平成24年4月27日(金曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、その他
平成24年4月27日(金曜日)に行われた、平野博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。
平成24年4月27日平野博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
大臣)
私の方から2点ございます。昨日、取りまとめを致しました平成24年度大学入試センター試験に関する検証委員会の報告についてでございます。文科省の検証委員会におきまして、検証結果が取りまとめられました。その概要について、私の方に報告を受けました。外部有識者7名による委員の方々には非常に短期間でございましたけれども、報告書を取りまとめをいただきまして、私の方からお礼を申し上げたところでございます。その報告の主なポイントは何点かございますが、かいつまんで申し上げますと、まず第1点は、大学及び試験監督者に対する周知の方法を改善をしていただくと、こういうことが1点。2点目は、試験監督者用マニュアルの記載をもう少し精査をして、専門的用語をしっかり見直して分かりやすくせよと、こういうことでございます。3点目は、2分冊となっておりました、地理歴史、公民の問題冊子の入れ替えの見直しをすべきであると、これが3点目。4点目は、大学入試とセンターと各大学における連携体制の改善と、こういうことについての大きくは四つの項目にわたる改善策を提言をいただくということでございます。大学入試センター及び参加大学においてはこの検証結果を踏まえ、大学進学を希望する高校生等が安心して大学入試センター試験を受けられるように、必要な改善で万全を期すように、それぞれのセンター並びに大学に期待をいたしているところでございます。センターの理事長に対しましては、昨日文科省にお越しをいただき、私の方から検証結果を踏まえた改善策に早急に取組を強く要請を致しまして、今後このようなことのないよう厳しく指導を致しているところでございます。また、高等教育局長以下の担当職員に対しましても、大学入試センター及び大学関係者に対して適切に指導助言を行う等々を含めて再発防止に万全を期すよう、厳しく指導したところでございます。私の方からまず1点がこの件でございます。
2点目は、本日閣議決定をされました「学校安全推進に関する計画」についてでございます。本日の閣議で、「学校安全の推進に関する計画」を決定を致しました。この計画は学校保健安全法に基づき、各学校における安全にかかる取組を総合的かつ効果的に推進をすると、こういうことで国が策定を致すものでございます。この計画の中では、児童・生徒の安全を脅かす事件、事故、東日本の大震災をはじめとする災害の教訓を踏まえながら生活安全・交通安全・防災教育を含めた災害安全をより強化をすると、こういう観点から、平成28年度までの5か年間を計画期間として教育の充実、いわゆる安全教育に関する充実、地域社会、家庭との連携を図った学校安全の推進を具体的に盛り込んでいるものでございます。この計画とも連携を致すわけでありますが、この度の亀岡市で登校中の児童等が死傷するという痛ましい事故も発生を致しておりますし、つい先ほども千葉市内でございましたか、事故が発生をしていると。こういうことを考えますと、私どもは学校の通学路の状況や、今後の通学路の安全確保に向けた取組の検討状況、これを早急に私は現状の実体を報告をいただくと、こういうふうに思っておりまして、それを踏まえて5月の下旬に各都道府県の指定都市、教育委員会の学校安全等の担当者を集めた連絡協議会の場におきましても、これらの問題をしっかりと要請をすると共に、意見交換をしながらそれぞれの地域に持ち帰っていただいて、その取組に資していただきたいと、こういうことを5月の下旬にやる予定でございます。またこれは、文科省・教育委員会等々だけの問題ではかないませんものですから、警察庁含めた、あるいは道路管理者等々含めた関係大臣に対して協力を私自身も今日の閣僚懇でも要請をしてきたところでございますし、また近々行われます、全国市長会、都道府県の教育長会議等々の機会を捉まえて、私自身も通学路の安全確保に向けて取組の協力要請をしてまいりたいと、こういうふうに思っております。文科省としても学校安全の推進には今後とも全力を上げて取り組んでいく決意でございます。以上、私の方から2点申し上げます。
記者)
昨日、東京地裁で小沢一郎元民主党代表に無罪判決が言い渡されました。党員資格停止処分を解除すべきかどうか、消費増税関連法案の審議への影響があるかどうかも含めてお考えをお願い致します。
大臣)
これは、私、文部科学大臣としてのコメントは差し控えたいと思っています。政治家個人としては、判決が無罪であったということは大変喜ばしいことだと思っています。
記者)
センター試験の検証結果がまとまって、中長期的な課題も提起されましたけれども、もっと入試制度全体を見ていくというふうに考えてほしいということでしたけれど、文科省としての検討のスケジュール感みたいなものと、あと、どういったところが大臣ポイントになると思われるか御所見をお願いします。
大臣)
もちろん今回の報告書の取りまとめの大きなスケルトンは、一つはなぜああいう事案が起こったのかということに対する理由の徹底分析、さらに加えて再発を防止するためにはどうあるべきかということ、さらに今後の展望をどうするかと、この三つの大きな所に立っています。したがいまして入試センターサイドでかなりの御議論いただきました。また、総合報告を受けましたが、文科省としてもこの入試制度の在り方についてはどうなのかということも踏まえながら議論を進めてきたところでございます。したがいまして今の御指摘は今後の入試の在り方、これはやっぱり中長期で真剣に考えないといけないということと同時に、慎重にも考えていかなければいけないということでございます。その一つの切り口としてはやっぱり大学改革、こういう視点、さらには秋入学等々のそういうふうな改革の一つの大きな部分が出てまいっております。さらには高・大の関係の問題もあるわけでございますから、そういうところをいろんな角度から見つめながら入試制度の在り方についても慎重に煮詰めていくと、こういうことでございます。したがって、どれだけの期間かと、こういうことについてはかなりの時間を私は要すると思っております。いずれにしましても、私は受験をする学生にとっておかしなことにならないような、そういうミスとかそういうことについては絶対にあっちゃいけないと思っていますので、そういうミスを犯さないようにする仕組みと、加えてもう一つは中長期的に大学入試の在り方と、こういうものは切り分けて考えていかなければならないと、こういうふうに思っております。
記者)
京都府亀岡市の事故で、教頭が加害者の親に対して携帯番号を教えたという事案がありました。これどのように大臣報告を聞いていらっしゃるかと、それについての御所見を御願いします。
大臣)
まだ正式には報告を受けておりませんが、そういう報道があり、そういうことがあったというふうにお聞きをしました。もし、今回の案件で警察の方から情報が漏れたというふうに私は一義的に聞いておりましたが、そういう今御指摘のお話もありました。事実であるならば私は極めて遺憾なことだと思いますし、大変御遺族の皆様に気持ちを察し致します。したがって、文科省としてそういう教頭さんがと、こういうことでありますので、事実を今確認中でございます。
記者)
これに関して、個人情報というのは非常に厳格に今管理をされているべきものであって、しかも携帯電話が経験の浅い教師ではなくって教頭先生が、だから結構問題かなと思うんですが、その辺り何か周知徹底をするとか、何かしら指導といいますか。
大臣)
事実確認をまずするという、こういうことです。その確認の上で適切に対応しないといけない、こう思っています。
記者)
昨夜のですね、亀岡市の会見等においてはですね、私共の紙面にもありますが、一報でも警察から漏れたという話ですが、それは結局はその教頭先生の側から伝わった話について、警察から聞いたというふうに言った方が良いと、そのように要は報じられていることにも関わらず、学校サイドの方では何もその点について事実関係を自ら公表することはなかった、という状況なんですが、これについて何か。聞いてらっしゃらないことではあるんですけど。
大臣)
ですからそういうことがあるのかどうか分かりませんが、そういう事実関係をしっかり把握して、きちんと対応したいと思っております。
(了)
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