ここからサイトの主なメニューです

平野博文文部科学大臣記者会見録(平成24年6月5日)

平成24年6月5日(火曜日)
教育、科学技術・学術、文化

平野博文文部科学大臣記者会見映像版

平成24年6月5日(火曜日)に行われた、平野博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成24年6月5日平野博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

平野博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私の方から2点申し上げます。明日6日、金星の太陽面通過の件に関してでございます。明日の午前7時10分から午後1時48分まで約6時間半ぐらいの時間をかけて全国で金星が太陽の前面を横切る現象、「日面通過」というんですか、これ難しい言葉ですが、太陽の面を金星が通過をしていくという、珍しい現象がございます。今回の現象を見損ないますと、100年後しか来ないと、こういうことでございまして、金環日食とはまた違った珍しい現象面を見ることができると、こういうことでございます。しかし一方で、この金環日食のときにも申し上げましたが、誤った見方で観察をいたしますと、同じように目に障害が出るということが十分ございますから、そのことも改めて万全を、注意喚起をしながら見ていただきたいと、こういうふうに思っております。日本眼科学会によりますと、この前の金環日食による目の障害については500件強の事例が報告されておりますので、重症という方はまだ聞いておりませんが、やっぱり十分に注意をしてこの珍しい現象を見ていただければ、さらに天体や宇宙への関心を深める機会になると、こういうふうに思っていますので、改めてこういう珍しい現象が明日あるということと同時に、見方については十分に留意をされて見ていただきたいという注意をしながら、御報告をしておきたいと思います。
 2点目でございますが、6月2日土曜日に奈良の方に視察をしてまいりました。今回は特に「日本人の歴史のふるさと」としても明日香並びに隣接する橿原地域に残る貴重な文化財の実情並びに地元の首長の皆様方の取り組み状況を把握するために、訪問をいたしました。特に今回の訪問につきましては、特別史跡のキトラ古墳の今後の展示のあり方、地元の皆さん方の御要望を含めてどうなのかということ、高松塚古墳の修復、壁面の壁画の修復の状況、飛鳥寺、また橿原市では奈良文化財研究所の藤原宮跡資料室等々を見させてもらいました。また、橿原市立の第3こども園も視察をさせてもらい、今井宗久という方のルーツでもございますが、今井のまちなみの交流センター「華甍(はないらか)」を視察をいたしたと、こういうことでございます。特に明日香村の村長さんからお聞きしますと、明日香「まるごと博物館」的な貴重な文化財があるわけでございまして、その構想をどういうふうにこれからしていこうかという、非常に御腐心をいただいている状況と、一方では保存と地域振興という両面の中で、どういうふうにしていったら良いのかということを含めて明日香村村民の思いを、また願いを受け止めてきたところでございます。高松塚古墳壁画につきましては10年計画ということで、ちょうど5年を経過している中で非常に貴重な文化財でありますから、これからどういう方向性で修復後展示をして県民あるいは国民にどういうふうに訴えていくかという、こういうことが非常に大事だろうというふうに思っております。平成19年に世界遺産の暫定リストに載っておりますが、飛鳥、藤原の旧都とその関連遺産群、こういうことでございますが、今後どういうコンセプトでやっていくのかということにつきましても、関係自治体と十分に検討を踏まえつつ支援を行ってまいりたいと、こういうことでございます。橿原市立第3こども園では、本年度より橿原市が独自に進めている、「保育所」、「幼稚園」を一体化して、合同保育を行っていると、こういう珍しいケースでございますので、私その現場を見てまいりました。非常にうまく工夫をしてやっておられるように思いました。また、今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」では国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、今井町の歴史の説明を受け、町並みを拝見をいたしました。特に建物の修理事業と、電柱の地中に対する、なんていうんですかね、地中化というんでしょうか、を行っておられまして、全部にまだ行きわたっておりませんけれども、非常に良好な保存に御努力をいただいていると、こういうふうに思ったところでございます。これが私2点、視察と明日の金星の太陽面通過の件で御報告をいたしました。私の方から以上でございます。

