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田中眞紀子文部科学大臣記者会見録(平成24年10月9日)

平成24年10月9日(火曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ

キーワード

ノーベル賞、ストップいじめプロジェクトチーム、再生医療研究の予算、レスリング選手国民栄誉賞

田中眞紀子文部科学大臣記者会見映像版

平成24年10月9日(火曜日)に行われた、田中眞紀子文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成24年10月9日田中眞紀子文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

田中眞紀子文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 皆様に御案内のとおり、昨夜、京都大学の山中伸弥先生がノーベル賞を受賞されました。それで今日の閣議で、それに関するということで、私から発言を致しました。大体以上です。

記者)
 まず、その閣議で、大臣どのような御発言をされたかということと、山中教授の受賞によって、国民の間にも日本の研究や科学技術への期待というのは上がっているというふうに思います。大臣は国民の気持ちをどのようにお感じであるか、政策にどのように反映させていこうと思っているか、そして他のノーベル賞についても日本人の研究者の受賞に期待などがありましたら、教えていただければと思います。

大臣)
 最後の方からお答えしますけど、他のノーベル賞は次々と発表されると思いますけれど、日本には業績のある方々がたくさんいらっしゃいますので、更なる受賞が続けばいいなと期待をいたしております。それから、その前の閣議での話でございますけれども、こうした事実があったということを、まず御報告いたしました。それから、これは国民にとっての大きな誇りと励みであるということ、それから一日も早く再生医療や創薬、薬を創るということにも貢献するようになるといいね、ということを申しました。そしてさらには、研究開発環境の整備、それに伴う予算的なこともございますけれども、それを私どもも研究支援というような形で、一層努力していきたいというような発言をいたしました。

記者)
 いじめの問題に関してです。弁護士や自殺対策のNPOなど民間の有志の専門家たちが、いじめ対策の総合支援サイト「ストップいじめナビ」というのを、昨日、立ち上げました。こうした民間での取組についてどのようにお考えで、それから民間との行政の協力、これをどのように進めていくことをお考えか教えてください。

大臣)
 答えは今、質問者がおっしゃったとおりです。民間でやってくださることも大変重要ですし、官の側、国もですね、それと一緒に地方自治体とともに努力しながら、少しでも解消の方向にもっていきたいと考えております。

記者)
 ノーベル賞に関しまして、もう少々お伺いしたいんですが、大臣からそのように閣議で御発言なさって、他の大臣から何かリアクションがあったのかということと、今朝もいろいろ街で声を聞きますと、国民は非常に喜んでいたんですけれど、一夜明けてもう一度御感想をお伺いできればと思います。

