周知についてです。キャッチフレーズは「今、話したい誰かがいる」です。従来開設していた24時間子供SOSダイヤルについて、一人で悩んでいる子供たちが、より利用しやすいよう、平成28年度予算において、通話料を無料になるよう措置し、本日午前0時よりその運用を開始しました。電話番号は「0120-0-78310」(なやみいおう)です。この作成に当たっては、楽曲「今、話したい誰かがいる」を発表している乃木坂46から、本件の趣旨に御賛同いただき、その肖像を無償にて使用させていただくことになりました。乃木坂46の関係者の皆さんにお礼を申し上げます。
 次は、量子科学技術研究開発機構の発足式典参加についてです。本日、新しい国立研究開発法人である量子科学技術研究開発機構が発足します。理事長は大阪大学前総長である平野俊夫氏です。4月3日(日曜日)に開催される発足記念式典に私も参加します。その際に研究施設の視察を行う予定です。新法人においては、統合効果を発揮し、手術を伴わない新たながん治療薬の開発、脳機能の画像化による認知症やうつ病の新たな診断法の確立などを目指した研究開発を実施することを期待しています。さらに量子科学技術分野のプラットフォームとしてイノベーションをけん引することも期待しています。QSTといいますが、Quantum Science and Technologyの略です。クワンタムとは何ですか。

事務方)
 量子です。

大臣)
 量子とは何ですか。

事務方)
 物質を作る最小単位の粒子です。

大臣)
 私も研究機関として今後の成果に期待しています。しっかりと支えていきたいと思います。
 次に竹内氏を紹介します。新たに、本日私が任命しました文部科学省顧問の竹内佐和子氏です。任期は規定に従い1年間です。竹内氏には我が国内外の大学での教育研究、外務省参与、大使としての国際経験、前職のパリ日本文化会館館長としての日本文化発信の経験など、多彩な実績や広い識見を生かし、我が国の文部科学行政の積極的な国際発信のために、指導、助言を頂きたいと思っています。竹内顧問、一言どうぞ。

竹内氏)
 世界的にポテンシャルの高い、日本の科学技術、教育、文化をさらに発信すべく頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

大臣)
 今日は静かにお話されていますが、大変エネルギッシュな研究者であり、マネジメントのリーダーシップを持っておられるので、あらゆる面で発揮していただきたいと思います。直近のG7教育大臣会合などでも支えていただきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。
 次に、大臣報道専門官の紹介をします。文部科学省の広報機能の強化のため、本日付で文部科学大臣報道専門官の職を設置し、キャスター経験者の櫻木瑶子氏を任命しました。任期は規定により1年ですが、採用から5年まで更新可能です。具体的には、文部科学省ホームページやツイッターなどの内容の充実、積極的な発信、文部科学省主催イベントの充実やその進行、さらに報道機会拡大のための取組などの広報機能の強化に取り組んでいただきます。
 高大接続改革等で、私どもが意図しているところがきちんと多くの方に伝わっていかなければ、文部科学省としての行政実務を行っていくことはできません。積極的に我が省で取り組んでいることを対外的に発信をしていくことが一つの役割です。今まで広報では、皆さまからの問合せを受け、実務的に公表していましたが、積極的に報道関係者としての経験も踏まえて、国内外に発信していくことを機能強化していく上で、このポストを設置しました。櫻木さん、一言どうぞ。

櫻木氏)
 御紹介いただきました櫻木瑶子と申します。よろしくお願いします。これまでのキャスターの経験や感覚を大切にして、情報発信を広く頑張っていきたいと思います。

記者)
 教科書問題ですが、採択に問題はなかったと結論づけましたが、教育委員会が先生方を調査した結果ということで、内輪での調査というイメージがぬぐい切れません。その中で採択に問題がなかったと言われても、若干信じがたい部分がありますが、それについて受けとめはいかがでしょうか。

