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笠浩史文部科学副大臣記者会見録(平成24年11月8日)

平成24年11月8日(木曜日)
教育

キーワード

大学認可関係

笠浩史文部科学副大臣記者会見映像版

平成24年11月8日(木曜日)に行われた、笠文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

平成24年11月8日笠浩史文部科学副大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

笠浩史文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
 昨日、田中大臣から認可すると発表した3大学については、本日付で正式に認可の決定を行わせていただきました。昼頃に事務方から3大学に連絡をさせていただきました。そして、認可書のお渡しの仕方については、先方が受取に来られるということの希望ですので、そのように調整をしているところで、これは板東高等教育局長が実行する予定にしておりますけれども、秋田公立美術大学と、岡崎女子大学については明日9日、そして札幌保健医療大学については週明け12日月曜日ということで、また具体的な時間等については、事務的にお知らせをしたいというふうに思っております。
 そして、大学設置認可の在り方の見直しのため文部科学省に新たに検討会議を設け、早急に検討を開始したいというふうに大臣の意向を踏まえて、今、考えております。検討会議では、審査の基準、あるいは体制、スケジュールについて見直しを行うことを考えていますけれども、例えば設置の必要性、学生確保の見通し、経営面の見通しなどを厳しく見て判断することなども考えられます。早急なこの検討会議の発足へ向けた人選等々について、今、検討を始めたということで、なるべく早く設置ができるように取り組んでいきたいというふうに思っております。
 もう1点、11月2日から3日の宮城県訪問について御報告いたします。11月2日、3日に宮城県を訪問し、被災地の教育現場を拝見をさせていただくとともに宮城県の教育関係者等との意見交換を行ってまいりました。名取市立閖上中学校の被災校舎と現在授業を実施している、これちょうど、8月から、この2学期から授業が行われ始めた仮設校舎を拝見をさせていただきました。生徒たちが本当に自分の学校だということで、本当に喜んでいます。それまでは小学校を間借りしながらの授業でございましたので、やはり教室の広さ、あるいは机がもう少し低いとかですね、いろんなことがあったようで、非常に喜んでいるということを伺いました。また、宮城県の教育関係者との意見交換においては、復興計画が定まらない中、本校舎での再開や復興にはなお時間がかかるということで、学校の再建に寄与するような支援をしっかりとしていかなければならないというふうに感じた次第でございます。そして翌日3日には、全国生涯学習ネットワークフォーラム宮城分科会に出席をし、開会挨拶を申し上げた後、石巻市を訪問いたしました。石巻市では、津波で大変な被害を受けた84名の児童と教職員、児童74名が犠牲となった大川小学校を訪問を致しまして、慰霊をいたしました。そしてその後、御遺族、石巻市教育委員会、宮城県教育委員会及び私ども文科省による4者の円卓会議に出席をして、今後の事故検証の進め方についての説明・意見交換をしてまいりました。今月下旬にも、次回の説明会を開く予定で、また時間があえば私も伺いたいというふうに思っておりますけれども、何とか公正中立で客観性のある事故検証を行うための検証委員会の立ち上げに向けて、御遺族の皆様方の同意が得られるように取り組んでまいりたいというふうに思います。私の方からは以上でございます。

記者)
 3大学の認可問題についてなんですが、田中大臣の二転三転した発言で、大学側や受験生に大きな混乱が生じました。副大臣として今回の問題についての受け止めをお願いいたします。

副大臣)
 11月2日の日にですね、大臣が記者会見で認可をできないということをおっしゃってからですね、来春の開校予定をしておられた3大学の皆さん、関係者の皆さん、あるいは受験を希望されている生徒の皆様方含めて、本当にいろんな形で御心配をおかけしたことについては、私も責任を感じております。また、申し訳なく思います。そして同時に、ただ大臣が、一つには先ほど申し上げたこれからの大学の設置の在り方、このことをしっかりともう一度見直していくべきではないかという点を問題提起をされ、そしてそのことは昨日の委員会の中でも各党から、いろんな3校の認可の問題に絡んだ、関連した質問の中でも、その大臣の目指すところは皆一緒なんだと、しっかりと議論をして、やはり見直すべきは見直していこうではないかというようなことが共有できた、そのことはまたこれは、大臣が今回の決断をされた一つの大きな契機となったのではないかというふうに受け止めております。

記者)
 検討会議についてなんですが、会議の設置とか、新たな審査基準を策定する時期などを早急にということですが、今、見通しというか、スケジュールを。

副大臣)
 今日、午前中に大臣と次官、官房長、局長、私と打合せをさせていただきましたけれども、国会でも答弁されているとおり、大臣はできれば1か月というのはなかなか時間的に厳しいのかもしれませんけれど、やはり年内ぐらいには一定のきちんとした何らかの方針を示したいというような思いでおられますので、今はとにかく人選を早急に進めて、早く第1回目の会議を開きたいなというふうに思っております。

記者)
 判断が二転三転して結局認可となったことについて、3大学が来られるんですけれど、何と釈明というか説明をして、迷惑をかけたことについて理解を求めていかれますか。