大臣)
 閣僚からも、新聞の見出しやテレビ報道で知って、本当に良かった良かったということに、尽きます。私個人から言いますと、一議員として、また生活者の視点で、たくさんのノーベル賞受賞者が過去にもおられますけれど、この分野は極めて私たちに身近な分野であるということをずっと思っていまして、3年前に初めて京都大学を文部科学委員会の超党派で訪問して、研究の現場を見せていただいたんですけれども、あの時に、これは絶対に国家が挙げて押し上げていく、協力をしていく、そのことが世界の人類の幸せに導く分野であるということを、実感をいたしました。そのようなことで、ずっと行動を続けて今日に至っておりますが、それは昨日の夜の会見の時や廊下のぶら下がりの時にも申し上げましたけれども、私、一年生議員になった時に臓器移植の話が大変話題になりました。かれこれ19年前ですけども、その時に臓器移植は絶対必要であると、医学的な分野から、そういう意見が多かったんですが、私はやっぱり生命倫理の問題があるし、その勉強会を続けていく中でプロバイドする方が少なくて、そして受ける方がたくさんいる、ことに小さな子どもさんが臓器移植を受けるということについて、技術的な面も、当時、少しありました。しかし、より以上に倫理の問題とか、それから少ししかない提供された臓器に対してたくさんの人が殺到した場合にどうするかということがあって、海外に移植に行る、より費用が掛かるなど、いろんな論点がありました。今もこれ、非常にクリアーに覚えているんですけれども、その時に私はあえて一年生議員でしたけれど、これは人工臓器みたいな開発が進むといいと思うと、できるだけ早い段階で、そういう研究開発が進むといいなという発言をいたしました。正しくこのiPS細胞というのは、目でありますとか、心臓ですとか、血液、パーキンソンとか、脊髄損傷の方は、この間のパラリンピックなんかでも皆さん世界中の方があまねくそういう方たちの御活躍に感動されたと思いますけれど、そういう身近な、本当に私たちに身近なですね、医療に役立つということで、是非是非支援したいとずっと思ってきていました。自分なりにできる範囲で、行動したつもりです。ですから、私は個人的に今回の受賞は本当に我が意を得たりで、非常に想像以上に、早い早いということは毎回先生からもじかに伺っていましたけれども、一昨日もお目にかかった時に「またここまでジャンプしたんですねと、日進月歩ってこのことですね」と申し上げました。それが一点。もう一つは、この分野は世界中で大変競争の激しいコンペティティブなフィールドなんですね、と同時に国内でも他の大学と昨日の山中先生もテレビの会見でおっしゃっていましたけれど、ともに研究をしている。けれども、この山中先生のスタイルのすごいところは、国際的な競争相手の方たちとも有機的につながって協力をする、国内はもとよりです。ですから、ともに人類のため、医学の進歩のため、幸福のために痛みを和らげる、人生をより幸せに皆が過ごせるためにともにやっていきたいという視点がですね、全然ぶれていないんですよ。ですから、自分は幸せだ、感謝すると昨日おっしゃっておられましたけれど、その感謝の気持ちの意味がですね、そういうメッセージもこめられているんだなというふうに思って、改めて先生の人格として山中先生はすばらしいなと思いました。ただ、資金がないとして、大変苦労なさっているということは、常々松本総長からも伺っていましたし、そういう面もクリアできるように、皆が応援できるようにと思っております。

記者)
 このような研究開発、山中先生もいろいろ資金のことはおっしゃっていましたけれども、改めて文科省として、研究資金、予算面のお考えを改めて。

大臣)
 文科省の他に厚労省や経産省も、ともに支援をして下さってきております。そして現在は、本年度は、山中先生の分野に関していうと26.5億円でございまして、来年度は45億円を要求しています。他方、全体の再生医療としては、来年度は105億円を要求しているというのが実情です。

記者)
 重ねて似たような質問ですけれども、先ほど山中先生と京大の松本総長、資金の面も必要だとおっしゃっていたということですが、大臣からもこういう額の予算要求なり、執行していくというお話がありました。田中大臣の目から、研究の現場を御覧になったということですけれども、今後、研究のこういう面を支援したらいいんじゃないかとか、あるいはその例えば情報の発信、先ほど国民に極めて身近な研究じゃないかというお話でしたけれども、その情報発信みたいな面ではどういうことがあったらいいんじゃないかとか、何かそういうアイデアがおありでしたら教えていただけますか。

大臣)
 大してありませんけれども、一番直近で山中先生から伺ったお話では、創薬の面で、入院している方たちも、そうじゃない通院している方たちにも、開発が進むと大変いいということをおっしゃっておられましたし。ですから、今日は経産大臣から閣僚懇のところでですね、やっぱり知財の開発とかいろいろな面でもって自分たちの役所からもバックアップをさらにしたいんだという御発言がありましたけど、正しくそれは、具体的にどういうことかですね、研究機械をより精度を上げるとか、そのコストを安くするとか、いろいろあると思いますけれど、業界上げて応援してくださることも、可能だというふうに思っています。

記者)
 女子レスリングの吉田選手の国民栄誉賞ですが、先週金曜日にも話題になっていたと思うんですけれど、何か検討状況の進展は。

大臣)
 今日は、まだ何も伺っておりません。ただ、私個人としては、良いことですから、マイナスのファクターがない限りは、良いことは速やかに早くやった方がいいなというふうに思っております。

記者)
 文科省から官邸サイドに伝えたりとか、そういうことはあるのでしょうか。

大臣)
 特別には申しておりません。

(了)

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大臣官房総務課広報室