大臣)
 私もそう思っています。報告に対して本当かなと思いながら、正式に報告をいただいたからには、一応、了としますという表現をしたはずです。
 教科書会社に対しても、また、教育委員会の職員、学校の教職員一人一人に対して、改めて、「李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず」と申し上げたいと思います。ルールはあります。検定中の教科書は、見せてはいけないのです。付け届け、歳暮、御中元は貰っていけないのです。まして皆さま方に、報道いただいたように、少なからず、採択に関わる人もいたのです。事実です。しかし、調査の結果、採択に影響はなかったという報告がきましたので、一応、了といたします。
 私自身は、今後どうするかについて、考えています。先ほど報告したつもりですが、法律に基づいて、当たり前ですが、教育関係者であるということに基づいて、綱紀粛正を求めるという表現とともに、今後、信頼を図るべく、再発防止という観点で取り組んでいきたいと思っています。
 先ほどの新規採用職員入省式でも申し上げましたが、ワンアウト、これはルール破り、ツーアウト、今回の調査、スリーアウトはチェンジです。法律に従って、厳正に処分をせざるをえなくなります。同時に、これも従来から申し上げていますとおり、教科書会社は民間でありますので、検定を通過した教科書の営業活動、また、そもそも、研究者として、執筆者と連携して日常の研究活動を行います。これはある意味においては、現場の教職員と情報をいただきながら、より良い教科書を作っていこうと学習指導要領に基づいて、その活動は一定のルールが必要で、ルールを決めたら、教科書発行者の皆さんはルールを守ってください。そのことの確認を4月中にいただきたいと、直接、発行者の社長とさせていただきたいと思っています。

記者)
 X線天文衛星「ひとみ」の状況が、未だ分かっていなく心配しています。先週より通信障害になっていることについて、どのように思いますか。

大臣)
 アメリカ空軍の広報担当者が、スペースデブリ、宇宙ゴミが衝突した形跡はないと明らかにしたとの報道があったことは、承知しておりますが、詳細はJAXAにおいて調査中と聞いています。分かり次第、公表いたします。大変心配しています。

記者)
 新年度の意気込みを語っていただければと思います。

大臣)
 伊勢物語の最後の125段に在原業平作と言われています句があります。「つひにゆく道とはかねて聞きしかど、きのふけふとは思はざりしを」。
 辞世の歌であります。しかし、辞世の歌とはかっこよく読みとれないのです。本当は、次の春か秋に昇進するはずだったのに、健康を害して亡くなることになった無念だと、研究者は論文を出しています。字面を読めば、昨日、今日、死んでしまうとは思わなかったなあという人生を達観したような、実際のところ、本当だったらもっと出世できたのに、その前に死んでしまったなという、ある意味では、公務員の本音を表明した和歌であるという評価をする向きもあります。
 今日、入省式に臨まれた皆さんには、競争なんだから、頑張って昇進も目指して欲しいと思います。だけど、何のために仕事をしているのか、毎朝、毎晩思って、仕事に取り組んでいただければと思っています。それにつけても、健康第一でありますから、心身ともに、健康に、お仕事に臨んでいただきたいと思います。

記者)
 教科書のところで、省令改正に言及されましたが、改めて、そういう措置をとる理由とスケジュール感を教えていただければと思います。

大臣)
 詳細については検討中です。詳しくは、教科書課長まで聞いてください。現行法令上、小学校用教科書については、4年間、原則として、同一の教科書を採択しなければならないこととされています。採択した教科書が発行されなくなった場合や、採択地区の変更があった場合については、例外的に4年間の途中で採択替えを行うことができるとされています。
 今般の問題を踏まえて、この例外に該当する場合として、発行者による不適切な行為が採択に不公正な影響を与えた場合を想定することを考えています。今後のスケジュールは検討中ですが、私としては、時間をかけずに夏ごろまでに速やかに省令改正を終え、本年度に検定を行う、特別の教科 道徳から適用したいと考えています。できることからやる姿勢を示さなければ、税金が使われて、法律に基づいて、公平・公正に行われなければならない事案について、モラルに反した行為が行われたと認識しています。

