ここからサイトの主なメニューです

下村博文文部科学大臣記者会見録(平成27年4月14日)

平成27年4月14日(火曜日)
教育

キーワード

中央教育審議会への諮問、福島県立ふたば未来学園の視察、全国学力・学習状況調査

下村博文文部科学大臣記者会見映像版

平成27年4月14日(火曜日)に行われた、下村博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成27年4月14日下村博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

下村博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 冒頭、発言が2件あります。
 まず1点目ですが、本日の中央教育審議会への諮問についてであります。今日15時から開催されます中央教育審議会総会において二つの諮問をする予定であります。
 諮問事項の一つ目は、「個人の能力と可能性を開花させ、全員参加による課題解決社会を実現するための教育の多様化と質保証の在り方について」であります。
 我が国では、超高齢社会や地方の消滅危機などの課題が急速に進行しており、地域課題解決に向けた様々な学習機会の充実が今まで以上に求められていることや、産業構造の変化に伴う職業の在り方の変化に対応する必要があるため、諮問をさせていただくことといたしました。
 内容としては、社会・経済の変化に伴う人材需要に即応した、質の高い職業人の育成のための実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化、生涯を通じた学びによる可能性の拡大、自己実現及び社会貢献・地域課題解決に向けた環境整備などを中心に御審議をお願いしたいと考えております。
 二つ目は、「新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方について」であります。
 学校や地域が様々な課題に直面している今、学校が地域コミュニティの核として、地域の人々と目標や課題を共有しながら、地域総掛かりで子供たちを育む「地域とともにある学校」へ転換していくことが必要であるという観点から諮問をさせていただくことといたしました。
 内容としては、新しい時代の教育や地方創生を実現するために求められる今後のコミュニティ・スクールの在り方や、それを踏まえた総合的な推進方策、学校と地域がパートナーとなり、連携・協働体制を築くための地域人材の養成と環境整備、これらを中心に御審議をお願いしたいと考えております。
 いずれの事項も、今後、中教審において十分な御審議をいただき、可能な限り速やかに結論を出していただきたいと考えております。
 もう一点は、「福島県立ふたば未来学園高等学校」の視察についてであります。
 昨日、福島県広野町(ひろのまち)に開校した福島県立ふたば未来学園高校を訪問し、生徒や教職員と直接対話するとともに、新入生に対して激励の挨拶をしてまいりました。
 ふたば未来学園高校では、双葉郡や福島県の復興のためだけではなく、自ら課題を発見し、多様な主体と連携・協働して、探求的な学習に取り組むという、日本、そして世界のモデルとなる教育を目指している様子に、大変感銘を受けました。
 また、生徒との懇談では、地元で復興に携わる仕事に就きたいという将来の夢や、高校生のうちに海外留学を経験したいという希望などを聞きまして、それぞれの夢を大切に育ててもらいたいと感じました。
 一方で、福島県には、ふたば未来学園高校の生徒の他にも、今年度募集停止となった双葉高校や富岡高校などのサテライト高校で、厳しい環境の中、夢に向かって頑張っている生徒もいると承知しており、彼らの夢もしっかり応援してまいりたいと思います。
 ふたば未来学園高校の取組が一高校の取組に留まることなく、サテライト校も含め、福島県全体に波及し、将来的には、我が国、世界の教育の実践モデルとなるよう、文科省として継続的に支援をしてまいりたいと思います。
 以上です。

記者)
 大阪府教育委員会が、入試の内申点に学力テストの結果を反映させることを決めました。
 先週の会見で、大臣は本来の趣旨に反するおそれがあり、大阪府教育委員会に対し懸念をお伝えになっているということですが、こういう結果になったことについてどう思われますでしょうか。また、今後可能な指導というのはどのようなことが考えられるか教えてください。

大臣)
 文科省からは、全国学力・学習状況調査の目的や具体的な内容、方法に鑑みまして、この調査の趣旨を逸脱するおそれがあること、また調査の適切な実施や学習指導への影響に関する懸念があることについて、既に大阪府教育委員会に伝えております。これは4月9日に事務方から口頭で伝達をしております。
 今後、大阪府教育委員会が、それらの点について文科省に報告をしてくると思います。それを受けて判断をしてまいりたいと思います。現時点では、大阪府教育委員会から報告を受けておりませんので、速やかに報告を受けるべく日程等について調整しているところであります。

記者)
 文部科学省として考えられる指導というのはどのようなものがあるでしょうか。

大臣)
 前回申し上げましたように、趣旨に逸脱するおそれがあるということ、それから調査の適切な実施や学習指導への影響に関する懸念がある、この逸脱や懸念事項について、大阪府教育委員会がどんな対応をするかということだと思いますので、まずは大阪府教育委員会からその対策について聞いて判断をしたいと思います。

記者)
 府教委の件に関連してですけれども、報告を求めて、その後指導ということになると思うのですけれども、その間の21日に実施日が来るということになりますが、21日、そういったある程度騒がしい状況の中で大阪の子供たちは受験することになると思うのですけれども、その辺どういう配慮が必要なのか。もしくは、ないと思うのですけれども、例えば学力テストは受けないなどがあり得るのかどうかを含めて、当日の対応についてお伺いします。

大臣)
 先ほどの懸念事項の中で、調査の適切な実施、学習指導への影響に関する懸念、これをきちっとクリアしてやるのかどうかということも注目したいと思います。
 いずれにしても、これは大阪府教育委員会が本来の全国学力・学習状況調査の目的に沿ってやるかやらないかと。やらないということであれば、適切な指導をしていきたいと思いますが、そういうことも言っておりませんから、大阪府教育委員会の話を聞きながら、指導が必要であれば指導するということで、今後どうするかということは大阪府教育委員会から出てきていませんので、今は詳細にコメントできる段階ではないと思います。

記者)
 基本的には21日は普通に受けてもらうということですか。

大臣)
 受けるのは問題ないです。その後のどう使うかということですから、使い方の中で適切な実施をされるかどうかということだと思います。やること自体は別に問題があるわけではなくて、きちっとやってもらいたいと思います。

記者)
 学力テストのことですけれども、調査の適切な実施に懸念があるということは、具体的にはどのようなことが懸念されるとお考えになっておられますか。

大臣)
 例えば実施日がばらばらで、それによって後から受ける学校の子供たちに特別な対策をすることによって、その学校の例えば平均点を上げるような、つまり大阪府が今度活用するであろうその準備を事前にすることができるかもしれませんから、そういう懸念を払拭するために全府で一斉にやるとか、それから先ほど質問がありましたが、特別の学校、地域でさせないということがあってはならないわけでありまして、そういうことをきちっとやるかどうかについては、きちっと注視してまいりたいと思います。

記者)
 大阪府からの報告を求める日程について、現在調整中とのことですが、学力テストの実施前にやりたいとお考えでしょうか。

大臣)
 大阪府の方がいつ頃報告に来るということは……

事務方)
 調整中でございます。

大臣)
 まだ具体的な日程は詰まっていません。

記者)
 大臣としては、やはりその前に報告を受けたいといったようなお考えはございますか。

大臣)
 これはちょっと事務方に任せていますけれども、できるだけ早い方がいいと思います。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成27年04月 --