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下村博文文部科学大臣記者会見録(平成26年2月28日)

平成26年2月28日(金曜日)
教育、科学技術・学術、文化

キーワード

H-ⅡAロケット23号機による全球降水観測計画主衛星の打ち上げ、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律の一部を改正する法律案の閣議決定、私立学校法の一部を改正する法律案の閣議決定、アンネの日記、全日展

下村博文文部科学大臣記者会見映像版

平成26年2月28日(金曜日)に行われた、下村博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成26年2月28日下村博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

下村博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 冒頭、2件発言があります。
 まず1点は、H-ⅡAロケット23号機による全球降水観測衛星の打上げについてであります。
 本日、午前3時37分に種子島宇宙センターからH-ⅡAロケット23号機による全球降水観測衛星の打上げに成功しました。衛星は現在、順調に所定の軌道上を飛行しております。
 本件については、本日の閣議において私から報告をいたしました。今回の打上げにより、H-ⅡAロケットやイプシロンロケットなどの基幹ロケットの打上げに22機連続で成功したことは、我が国が有するロケット技術の着実な向上と信頼性の証(あか)しとして、私としても大変喜ばしく思います。
 なお、今回の打上げについては、ケネディ駐日米国大使などにも御視察を頂きました。
 また、米国との国際共同ミッションである地球観測衛星が大いに活躍をし、地球規模での降水観測を行うことにより、今後、今年のような大雪の被害軽減や台風の進路予測などの防災対策に貢献できるよう、関係機関とともに引き続き努力をしてまいりたいと思います。
 もう1点、本日の閣議におきまして、「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律の一部を改正する法律案」及び「私立学校法の一部を改正する法律案」が決定されました。
 教科書無償措置法の改正案は、義務教育諸学校の教科書の採択の制度の改善を図るため、一つには、共同採択地区における市町村教育委員会の協議の方法に関する規定の整備、二つ目に、採択地区の設定単位の変更、三つ目に、採択結果及び理由等の公表について定めるものであります。
 また、私立学校法の改正案は、私立学校の健全な発達に資するため、学校法人が法令に違反したとき等に、所轄庁が必要な措置命令を行うことができることとする等の規定の整備を行うものであります。
 今後、国会において御審議を頂き、これらの法律案の速やかな成立に向けて努力をしてまいりたいと思います。
 私の方からは以上です。

記者)
 今朝、報道がありましたけれども、書の全日展で、前会長が自ら作品を書いたということで、今日にも文化庁の方に報告に上がるというふうな報道がありました。今朝の報道ではありますけれども、現時点で把握されていること、また、今日の報告、その点についていかがでしょうか。

大臣)
 全日展の主催者である全日展書法会に対して、事実関係等の早急な調査を行い、本日までに報告するよう文化庁から文書により既に要請しているところであります。
 主催者からは、本日午前中に報告書を提出するとの連絡を受けております。この報告内容を確認の上、厳正に対処してまいりたいと思います。また、十分な回答がもし得られないという場合には、弁護士等を含む第三者委員会による再度の調査を求めることもあり得ると思います。

記者)
 都内の公立図書館で「アンネの日記」などのページが破られるといった被害が相次いでいますけれども、この点について、文部科学大臣として御所見がありましたらお願いします。

大臣)
 「アンネの日記」ですが、これまでに被害が確認されたものは、都内8自治体の38館で、少なくとも計308冊に上り、また、神奈川県横浜市の2館の図書館でも同様の被害、2冊ですが、出ているというふうに承知をしております。さらに、一般の書店でも被害が出ているという報道もあります。
 「アンネの日記」は、中学校の歴史の教科書に掲載されており、学校で子供たちにも教えられているとともに、多くの国民に購読されている書物であり、このような本を破損することは、断固として許されるべきことではないと思います。
 私も中学校のときに「アンネの日記」を読んで、それが強く印象に残っていて、オランダに行ったときに最初に訪れたところが、アンネが隠れていたという場所でありました。
 また、この「アンネの日記」は、ユネスコの世界記憶遺産に登録されているように、ナチスのユダヤ人迫害という、二度と繰り返してはならない痛ましい出来事を後世に語り継ぐ人類共通の文化遺産というべきものであり、これを毀損する行為は多くの人々の心を傷つけ、決して許し難い犯罪であり、多くの日本国民が、今回の事件については憤りと、また残念に思っているというふうに思います。
 我が国は、外交官であった杉原千畝(すぎはら ちうね)が、第二次世界大戦中に「命のビザ」で多くのユダヤ人を救ったという国でもあります。今回の事件で、日本がファシズムに向かっているようなことは断じてないということを、強く海外にもメッセージを送る必要があるというふうに思います。
 現在、警視庁において、捜査本部を設置し捜査を進めており、古屋国家公安委員長も警察に対し、徹底捜査を指示したところであります。
 また、都内の図書館でも、関連図書を職員の目の届きやすいカウンター周辺に移したり、館内の見回りを増やすなどの対策を講じているところであります。
 文科省としても、被害拡大の防止を図るため、2月26日付けで全国の都道府県教育委員会に対し、被害拡大の防止を図るための事務連絡を発出するなどの注意喚起を行いました。
 なお、昨日、イスラエル大使館からの、被害のあった図書館に対し、アンネ・フランクに関する関連図書の寄贈があったということについては、心から感謝申し上げたいと思います。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成26年02月 --