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下村博文文部科学大臣記者会見録(平成25年8月30日)

平成25年8月30日(金曜日)
教育、科学技術・学術、文化

キーワード

イプシロンロケット、私立才教学園免許外授業、世界文化遺産、「はだしのゲン」閲覧制限

下村博文文部科学大臣記者会見映像版

平成25年8月30日(金曜日)に行われた、下村博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成25年8月30日下村博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

下村博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 1点、イプシロンロケットの打上げについて、発言をしたいと思います。
 本日の閣議において、イプシロンロケット試験機の打上げが自動停止がされたことについて、私の方から報告をいたしました。国産の新型固体ロケットであるイプシロンロケットが、予定どおり打ち上げられなかったことは、私としても大変残念に思っております。
 現在、JAXA(宇宙航空研究開発機構)において詳細な原因究明を行っておりますけれども、ロケットに搭載されたコンピュータと、地上管制設備との間で、姿勢データを受け渡す時刻に、約0.07秒だそうでありますが、その時間差が生じたということのために、姿勢異常と判断されたというふうに聞いております。
 なぜこうしたずれが生じたかなど、更なる原因究明を進め、その結果を踏まえて、改めて十分な対策を講じ、本体そのものには全く問題なかったというふうに聞いております。9月の早い時期に打ち上げられるよう、万全を期してまいりたいと考えております。
 私の方から以上です。

記者)
 長野県の私立小中一貫校、才教学園の件ですが、教頭が一転、開校当初から教員免許を持たない教員が教えていたことの違法性を認識していたと報道されております。認識をしていたのなら悪質性が高いと言えると思うのですけれども、これの受け止めと、文科省として対応があれば何か教えてください。

大臣)
 御指摘のように、この件について、当初、長野県によれば教頭の教育職員免許法に対する理解が不十分であったとのことでありましたが、しかしながら、その後、才教学園から長野県に対して、違法であると知りながら教員を配置したとの報告があったということでございまして、違法であると知りながら適格な教員免許状を有しない者を教員として配置したということであれば、これは全く許されるものではなく、まことに遺憾でありまして、こういうことを学校設置スタートの時から、こういう認識の下で学校教育をされていたということであれば、これはとんでもないことであるというふうに思います。
 教育職員免許法では、適格な教員免許状を有しない者を教育職員として雇用した場合については、罰金刑に処する旨の規定があります。本件が刑事罰に該当するかどうかについては、最終的には司法当局において判断されるべきものでありますけれども、本件は、既に長野県警において捜査中であり、法の解釈については、文部科学省として適切に助言をしてまいりたいと思っております。

記者)
 先ほどのイプシロンの関係で確認をしたいのですけれども、大臣のところには、JAXAが直接、原因の0.07秒、この話について報告があったかということと、あと、大臣自身は、その報告を受けて、トラブルとしては軽い部類に入るとお感じになっていらっしゃるのか、その2点、確認をお願いします。

大臣)
 この報告は、私は局長から受けました。
 JAXAからは、誰か役所のどこが受けた。

事務方)
 これは、研究開発局の方で全部伺っております。

大臣)
 研究開発局ということであります。
 正直、軽いかどうかということも、今の段階で、詳しくは説明がありませんので、私自身は判断つきません。ただ、本体そのものの問題ではないということは聞いております。

記者)
 世界遺産の関係で、文化審が選んだ長崎県の教会群のほかに、内閣官房の有識者会議で産業遺産群を選びましたけれども、これから一本化するに当たって、どのような基準で選んでいくのが適当だと思われるでしょうか。

大臣)
 これは最終的には、官房長官のもとで一本化されるというふうになっております。ただ、文化遺産、世界遺産の中で、これは、今まで文化庁の所管の文化審議会の中で対象になっていたと。現在、稼働中の産業遺産については、新たに内閣官房の中の地域活性化の中で対応するということで、結果的に、例えば今日も来られるのですが、長崎県や長崎市は、両方重なっているわけですね。両方重なっている自治体の立場からすると、非常に困った状況があるということを聞いておりますし、地元は地元としての整理の問題があると思っておりますので、私は、先ほど官房長官のところに行ってまいりまして、今後、受皿として、政府としても、これは閣議決定されていることですから、今後の更なる閣議決定を変えなければいけないということです。
 今後の在り方については、一本化して、あまり政府の中でそれぞれ競い合って、国民から見て混乱しているような、そういうような手続方法に見られないような整理の仕方をしていく必要があるのではないかということは、先ほど官房長官に申し上げました。
 今回の件は、最終的にはそういうことで、官房長官の下で判断されるということになります。