記者)
 教科書が途中で変わるとなると不正は行いづらいということだと思いますが、その狙いをもう少し詳しくお願いします。また、どのような効果を期待されていますか。

大臣)
 教科書は最初、我が国では無償ではありませんでした。しかし、政党、国民の声などによって無償教育となり、教科書は教材として大変重要なので無償化になりました。そのためには公平で公正なシステムが必要です。検定の在り方、採択の在り方も法律とルールに基づいて、関係者がそのルールを守って行おうとしてきた経緯を尊重すれば、今回、三省堂の問題を機に判明した事案は、あまりにも看過しがたいものでした。
 そういう趣旨から、正直に報告してください、報告に基づいて調査します、各都道府県の教育委員会もそれぞれの規定に基づき調査し、処分してくださいと、一通り昨年度末で出そろったところで、文部科学省の姿勢として、まずできることから取り組む第一歩であり、二度としないように、再発防止を含めた一つの措置です。

記者)
 竹内顧問と櫻木大臣報道専門官のお二人を起用された理由をお聞かせください。

大臣)
 竹内氏は2年半ほど前、オリンピック招致が決まった後、フランスのIOC委員にお礼にフランスに参りました際に、早朝のジョギング中に日本文化会館を見つけました。せっかく参りましたので、国会議員として視察をしました。国際交流基金の事業で、金沢展が開催中であり、竹内館長に御案内いただきました。多くのパリを訪れる方々に、日本文化の神髄をフランス語、英語を駆使して分かりやすく説明されていました。マネジメント能力もあり、リーダーシップもあり、非常に印象を強く持ちました。
 昨年のユネスコ総会でも、日本語教育の展開について新たな事業として日本文化会館において、日本語教育事業をされていました。文部科学省においても、日本語教育について国内外で課題がある中で取り組んでいますが、積極的にリーダーシップを持ってされていました。先般、日本文化会館の館長をお辞めになり、御挨拶に来られたので、今後はどうするかとの問いに、当面は特に、とおっしゃったので、私自身のブレーンとして、世界中を回ってほしいと依頼しました。なかなか文部科学省の職員にはないキャラクターもあるのでお願いしました。
 櫻木さんとは一緒に仕事をしていました。2020年東京大会のオリンピック招致のときに、櫻木氏はJSCの広報担当でした。招致の裏舞台を隅から隅まで御存知です。今、鍋島広報官が行っている広報の業務をさらに機能強化するには、省内の人事ではなく、外部から専門家に入ってもらい、発信力強化をしなければいけない、待ちの広報ではいけない、ということです。
 私の本音は、高大接続改革は、大変長い間、根っこのところから関わってきました。下村前大臣とともに、自由民主党の中というよりも、国会の中においての議論も含めて、我が国の学校教育の根幹に関わる、学力とは何か、アクティブ・ラーニングとは何か、という議論をしているときに、最近の私どもの発信、表現が弱く、後ろ向きではないか、足踏みしているのではないか、本当にできるのかという不安を与えています。
 実務的なことはいろいろあると思います。改革をするぞという文科省や国会の意思と現場の高校教育を担っている皆さんや、大学の教員とずれが出てくる場合もあると思っています。しかし、最終的には現場の納得をいただきながら、その方向性を示していこう。ここを御理解いただきたいと思います。今までの発想や発信だけでは届かないところがあるのではないか。私どもが改革の方針としての狙いを粘り強く、分かりやすく、いろいろな情報ツールを使い発信していく上での機能強化の点で、大臣報道専門官には、大臣室の秘書官と机を並べて取り組んでいただきます。
 前々から考えていました。以前はNHK、JSC、TBSにおられました。お若いけれど、いろいろな経験をされてます。特にオリンピック招致は広報の立場で、いろいろな裏舞台を見聞きされています。今年のリオ五輪の成果は競技力だけではなく、運営も含めて、必ず次の2020年東京大会につながるものです。スポーツ庁、オリンピック、パラリンピック、また文化庁の京都移転を控えています。その狙いなどを発信できるように来てもらいました。