副大臣)
 確かに二転三転というのはちょっとその、どういうふうに。私は第1回目の11月2日の日に大臣が認可できないと言ったところから、それがちょっと事務的にも不認可を決めていたわけではないんですよね。ただ、認可できないということで、やはりこれは大学関係の方々からすれば当然の驚きだったと思いますし、どうなるんだろうという御心配をおかけしたんだと思います。その後ちょっと事務的な連絡等々の中で、不認可という言葉も使っておりますけれども、そういったことで、来年の春にしっかりと予定どおり開校できるのかというような御心配、いつじゃあ認可をしてもらえるんだと、その新しい基準の下でということを大臣おっしゃっておりましたので、それはいつできるんだと、そういったところで大変な御心配をかけたということだと思います。ただ、大臣自身もそうですけれども、やはり新しいこの設置に、大学の認可に関わる様々な問題点、今の、強いて言えば、もっと言えば大学のありよう、全体的な数の問題やあるいは中身の問題、そういったことも大いに議論したいという、そういった思いがベースにあって、そしてそういう思いの下で、もう少しこの3校のことについて恐らくはちょっと考えてみたいんだということだったんだと思います。ですから、その時の少し説明が、逆に今時点では認可ができないというような形の中で、もう少し丁寧に我々も含めて説明をする機会というか、できればよかったのかなというところは反省点としてはございます。ただ結果として、委員会での審議や、あるいは党内の議論、そして一番大事なことは、私も昨日の夕刻にお会いをいたしましたけれども、やはり学校の当事者の、関係者の皆様方の切実な思い、その御心配を、それを直に受け止めさせていただいた上で、3校については今までの基準で準備を進めてきているわけだから、これについてはしっかりと認可をしようということに至ったということです。

記者)
 検討会議で示される新しい基準ですが、それは年内にということでしょうか。

副大臣)
 いやいやそうではなくて、年内にも一つの方針を示したいと、考え方をまとめたいと。それがどういう形になるのかは別として、大臣はそれぐらいのスピード感を持ってやりたいんだということをおっしゃっております。

記者)
 新しい基準というのはどのように決めるのでしょうか。

副大臣)
 それはですね、これから検討委員のメンバーの方々、我々もいろんな分野の皆さんに入っていただきたいということで、今、人選を進めております。そういった方々との議論の中で、どの程度の中身がまとまるのかによっても違ってくるのかなと。

記者)
 そうすると、来年の3月末の申請締切り、2014年の春に開学するスケジュールの大学というのは、現行基準で審査されることになるのでしょうか。

副大臣)
 いや、その点も含めて、この検討会議が、どういったスケジュールでもって、どういう中身をまとめるのかによって、来年の3月に申請を予定されている大学のことも、大学を新設する学校法人等々に対してどうするのかということも、検討していかなければならないと思います。

記者)
 新しい基準が間に合わなければ、来年3月の申請は受け付けないということでしょうか。

副大臣)
 それは今、全くそういうことは考えていません。ただ要するに、今の、現行基準というものがあるわけですから、これが今停止しているわけじゃないですから。そうですよね。ただ今度の、3月の申請段階へ向けて何らかの見直しができるところはやっていく必要もあるかもしれませんけれども。基準がなくなるということはありませんから。

記者)
 その新しい基準ができなければ、現行基準のままを前提としてやるということですか。

副大臣)
 ですから急いで、現行の基準そのままということではなくて、しっかりこの検討会議で、急ぎ結論を出して、新たな基準として追加するものは追加していくし、あるいは厳格化するものは厳格化していくし、そういったことに反映させていくと。

記者)
 新しい基準を作るにしても、今後の大学のありようを決めるようなものだと思うんですが、それを短時間で審査して、仕切り直していくというのは妥当でしょうか。

副大臣)
 私はそこはね、今後、大臣等々とも話し合いを政務三役でもしていくことになると思いますけれども、恐らくですね、検討会議の中では大きな議論も出てくると思います。本当にこれは単に設置の在り方に関わるような、要するに実務的な、事務的な話と、あるいは将来の大学の数や、例えばどういう分野の大学であれば需要というかニーズがあって必要なのかとか、かなり多角的な議論をしていくことになると思いますので、その中でやはり年内にまとめられる分野と、あるいは中教審なんかとしっかりと諮っていかないといけないようなテーマも出て来ると思います。ただそれが全て現行の、今の設置認可の在り方についてその基準に全て反映ができるものなのか、もっと大きな話なのかということは、ちょっと私ももっと議論してみないと個人的には分からないと思っていますし、そこをどういうふうに整理をしていくのかということになってくるのかなという気はします。

記者)
 3大学の話で、2日に大臣が発表されるまで、政務三役の方とか、誰も御相談を受けていなかったのかという確認とですね、チーム眞紀子ということでおっしゃっていましたけれども、意思疎通の面とか、そういった辺りは十分に取れていたんでしょうか。お聞きしたいんですけれども。

