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奥村展三文部科学副大臣記者会見録(平成24年3月21日)

平成24年3月21日(水曜日)
科学技術・学術、スポーツ、その他

奥村展三文部科学副大臣記者会見映像版

平成24年3月21日(水曜日)に行われた、奥村文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

平成24年3月21日奥村展三文部科学副大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

奥村展三文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
 どうも御苦労様でございます。
 一昨日、青森県におきまして、国際核融合エネルギー研究センターへ行きまして、幅広いアプローチ、BAの活動に関する、御案内のとおり、スーパーコンピュータの運用開始式が行われました。それに参加をさせていただいてきました。と同時に、雪が降っておったんですが、日本原子力研究開発機構のむつ科学技術館の視察もさせていただきました。
 そこで、エネルギー研究センターでは、今回の式典が行われたこのスーパーコンピュータの本格的な運用をはじめとする、日欧の協力によるBA活動の着実な進捗を見せていただいてきたところでございます。今後ともあのコンピュータを基に、すぐれた成果が生み出されるように、しっかりと我が文科省としても取り組んで参りたいと思ったところでございます。
 そのスーパーコンピュータの名前は「六ちゃん」という名前のようでございます。命名をした生徒が来ておりましたが、「一生の思い出です。」ということも彼女は言っておりました。
 それから、むつの科学技術館でございますが、これは御案内のとおり、むつの中の原子炉を取り出して、そのむつを作ったときのいろんないきさつもあり、いろんな流れもあるというようなこともございまして、いろんな中施設を見学をさせていただいたわけでありますが、やっぱり地元としては大変むつの科学館を活用して、児童生徒が訪れて、いろんなことに認識を持ち、また普通のPR館ではないというように市長さんもおっしゃっておりましたが、そういうように幅広く利用されているようですし、青森県はもとより、他の県からも相当訪れていただいておるということでもございました。
 そうしたお話を聞かせていただいたわけでありますが、御案内のとおり、この夏に向けまして、民主党の行革の調査会等でいろいろと御意見も賜っておりますので、検討する中で、実際に見せてもらってきたわけですから、特有のそこの事情も勘案しながら、また議論をしていきたいというように思っております。今後またほかにも、9つのうちいろいろあるわけですから、9カ所ある中でいろいろとまた今後議論をしていきたいというように思っているところでございます。
 こちらからは以上です。

記者)
 今朝の閣議後の会見で、枝野経産大臣が東電側の値上げに対して、説明が十分に行われていないと厳しく批判をされました。先日紛争審では中間指針の二次追補も決まりまして、今後ますます東電の対応が問われることとなると思いますけれども、副大臣、これまでと今後も含めた東電の対応について、御所見があればお願いいたします。

副大臣)
 まず、以前にも申し上げたと思いますが、非常に東電の態度といいますか、今回の原子力事故のこの対応にしましても、そして値上げが簡単に言葉になって幹部から出てくる、この国民感情といいますか、消費者の立場からすると、非常に不満というか、不信な状況です。ですから、私は副社長さん、おいでいただいたときにも、やはり謙虚な気持ちで対応してほしいと、いろいろ会社の事情もあるだろうけれども、本当に被災を受けられた方々や、あるいはまた今避難されている方々の立場に立った対応、そしてそうした行動をしてほしいということを申し上げました。
 なお、その後、先日も申し上げましたように、平野大臣の下に社長もおいでをいただきましたが、メモを取るだけで、本当に平野大臣と目を合わせて真剣な話を大臣がやっておられるのに、メモばかり取って、膝の上でやっているような雰囲気で、何かそこにピントが外れているかなという雰囲気が私は感じておりました。
 私も小さな経営者でありますけれども、やはり企業の長として、いろんなことが起きたときには、しっかりとそれに対応して、心からやはりそれに対する謙虚な気持ちでやっていくというのは、私は当たり前の姿だと思うんです。それができない。そして、特に私なんかですと、関西にいる、地元なんですが、関西でもああした東電の対応というのは、画面に映る、その画面を見た人だけでも怒りを感じると、頭が高いと、何でやというようなことが私の地元なんかでも出てくる。
 やはりそういう思いをすると、今朝はどういうあれがあったか分かりませんが、枝野大臣がおっしゃっていることで、こんなときに本当に値上げというようなことが口に出せるか。もっとやはり今の政治と一緒に同じように、隗(かい)から始めよで、身を削って、汗を出して、血を出して、みんながやはりそれならやむを得ないなと言われるところまで議論もし、そしてその体制を整えていくというのが、私はやっぱり今の東電には一番大事だと思いますが、そこの点をはっきりとした上で、今後対応してほしいと思いますし、そしてまた今お話しのように、紛争審査会も昨年の4月からいろいろ御苦労をいただいて、我が国におきましては歴史上見ない損害賠償の問題に取り組んでいただいたわけでございます。大変これは社会的に大きな関心もある一方、いろんな困難がある中で、しっかりと審議を私は重ねていただいたというように思います。そうしたことを能見会長を中心に、本当に心底それぞれの立場に立って、公正で、中立で、そして迅速にという思いを持って、いろいろとお考えいただき、見識を持って英断をいただいたものだと思って、私は最後のときに審議委員の皆様方に心からお礼を申し上げたところでございます。
 やはり今後またこうしたいろんな解決センターが今後はいろいろなことを進めていくわけですから、和解の仲介をしっかり、そうした枠組みの中で活用しながら、我々としても、国として、文部科学省としての対応として取り組んでいきたいというように思っているところであります。