記者)
 政府が3月にですね、国家公務員の給与平均7.8パーセントの削減に準じて国立大学法人の職員にも同程度の削減を求めましたけれども、現状ではまだ実施した大学はごく一部に止まっております。この現状を大臣としてどう受け止め、大学側にどういう対処を求められるかっていう点について、御所見をお聞かせください。

大臣)
 今年2月に、国家公務員の給与の改定並びに臨時特例に関する法律が成立をしたと、こういうことで、国家公務員についての給与削減、並びに各独法あるいは国立大学法人については、国家公務員の給与の見直しの流れを受けまして、それに準じた必要な措置を講じていただきたいと、こういう要請をしてきたところでございます。文科省としては、これは官房長通達でしたかね、官房長名でそういう要請をお願いをし、今各大学において順次、労使交渉を含めて、対応いただいているということでございます。今御指摘のありましたように、5月の18日時点では90法人中13法人にまだ止まっているということであります。これはでも、しかし基本的にはそれぞれの法人の労使交渉の中で決められることだと、こういう認識でございますから、我々としてはそういうこの復興に向けての2年間の限定なんだということを含めて強くお願いをすると、こういうベースで今お願いをしていると、こういうことでございますし、特に各大学におかれてもそういう中で御奮闘をいただいているというふうに思っております。しかしながら、私としてもじっと待っているという、こういうことではいけないと思っていますので、しかるべき機関並びに運用につきましては私も含めて、そういう今こういう状況に置かれていると、こういうことの理解をしていただくと同時に、お願いに私は出向きたいと、こういうふうに思っているところでございます。

記者)
 昨日発表された教育改革に関してのポイントの中で、大学入試の改革について聞きたいと思いますが、現状の入試で一番問題だと思っておられる点は何かということと、今後の見直しの検討をいつ頃とお考えか。

大臣)
 これについてはですね、この会見終了後に改めてこの大学改革の、教育改革のところについて別に設けますから、そこで今の御質問も含めて受けたいと思います。よろしゅうございますか。この後すぐ、時間を置かずにやらせていただこうと思っていますから。しっかり時間を取ってありますから。

記者)
 ちょっとまた大学に関係することなんですけれど、国立大学のミッションを再定義して、その上で再編等を進めていくということですが、場合によっては地域から大学がですね、あるいは学部がなくなるとか、そういったことも考えられてですね、地域にとっては反発・抵抗も予想されますけれども、これはそのクリアできるとお思いでしょうか。それともそのクリアするためにどういうふうに説得したり、対応していくとお考えでしょうか。

大臣)
 これもこの後やりたいと思っていますが、やっぱりじゃあもう今あるものはずっとあるという考え方では物事っていうのは律しきれなくなっていく、来ておるわけですから、そこに存在するということは、それなりの価値がどれだけあるのかということも含めてしっかりとミッションを見直すと、こういうことだと思っております。したがって、そこから大学をどこかへ移していくとか、そういうことありきではありません。改めて本当に必要な大学であるかどうかということと、大学自身もそういうミッションを帯びて頑張っているというところがしっかり出てこなければ、私はいけないと思います。これやっぱり税金を投入しているところでございますから、そういう観点でこれからの時代に合った人材をどう輩出していくか、あるいはその地域にどれだけ開かれた大学になっているか、あるいは地域との連携が十分に取られている大学であるのか、ということを含めてしっかりそのミッションを見るということで、その中で統廃合という再編をどういうふうにする、そのことの方がその地域にとってプラスになっていくのかどうか、このこともやっぱり両面見ないといけない、こう思っていますから、具体的なやっぱり工程設計はこれから具体的に詰めていきたいと思います。これもまた後ほど御質問いただければと。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室