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下村博文文部科学大臣記者会見録(平成27年6月5日)

平成27年6月5日(金曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ

キーワード

生徒の英語力向上推進プラン、「財政健全化計画等に関する建議」、新国立競技場

下村博文文部科学大臣記者会見映像版

平成27年6月5日(金曜日)に行われた、下村博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成27年6月5日下村博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

下村博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 おはようございます。冒頭発言、2件あります。
 生徒の英語力向上を目指しまして、平成25年12月に「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」を公表し、平成26年度より新たに小・中・高校を通じまして、先進的な取組や教員研修などの支援を進めてきたところであります。
 しかしながら、先般公表した高校3年生を対象とした平成26年度「英語教育改善のための英語力調査」の結果を見ますと、聞く・話す・読む・書く、4技能全てにおいて課題があること、平成23年度以降毎年度実施してきた「英語教育実施状況調査」の中学・高校の生徒の英語力に関するアンケート結果も、依然として改善が見られないことなどが明らかとなりました。
 これらを踏まえ、生徒の着実な英語力向上を目指すため、これまでの対策が十分でなかったと改めて認識し、この度、「生徒の英語力向上推進プラン」をまとめましたので、公表したいと思います。
 このプランの柱として、生徒の英語力に係る国の目標を踏まえた都道府県ごとの目標設定・公表を、今年度、2015年度末をめどに要請をしてまいりたいと思います。また、「英語教育実施状況調査」に基づく都道府県別の生徒の英語力の結果の公表を2016年度から実施いたします。更に、義務教育段階の中学生の英語4技能を測定する全国的な学力調査を国が新たに実施することによって英語力を把握し、各学校における指導改善を促すとともに、国及び都道府県が全体として英語教育を改善し、生徒の英語力向上を図るためのPDCAサイクルを構築してまいります。更に、中・高・大学での英語力評価及び入学者選抜における英語の4技能を測定する民間の資格・検定試験の活用を引き続き促進することなどを通じまして、生徒の着実な英語力改善を図ってまいりたいと考えます。
 文科省としては、今後、生徒の英語力を向上させるため、これまでの英語教育の取組に加え、本プランの推進を通じて、英語教育の抜本的な改革に取り組んでまいります。
 それから、もう一つですが、財政審の「財政健全化計画等に関する建議」が去る6月1日に財務大臣に提出されたことを受けまして、前回の記者会見の場でも文科省としての考え方を具体的なデータや資料を示して発信していく旨を申し上げておりました。その具体的な内容につきまして、データ、資料等が整いましたので、本日17時より事務方より記者クラブの皆さんに丁寧に説明を行わせることといたしましたので、お知らせいたします。
 以上です。

記者)
 「生徒の英語力向上推進プラン」についてお伺いします。
 同プランのねらい、期待について、もう一度コンパクトにお願いしたいのと、中には、中学・高校卒業時での挑戦的と思われる数値も盛り込まれていますが、実現の見込みなどいかがでしょうか。

大臣)
 「生徒の英語力向上推進プラン」では、生徒の英語力を着実に向上させるため、国の目標や支援策を踏まえて、一つは都道府県ごとに生徒の英語力向上、それから教員の英語力、指導方法等の改善に係る取組に関する数値目標と必要な施策を具体的に「英語教育改善プラン」として策定・公表、フォローアップを行う、また、国が生徒の英語力の把握・検証を行い、指導改善に活用するための「全国の4技能を測定する学力調査」などを通じ、課題の把握と改善のためのサイクルを構築することをねらいとしております。
 これらを通じて、生徒の英語力の把握だけでなく、国・都道府県及び学校が課題解決に必要な取組を行い、生徒の着実な英語力向上に結び付けていくという効果を期待しております。
 御指摘の挑戦的な目標の設定については、今回の英語力調査を受けて、今後に向けまして、あえて高い目標を掲げた努力目標として提示したものであります。目標達成に向けての進行管理に当たっては、第2期教育振興基本計画のレビューを行った上で、必要に応じて目標や施策の見直しを行うこととしたいと思います。
 
記者)
 国立競技場の建設に関してお伺いいたします。
 一部報道で建設費が2,500億円程度に膨らむとありますけれども、最終的に建設費がどの程度なのか、現在の計画見直しの進捗状況を含めてお聞かせいただけますでしょうか。

