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平野博文文部科学大臣記者会見録(平成24年5月18日)

平成24年5月18日(金曜日)
教育、科学技術・学術

平野博文文部科学大臣記者会見映像版

平成24年5月18日(金曜日)に行われた、平野博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成24年5月18日平野博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

平野博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私の方から、4点申し上げます。
 まず1点は、H-ⅡAロケット21号機が本日午前1時39分、水循環変動観測衛星「しずく」の打ち上げに成功致しました。現在、衛星は順調に所定の軌道を飛行していると、承知を致しております。大変関係者に私は心から敬意を表したいと、こういうふうに思います。また今回の打ち上げの成功により、H-ⅡAロケットとしては15機連続の成功と、こういうことになりまして、成功率は95パーセントを超えることになります。併せて今回の商業打ち上げとしても初めてでございまして、韓国多目的実用衛星の打ち上げに成功を致しました。このことは、我が国のロケット技術の着実な技術の向上と信頼性の証として大変私も嬉しく思いますし、今後とも我が国の宇宙開発の利用が国民生活の向上と着実にその国際貢献が果たされていくと、こういうことと思いますし、その更なる実現に向けてがんばっていきたいと、こういうことでございます。
 2点目でございます。5月の21日の朝の金環日食の観察についてでございます。今の状態で何とか天気予報等々見ますと、少し曇りがあるのかなと、こういうような話も聞きますが、何とか晴れてほしいなと、こういうふうに思っております。午前6時台から9時頃にかけて、全国各地で金環日食または一部部分日食が観測することができるわけでありまして、金環日食は日本では25年ぶりの珍しい現象であります。児童生徒をはじめ、国民全体の天体や宇宙への興味・関心を深める好機であります。特に子どもさんだけではなく、大人の方々も非常に期待しているように思います。私の家内も私的ながらああいう眼鏡を買いに走っているようでありますから、相当大人も興味を持っているように思います。私も、当日は国立天文台で近郊の小中学校の児童生徒と一緒に日食観察を致したいと、かように思っております。しかし一方、誤った方法で観察をした場合は目の障害につながる可能性があるので、十分に注意をいただきたいと、かように思っております。このため文科省としては日食の観察に関わる活動が活発に行われることを期待する、こういうことでありますが、ピンホールや日食観測グラスなどを使うなど、安全には万全を期していただきたいと考えておりますし、今日までも機会あるごとに注意喚起を行ってまいりましたし、各教育委員会等々含めてその要請をしてきたところでございます。21日まで何とかこれからさらにその注意を喚起をしていきたいと、こういうふうに思っております。したがって、日食グラスの正しい使い方ということがあるわけでございますので、私、デモンストレーションをしてみたいと思いますから、これは是非ペンではなくて、メディアで報道していただきたいというふうに思います。先ほど練習してきましたから。正しい使用の仕方、これが太陽観測安全グラスと、こういうことでございます。直接太陽光を見ずに、まず下からこういうふうに当てて、こういうふうに太陽光を見ると、一番のポイントは太陽光を見ながらこれを合わすのではなくて、下から実際こういうふうにやっていただくと、こういうことでございます。是非国民の皆さん、このことは守っていただきたいとかように思いますし、メディアの皆さんも正しい報道をしていただくようにお願いを致します。これが金環日食に関してのことでございます。
 次に、5月の15日火曜日、あるいは5月の16日に「大和郷幼稚園」、「四谷子ども園」、「野沢こども園」、16日には「杉並幼稚園」、「まこと幼稚園」、こういうことで幼稚園の、あるいは保育園の視察に行ってまいりました。幼児教育を所管する大臣として、今回特に現場の実情、子ども達がどういう学び舎をしているかということについて、自らこの目で知るということで伺ってまいりました。特に今回、幼児教育を行っているいろんな設置主体者あるいは運営形態のそれぞれ違うところの園児を預っていただいているところを選んで行ってきたところでございます。学校法人、公立、あるいは宗教法人、個人立等々含めていろんな形態の中で本当に幼児教育がどういうふうにされているか、こういうことを視察をしてまいりました。この私視察の中で、特にやっぱり子ども達をただ一緒に遊ばせていると、こういうふうに感じる面がありますが、しかし遊びの中にしっかりとしたその学びの環境と、教育というものがやっぱり着実に入っているように思いますし、きちっと指導計画が具体的な狙いを想定してやられていたわけでございますので、非常に一見見た目では分かりにくいように思いますが、着実に私はそういう観点での幼児教育が行われているように思いました。「認定こども園」では共通の教育時間から長時間保育の時間に切り替わっていく様子も視察をしてまいりました。子ども達は幼稚園、保育所とこういった区別を意識することなく元気に一緒に学び、遊んでいたところでございます。特に今回私感じましたのは、共通して言えることは子どもはハウスの中で園の中で建物の中で一緒に集団生活をすると、集団の学びをすると、このことも大事な側面、もっと大事なところは自由にある広場で遊ばせると、これは非常に私、幼児教育の大きな柱ではないかと、こういうふうに感じました。特に泥んこになって遊んでいる姿、やっぱり土・木が、あるいは木登りしている子ども達を見ていますと、あれは必ず幼児教育については必須なんだなと。水と砂、土、あるいはある園には動物がいました。そういうところを見ると野外でやっぱりしっかりやるということが、一つの幼児教育の、また幼児保育においても、私は必ず必要な空間なんだなということは痛感を致したところでございます。今後ともこれから国会での御議論があるわけでございますが、やっぱり子どものために一番何がいいのかと、子どものためにどういうふうに体制整備をするか、このことを中心に文科省としてもこれの法案成立に向けて取組んでまいりたいと、かように思っております。
 次に昨日でございますが、独立行政法人国立女性教育会館の視察を、埼玉に行ってまいりました。この会館は、埼玉県嵐山町にあるところでございまして、非常に環境に良い場所にございました。理事長の方から男女共同参画社会の形成に向けてということで、会館が果たしてきている機能や役割、さらに研修等や宿泊施設、女性のアーカイブ展示など視察をさせてもらったところでございます。私としては、今日までこの会館の果たして来た役割を認識を致しました。それと同時に時代のやっぱり変化に合わせた機能の見直しも必要ではないかと感じたところでございます。特に男性自身の男性に関する固定的な性別役割分担意識のやっぱり解消を図っていくと同時に、長時間労働の抑制等の働きの見直し、男性の地域生活や家庭生活への参画を更に進めていく、そういう意味で私はそんな役割をこの会館で担っていただきたいなという気は致しました。本年1月の閣議決定の中で、独立行政法人制度の組織の見直しの基本方針を踏まえながら、この女性会館についても在り方及び効率、更には検討を文科省としてはそういう検討がされているこの結果を踏まえながら適切にこの問題について対応してまいりたいと、かように思いました。特にあそこに私は興味を引きましたのは、女性教育図書館というのがございます。これはなかなか素晴らしいデータベースがあるように思いますし、各都道府県との連携を取られているところでありますから、もっとあそこを一つの大きなセンターとして全国にネットワーク的な発信をしながら、この時代の変化に対応した役割を担っていく組織にやっぱりやっていくべきだなと。あの図書の蔵書を含めて非常に私は感動を致しました。記者の男性の皆さん、是非一度埼玉のそこに行っていただいたら良いんじゃないでしょうか。女性よりも男性が行くべきだと私は思いましたから、是非一度御時間がある時には行っていただきたいと、かように思います。私の方から長々申し上げましたが、以上でございます。