記者)
 大臣は27日の会見で、映画やゲームに年齢制限があるように、図書に対しての子供への規制があるのはおかしいことではなく、そうした判断に基づいて、教育委員会が学校に対して図書の指定をするのは適法であるという旨を述べられていたかと思うのですけれども、これについて、映倫やゲームなどの規制には、一般的な判断基準があり、明確な年齢区分がされている一方、図書に対する規定の基準というのはあいまいで、今回の教育委員の判断も、主観によるものだったと思うのですけれども、こうしたあいまいな基準に基づいて、図書の閲覧制限をされるということが本当に問題ないとお考えなのか、改めて大臣のお考えをお伺いしたいのですけれども。

大臣)
 問題ないということを申し上げたわけではなくて、国の法律ではありませんが、都道府県が青少年健全育成条例を制定しております。その中で、有害図書についても規定しているところもあります。ですから、その規定の範囲内で、都道府県が自ら教育的な判断において判断、評価、それを使うということも、今後あり得るのではないかということを申し上げたわけで、国の法律の中ではありません。

記者)
 もう一度、イプシロンについて確認ですが、先ほど大臣は、9月の早い時期にまた再度打上げをとおっしゃったのですが、これは、9月中にはもうやる見とおしだという報告があったということですか。

大臣)
 9月の早い時期に。

記者)
 9月上旬。

大臣)
 9月じゃなくて、9月の早い時期に、打上げを計画したいというふうに聞いています。

記者)
 先ほどの質問の中でもありましたが、0.07秒差のという報告の部分ですけれども、いまいち0.07秒を欠けたことが、何で姿勢異常と判断されたのかが、結びつくのかが、いまいち分からないのですけれども、そこの部分は何かもう少し詳細、御説明とかは受けたりしていますか。何かそれによってできなかったこととか。

大臣)
 地上管制設備等の方が0.07秒遅れてロケットに搭載されたコンピュータの情報が送られてきたということで、事実上は、発射直前の情報が全くないという中で、発射については判断つかなかった、要するに情報はゼロだった、ということだというふうに聞いていますが、補足があれば。

事務方)
 0.07秒遅れたということによって、姿勢として問題のないという情報が地上の側(がわ)に届いていないと、0.07秒の遅れで。それで姿勢異常だというふうな判断、安全サイドの判断をして、カウントダウンが止まったということでございます。
 あと、ただ、このあと、またJAXAの方から技術的な御説明は、また更に詳細に、今後予定されているというふうに聞いております。

大臣)
 打上げそのものの失敗ではないというふうに聞いております。

記者)
 世界遺産の関係ですけれども、官房長官に申し上げたのは閣議のあとということでしょうか。

大臣)
 そうですね。

記者)
 あと、混乱があるからというようなことで、分かりにくいところもあろうかと思いますけれども、その一方で、基準が分からなくて、今回の場合どうやって判断されたのかという意味でも、その判断基準というものをしっかり示していただかないと、ブラックボックスの中で決めてしまったみたいなことになるかと思うのですが、そういうところの問題について、大臣としては認識されているところはあるでしょうか。

大臣)
 私は、官房長官にも今日申し上げましたが、地元長崎県と長崎市から、教会群については条件整備がもう整っていると。しかし、産業遺産については、地元の三菱重工と、稼働中の関係企業が世界遺産に該当されると、今後の新たな経営にもかかわってくる。つまり、それをそのまま保持しなければいけないということですね。改築とか改装とか移転とか、そういうことができなくなるということで、関係企業の理解が得られていないという中で、これを世界遺産に該当させることについては、長崎県と長崎市は非常に心配しているという話を聞いておりましたから、それは官房長官に申し上げましたが、官房長官もそれは既に御存じのようでありました。
 もちろん、最終的判断する結果については、それは国民が、あるいは両候補地が、それぞれ、選ばれても選ばれなくても納得されるような、もちろん、結果についても説明があると思います。

記者)
 最終的な発表は、官房長官からされるということでよろしいですか。

大臣)
 いや、誰が発表するかは分かりませんが、最終的な判断は、官房長官の下で判断をするという制度だったはずであります。

記者)
 先ほど、閣議で現在のものが定められている、それを一本化する在り方を考えなければいけないと。これは具体的に、新たに閣議で、そうした一本化の制度というか在り方を決定していくのか、そういう報告、イメージは。

大臣)
 これは私が今日、官房長官に提案したことなのですね。そういうふうに両方にまたがって、それぞれが推進に向けての行動、活動をしている中で、政府は政府で、それぞれ別の受皿を作ってというよりは、一本化した中で、例えば、文化審議会の下で整理をしていくということが、一番分かりやすいのではないかということを申し上げました。
 最終的にそれをどうするかは、今日は別に決定したわけではありませんから、閣議決定でまた変えるとか変えないとか、そこまでの議論だったわけでありません。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成25年09月 --