副大臣)
 一つは、昨日国会でも答弁したとおり、我々政務三役は、記者会見、あるいは記者会見後に知ったということで、また説明はそれぞれ記者会見後に頂きました。そのことが、チーム眞紀子ということで連係の問題があるのかということだと思いますけれども、今回の件はですね、大臣がそれなりの思いを持って決断をされたということだと思います。ただ、その後の対応については、またしっかり連係をしながら、また大臣自身も、党の考えやいろいろな方の意見も伺いながら、きちっと判断していきたいということもおっしゃっておりましたので、今回のことが三役のチーム力というかチームワークに何かマイナスの点があろうかとか、そういうことでいうと、それはないんだと思います。よりこれからも情報を密にしながら、いろいろと議論しながら、しっかりとチームワークよく役所の皆さん方とも臨んでまいりたいと思います。

記者)
 もう一回、確認させてください。年内にまとめたいという結論と、検討会議の結論と新たな審査基準という、それがちょっと理解できなかったのですが。

副大臣)
 まだですね、ですから今日、検討会議のメンバーをしっかりと人選していこうよということで、打合せをしました。それでその後、メンバーの皆様方が当然ながら顔合わせをして、いろんな形で議論をしていく中で、恐らくは大臣がどういうことについて特に議論をしてほしいのかというような大臣自身の、これまでも国会でもいろいろと御本人の思いをぶら下がり等々でも記者会見でもおっしゃっていますけれども、そういったところの考えに基づいて、それから我々が少し整理をしていかなければいけないと思っています、事務方とも協議をしながら。ですから、今かっちりとこういうことを決めるんだとか、具体的にこういう分野について検討するんだとかっていうところを共有できているというか、まだそこのまとめをしておりません。

記者)
 ということは、この年内に新たな基準を。

副大臣)
 方向性を出したいと。

記者)
 新たな基準を作るという。

副大臣)
 いやいや、基準というのが、だから作れる部分、基準というのは別に法改正が必要なものではないので、当然ながら今の基準に対して、こういったものを加えようというようなものもあるかもしれません、議論の結果。

記者)
 年内に新たな基準を作ると、そういう目標というよりも、そのもちろん新たな基準という、目指した改革の方向性を、まとめを出すということでしょうか。

副大臣)
 だからね、もちろん基準ができる部分もあるんですよ。

記者)
 また、新たな基準を作りたいという、そういう方向でしょうか。

副大臣)
 ちょっと完全に2段階に分けるとかそういうことではなくて、どの程度のものがまとまるのかによって、やはりその基準にすぐに盛り込めるもの、あるいは見直せるものというものもあるでしょうし、しかしながら、もっとテーマが大きなものになっていけば、さらに、より中教審等々で議論しないといけないようなこともひょっとしたら有り得るかもしれない。それは全て今後ですね。

記者)
 副大臣は、来年3月の締め切る審査で何らかの改革というのは反映させたいと。

副大臣)
 もちろんこれは3月に申請ということがあるわけですから、もし必要とあらばやっぱり今すぐやらなければいけないと、変えなければいけない、見直さなければいけないという点の方向性が出れば、それは反映させていくことが大事だと思います。

記者)
 今の関連なんですが、要するに、段階的にというか、一斉に最終にぼんて出すんじゃなくて、順次決められるものはどんどん決めていって、それが大きいものだったら時間はかかるし、簡単に入るものだったらすぐに見直して、段階的に基準を変更していくっていう認識でよろしいでしょうか。

副大臣)
 段階的にっていうことを決めているわけじゃないですよ。だから、どの程度のことをきちっとまとめていくのかっていうことを、やっぱり議論を始めてみないと分かりません。私自身も、まだその辺は、その中身の話というのは、またしっかり大臣とも政務三役でも、また役所の皆さんとも相談しながらこれから詰めていかなければいけないと思っています。ただ委員会なんかで、例えば大臣が、今、3月に申請して通常大体10月の終わりぐらいに答申をすると、本当にこのスケジュール感でいいのかと。これはかつても、例えば20か月かけていた、あるいはそれが短く短縮されてというような、規制緩和の流れの中で、そういうような一つのこれまでのやっぱりあるわけですよね、いろんな変遷が。だからそういったものを、じゃあどういうふうにやった方が分かりやすいのかとか、そういったこともひょっとしたら大臣の方は検討してみたいというふうなことも、ひょっとしたらお考えになっているかもしれません。

記者)
 昨日、ああいうふうな形で、3大学の関係者から一日も早く認可してほしいと要望があって、今日付で認可したその考え方と、あと認可の理由についてお伺いできますか。

副大臣)
 認可の理由ですか。理由は、きちんと正に答申を、我々は設置審から頂いています。それを、認可という答申を頂いていることを受けて、踏まえて、認可の決定をさせていただいたということでございます。

記者)
 あと、今日付で認可をしたというのは、やっぱりこの要望を受けてということが大きかったのでしょうか。

副大臣)
 これはですね、3大学の新設について、昨日、大臣が「本委員会での御審議や諸般の事情も鑑み、現行の制度にのっとり適切に対応する」ということを委員会の最後に発言をしております。正に、委員会の審議での御指摘や、そして3大学の皆さん方の思い、あるいは党の様々な御意見、そういったことを踏まえたタイミングでの結論だと思っております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成24年11月 --