平成24年5月15日(火曜日)
教育、科学技術・学術
平成24年5月15日(火曜日)に行われた、平野博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。
平成24年5月15日平野博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
大臣)
私の方から2点御報告をいたします。まず、5月12日・13日に、九州の方に出張いたしました。簡単に御説明いたします。12日におきましては、九州大学の方に100周年という節目ということと、それを通じながら伊都キャンパスという新しい移転地への状況を確認をしました。そういう中での、特に次世代に向けての研究テーマを何点か勉強させていただきました。まず1点は水素エネルギーの活用です。二つ目は風力でございます。三つ目は有機ELという三つのテーマで研究の状況を教えていただいたということです。次に13日には、長崎の方に長崎総合科学大学という、従来、造船を中心としてきた大学でございますが、そこの大学の状況を視察をしました。いかに地域密着をしているかということの確認も含めて、どんな活動をされているかということを教えてもらってきたわけであります。その途中に、佐賀県の井上萬二さんという人間国宝の白磁の作家でございますが、その方々に御会いをし、炉を回している状況とか、出会ったり意義深い感慨深い状況を見せていただきまして非常に磁器における深い知見のお話を聞かせていただいたところでございます。また加えて、佐賀県県立の九州陶磁器文化会館、文化館を視察をさせてもらいまして、特に地域、九州における陶磁器の歴史的な伝達の経路でありますとか、そういうところを少しお話をいただいたということです。最後に国宝でございます、日本の教会で最初の国宝になっている大浦天主堂を見させてもらったと。これは私、学生時代高校の時、修学旅行に1回行ったきりでございましたが、その時国宝になってたかどうかは分かりませんが、国宝になっているということで、そこを視察をさせていただいたということでございます。理由は、大学改革と今一つはやっぱり国民に貴重な国民的財産であります文化財が適切に保存されていくような、また文化庁としてもそういう方向を取組んでいかなければならないという立場から、意義を申し上げたところを視察をしたと、こういうことであります。
2点目、大学生の就職状況の調査結果、最終結果が、4月1日の現在についての状況が出ました。これはもう既に御案内かも分かりませんが、5月15日付けで公表をいたします。この状況によりますと、大学の学部につきましては昨年度比で2.6ポイント増えまして、93.6パーセント。大学・短大・高専全体では2.9ポイント増えまして93.6パーセントということで、若干ではございますが改善の状況が数字的には見えると。また高校につきましては昨年度比1.6ポイント増の94.8パーセントと2年続けて前年を上回ると、こういうことでございます。要因はいろいろあろうかと思いますが、私共が考えております要因につきましては特に大学とハローワークとの連携がこれまで以上に進んで、特に中小企業の情報が大学の学生並びに就職を希望している方々に情報が浸透したんだろうと、こういうふうに私共が分析をいたしております。やっぱりきめ細かな情報交換を含めた支援体制が取れた結果だろうということでございます。したがいまして、この数字に甘んずることなく、文科省としてはより一層連携を強化をする、学生等の就職環境の更なる改善に向けて取組みをしてまいりたいと、こういうふうに思っているところで、私の方からは2点以上でございます。
記者)
大臣の御説明にもありましたが、今日平成23年度の大学や高校の就職率が公表されまして、まず就職率は先ほどおっしゃっていただいた通りですけれども、この数字についての率直な大臣の御感想をお願い致します。
大臣)
まだまだ私は、対前年度比と、こういうことで見ますと、傾向は上がってまいりましたけれど、やっぱりまだまだ経済の状況等々考えますと就職にまだ未定の方がおられるということでありますから、私としては先ほど申し上げましたように、よりきめ細かいバックアップ体制を取るということ、さらには文科省だけではなくて、先ほど申し上げましたようにハローワークと、こういうこともありますので、厚労を含めた関係省庁と十分に連携をしながら意思決定をしてまいりたいと、かように思っています。
記者)
放射線モニタリングの関係なんですけれども、昨日文科省が福島県内の9箇所で事故直後からずっと行ってきた放射線量の調査を、測定を取り止めると発表したんですけれども、その後調査今でも新聞各紙に載っていまして、住民にとっても重要な指標になっているんですけれども、こうした取り止めについて大臣のお考えがあればお願いします。
大臣)
報道では取り止めるという、この報道出てまいりましたけれども、私これは昨年の3月発災以降直後ぐらいに取付けられた累計線量計だと思います。したがって、ただ、ものによってはですね、緊急で取付けたものですから、きれいにきちっと取付けているかどうかっていうことはあるんですが、今日までのやっぱり累積の線量計ですから、そのことの情報の持つ重要性の意味と、今多面的に500数箇所モニタリングポストを作っておりますから、その部分の必要性と十分かみ合わせて、即取り止めると、こういうことではなくて、その両面で、より住民にとっての安心・安全、こういうことの観点から考えたいと思いますが、少し新聞の報道で取り止めと、こういうふうになっておりますが、先ほど申し上げましたように積算をしていくことのデータの重要性と今多面的にやっぱり県民の皆さんの安心・安全のためにというこの両面でどういうふうにクロストークをさせながら設置を今後もしていくかということを検討を今していただいているところでございます。ですから、取り止めという結論にはまだ決めておりません。
記者)
その線量計をまだ取付けていくというお考えですか。
大臣)
必要であれば取付けていきたいと。取付けていくことの必要性が、やっぱり積算ですから、私は累計データが出てくるわけですから、新たなものを作ればその時点のものしか出てきませんので、その辺の整合性をしっかり取れて、やれるものであれば、あまりにも簡易型にしてあるものですから、きちっと簡易じゃなくてきちっと設置場所を決めて付けられる新しいものを545だったと思いますが、それとの整合性をしっかりデータ上取ってやれれば私は良いと思いますから、即取り止めるという活動には導いておりません。
記者)
昨日、大阪で放課後に学童保育に向かっている女の子が事故にあったんですが、なかなかその事故を完全になくすのは難しいと言われている状況の中で、以前からの取組状況を改善されるよう周知徹底されていますが、今後のスケジュール感とか改めてありましたらお出してください。
大臣)
極めて残念であります。たびたび子どもの通学路における事故が発生している、こういうことは私にとりましては極めて遺憾でございます。したがって、今原因状況は把握しておりますが、改めて昨日、担当副大臣に関係省庁、警察、国土、私共含めて副大臣級の打ち合わせをして、しっかりこれらの起こってきている問題を詰めてほしいと、特に再発防止に向けての対応をスピーディーにやってもらいたいということで、昨日私共の省内の三役会議で副大臣に指示をいたしたところでございます。これも、この事故が起こるたびに私は極めて残念なことだなと、何としてもやっぱり子どもを守っていくという立場で関係機関に要請をしてまいりたいと、こういうふうに思っています。
(了)
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