大臣)
 これは私の方で改めて、今日、日本スポーツ振興センター(JSC)の河野理事長をお呼びして、取組状況、それからトータル的な詳細状況等をお聞きしたいと思っておりますので、今、金額等の途中経過については申し上げる段階ではありませんので、もうちょっと見通しがついてから詳細については御報告をしたいと思います。

記者)
 関連で、先日の衆議院文部科学委員会で、大臣は国立競技場の案について柔軟に見直しをする考えを改めてお話しされていますが、建築家のグループが先般、原案では今の目標の金額に収めるのは難しいということで、代案を出しておりますけれども、例えばこうした案を取り入れて金額を収めたり、工期の縮小を図るようなお考えというのはあるのでしょうか。

大臣)
 これは今までのザハ・ハディド氏の案を目安としてずっと進めてきたという経緯がありますから、これをゼロから見直すということはあり得ない話であります。ただそれを基本として、いろいろな方々の提案がよりコスト削減につながる、あるいはもちろん期限は2019年の春竣工という中で、より負担のかからない施策があれば、できるだけ聞く耳を持って考えたいと思っておりますが、まだ具体的に報告を事務方から詳細に聞いておりません。できるだけ早く詳細を聞きながら、第一義的にはJSCがやることでありますが、しっかりフォローアップもしてまいりたいと思います。

記者)
 関連なんですが、1,600億ではちょっと収まらないという話をされていますけれども、なぜ収まらなくなったのか、理由を改めて教えていただけますか。

大臣)
 これは国会でも何回も答弁していますが、建築資材の高騰、消費税アップ、それから労務賃金等のアップ、更にザハ・ハディド氏の求めている資材、建材等を使うと、需要と供給の関係で、相当コストがかかると現場から聞いております。その辺は今後の創意工夫によって調整をしていきたいと思っています。

記者)
 関連で、河野理事長とお会いするのは、今日の午後ですか。

大臣)
 そうですね。これは頭撮りとかはありませんので、またそういう時は改めて御報告します。

記者)
 英語の試験の関係で、検討されている全国的な試験は、同じ日に実施するかどうかは別として、全国学力テストの一環として実施する方針を固めたということなのか、それとも全国学力テストの枠組みで実施するか、その部分は全く白紙なのか、大臣のお考えを。

大臣)
 全国学力・学習状況調査は、義務教育の機会均等とその水準の維持・向上の観点から、全ての学校における生徒への教育指導改善・充実に役立てるため悉皆で実施するということ。それから、生徒個人の成績は公表しないが生徒自身が全体の傾向の中でどの程度定着しているか、自らの課題が何かを理解し、学習の改善に役立てるものと整理されており、英語の全国的な学力調査につきましても、このような同様の目的を掲げて実施することを前提に検討することとしております。
 他方で、英語の調査については、聞く・話す・読む・書く、4技能の評価を重視するという観点からの調査でありますので、実施の可能性を考慮しつつ、実施方法とか体制などは別途、十分な検討が必要と考えております。ただのペーパーテストではなくて、4技能をどのようにしていくかという工夫が必要だと思いますので、これらを踏まえ、今後、具体的な制度設計を行いたいと思います。

記者)
 財政制度等審議会の件に関する文科省の見解について、今日の夕方、事務方から我々に説明いただけるということですけれども、やはりこういう話というのは大臣が先頭に立って御説明していただいた方が国民に与えるインパクトもあると思いますし、そこは大臣からというようなお考えはないのでしょうか。

大臣)
 私がやるのはやぶさかではありませんが、私自身の日程の都合があって、できるだけ早く報告した方がいいと思いますので、今日は事務方から報告させます。必要に応じて私からも丁寧にしていきたいと思いますので、また改めて定例記者会見等で是非聞いていただきたいと思います。

記者)
 東京都に求められている新国立競技場の費用負担について、500億と当初されていた件の確認ですが、東京都に関連するもののみで500億という金額ということでよかったでしょうか。

大臣)
 これは東京都に関連するというのはどこまでかということを、今後東京都とよく相談していきたいと思っておりますが、そもそも国立競技場というのは2020年のオリンピック・パラリンピックのメインスタジアムになる、開会式、閉会式をするということと、開催都市東京の中で国立競技場の便益性というのは非常にありますから、そういうことも含めてトータル的に東京都の理解が得られるような、そういうことでの負担をお願いしたいと思っています。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成27年06月 --