記者)
 ザハ・ハディド氏が亡くなりました。新国立競技場についてJSCと問題が協議中だと思いますが、コメントをいただけますか。

大臣)
 今朝ニュースに接して大変驚きました。心からお悔やみを申し上げます。ザハ・ハディド氏とは、新国立競技場のデザインが決まったときにパーティーでお会いし、御挨拶しました。大変すばらしいデザインで、これが東京オリンピックを招致する最大の要因となると確信しました。二言三言、お話しました中で、情熱的でアグレッシブで、独創的なすばらしい建設家という印象でした。笑顔の印象的な方でした。訴訟問題についてはザハ・ハディド氏の事務所があるので、誠意をもって対応する必要がJSCにあると思います。

記者)
 高大接続の件ですが、体制の課題が多くて、会議の委員の中からも2020年ありきではなくて、裏づけ等が見えた段階で始めるべきだという意見が出ましたが、大臣は時期については、現時点では動かさずということを目指してやっていくという考えでしょうか。

大臣)
 2020年というスケジュール感は動かすつもりはありません。改革は進めたいと思っています。それを前提として、実務的にできるかどうかは別次元の話です。現場の受けとめ、実務的な作業は試行錯誤があると思います。そこについては作業を丁寧に進めていく、説明責任を持っている必要があると思います。2020年からやるというスケジュールは動かすつもりはありません。

記者)
 動かすつもりはないが、状況しだいということでしょうか。

大臣)
 動かすつもりはありません。丁寧に実務的にできるかどうか、そのための予算措置もあります。やろうとしているにもかかわらず、文部科学省の実務的な取組が十分かと財務省から査定されることもあります。私は2020年のスタートを動かすつもりはありません。そのために努力します。説明責任も果たします。実務にきちんと取り組むのが責任と思っています。

記者)
 高大接続の関係ですが、先月末に、報告書が出ました。報告への大臣の評価について、先ほど、長く関わってこられたとおっしゃられましたが、当初掲げられた理念から、やや後退している側面があると思いますが、これについてお考えをお聞かせください。

大臣)
 本当によくやっていただいたと心から感謝しています。複数回実施が望ましいとしていましたが、物理的にどうなのかという懸念は、私は真面目に受けとめて考えたつもりですので、今回は明言しておりません。悩ましいところです。物理的にできるのかどうかについて悩ましいところです。あきらめていません。学校現場の教職員、学校行事を所管している管理職の方にとって、複数回実施がどういう意味を持つのかは肌で分かっているつもりです。現状においても非常に厳しい御意見があることを踏まえています。
 改革が後退したとは思っていません。やり方によると思います。学力とは何か。学力を身に付けるためのアクティブ・ラーニングをはじめとした授業の在り方はどうなのか。学力とは何かを踏まえた上で評価はどうすべきか。高校における評価、大学側の評価、三つの方針を踏まえて、各大学はどういう授業を展開し、大学を卒業させていくのか。一連の流れであるということを踏まえます。国語の教員の経験がある者として、記述式の評価の在り方が1点きざみの評価プラス、記述式に対して1点きざみではなかなかできない部分があるとすれば、国語は国語としての1点きざみのテストの評価を否定しません。それと同時に1点きざみではない評価のあり方、段階別評価と言ったほうがいいと思いますが、それがなじむのかどうかも含めて評価の在り方について丁寧に確定していかなくてはいけないと思っています。私どもが取り組んできた中身について作業チームの皆様に感謝しているとともに、最後の詰めをどう判断するかも含めて、最終報告を受けとめています。

記者)
 教科書問題について、2割以上の高い割合で調査員など選定関与者がいました。これだけ高い割合の人が謝礼対象に含まれていたことについてはどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 あってはならないことだと思っています。現場から採択に影響はなかったという報告があった以上、それを良とせざるをえません。私もじくじたる思いです。この状況を見ている国民の声は甘くありません。教科書発行会社、教育委員会の職員、実際に受け取っていた教員に対してです。権限的には各都道府県に人事権がありますので、議会において事実関係を明らかにし、これでいいのかと私が言うのではなく、それぞれの議会でやっていただくのが教育の地方分権の一つの在り方です。法律を所管している文部科学省の大臣の立場として、大変残念に思っています。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成28年04月 --