記者)
 金環日食の関係なんですけれども、大臣のお言葉としてですね、期待されているお子さんへの改めて注意喚起と、あと日食の観測を通じてどんなことを学び取ってほしいということをですね、大臣のお言葉としてメッセージいただければありがたいんですが。

大臣)
 やっぱり私は、この歴史というより、なかなかこういう機会に恵まれないわけであります。これ当然自然環境、宇宙の部分でありますが、特に児童生徒の皆様方含めて、天体や宇宙への興味・関心を持ってもらうと、非常にロマンのあるし、また非常に魅力のある科学の領域でございますから、そこにやっぱり興味を持っていただける、これに非常に期待をまず致すところであります。ただし先ほども何回も言っていますが、観測をするにあたっては十分に注意をしていただきたいと、こういうふうに思います。その日の雲にだけ、天候だけが非常に晴れていただきたいと、思います。当日私は7時ぐらいに三鷹に行く予定にしております。御近所の小学生とか子どもさんがそこに来てやられるということですから、その状況を見ながら一緒に私も観測をしたいと、こう思っております。

記者)
 H-ⅡAロケットですけれども、初めての商業受注ということで成功したわけなんですが、今後商業受注の道を広げていくために文科省としてはどのようなサポートが必要だと思っていますか。

大臣)
 ですからね、今までロケット技術のところを含めて非常に官だけの枠だけだったらマーケットが小さいものですから、やっぱり文科省ということよりも、政府全体として、やっぱり商業ベースに十分に乗れる成功率の高いロケットでございますから、積極的に働きかけを政府全体としてしていくべきだと、かように考えております。特に宇宙戦略を含めた、本部でもそういうところを鑑みて、これから対処をしていくと思いますし、文科省としてもJAXAを中心としながら、やっていきたいと思います。その心は商業ビジネスということもあるんですが、やっぱり基幹産業を担ってもらっている、我が国の宇宙技術のより密度を高めていく、こういうことが大事だと、こういう観点からビジネスにもやっぱり広く参画していく機会を政府としてもやっぱり作っていかなきゃいけないと、こういうふうに思います。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成24年05月 --