記者)
 副大臣、もう1点お伺いします。今日、春の選抜高校野球が開幕しました。開会式には大臣も出席されたようですけれども、副大臣は以前監督という立場で甲子園の土を踏まれているかと思いますが、被災地からも4校出場しているということで、球児にエールがあればお願いいたします。

副大臣)
 今言っていただきましたように、私にとりましては選抜大会というのは最高の思い出の大会であります。今から44年前の同じこの3月に、生徒を引き連れて、若干23歳で甲子園の監督をさせていただきました。そんな思いで、今日ちょうど開会式から時間があればよかったんですが、朝から部門会議だとか、大臣が始球式をなされているときにはちょうど車で移動中でしたので、全然そのところが見られなかったので、非常に残念なんですが、大臣もしっかり御挨拶をされたと思います。そしてまた、事務所の方で聞いたんですが、石巻工業のキャプテンが堂々とすばらしい宣誓をなされたということで、やはり被災を受けられた地元で、いろんな思いを持ちながら、こうして出場されて、東北からの代表として頑張っていただきたいし、そしてまたそうした思いを、しっかり皆さんの声援を受け止めて、これからのまた復興に自ら頑張っていただきたいというように思います。
 私はいずれにしても、何かにつけてもやはり自らに厳しく、チャレンジ精神を持って頑張るというのが、今の高校野球だけじゃなくて、あらゆる分野でそういうような思いをしているところですから、この大会が成功裏に進行いたしますことを期待をいたしたいと思います。

記者)
 先ほど少し言及もありました、原子力の損害賠償のこと、後もう1点はむつの科学館のことでちょっと教えていただきたいんですが、一つ目、賠償なんですけれども、先日中間指針の追補というのが出て、帰還困難区域の方に一括で600万円を一人当たりお支払いするというような内容だったんですけれども、これが一方で福島の方の地元の被災者の方たちの間では、これで手切れ金であるのかとか、あるいはちょっと金額的にこれでは他の地域で生活を再建するのに厳しいというような反応がいろいろ聞こえてくるんですけれども、これ、ただ副大臣も能見会長がおっしゃったのを聞いていらっしゃると思うんですが、逸失利益という、失ったものを補填するというのが賠償の基本的な考え方があるので、ある程度限界があるんだということなんでしょうが、そうするとこれで副大臣のお考えを聞かせていただきたいんですけれども、賠償という考え方で被災者の方たちに補える部分には限界があるということで、じゃあそれ以上、被災者の方の生活を再建するというところまで持っていくために、文科省としてはどんなことができるのかというのが、ちょっと何か考えがありましたらお聞かせいただきたいんですが。

副大臣)
 確かに被災を受けられた方々の立場にすれば、今おっしゃったとおり、ある意味での限度といいますか、その幅というのはなかなか難しいと思うんです。ですから、やっぱりそういう流れの中でいろんな分野でこう考えていただいた、中立・公正に考えていただいたと思うんです。ですから、今おっしゃったように600万が適当なのか、あるいはまたそれじゃなくて、もう少し多い方がいいとか、いろいろあると思うんです。しかし、一つの言葉がどうかいいか分かりませんが、目安といいますか、何もないことではなかなかできないと思いますから、その点を会長をはじめ、審議委員の皆様に非常に御苦労いただいたと思います。
 ですから、やっぱりあの中でも5年だとか、あるいはその5年を外そうとか、いろんな議論をしていただいたんですが、やっぱりそれは今後のことも考えれば、一応今のところこういう形で進めていって、そして後は先ほど言いました紛争解決センターの方でいろいろと進めていただくというようなことも、やっぱりそれぞれのまた立場というか、各々やっぱりあれが違いますから、全体の中ではそういう600万とか、そういう数字が出ましたけれども、まだほかにもいろんな問題が出てくると思いますね。財物の話だとかいろんな問題がありますから、それはそれなりの、やっぱりまた提案というか、それを解決できるように話をしていただかないと、私はそれが適当かどうかというのは、ある程度大きな枠の中でものを見なければやむを得ないというので、ああいうふうに結論を出していただいたと思いますし、我々文科省としては、先ほども言いましたように紛争解決センターの方でいろいろなことを聞いていただいて、そしてできるだけ早く被災者の方々のために解決ができるようにお手伝いをさせていただくというのが我々の立場だというように思っております。ですから、それはそれなりの、ある意味では避難費用だとか、あるいは精神的被害だとか、いろんなことが今まで言われてきましたね。ですから、そういうような問題をどういう尺度でやるかということで、非常に審議委員の先生方も苦労していただいたと、私はそう思って感じてお聞きしてたんですけどね。

記者)
 恐らく、これは私が直接聞いたわけではないので分からないですけれども、被災者の方たちの気持ちとしては、自分たちが原発事故で生活の場であったりとか、生計を失われた、台無しにされたという、それを賠償という形で何とか元どおりに戻るようにしてほしいというのがあるんだと。ただ一方で、賠償というのは、元どおりの生活に戻すのに必ずしも十分かというと、そうじゃないんですよというのが、恐らく関係されている審査会の先生とかの考えだと思うんです。そうすると、何かで被災者の方たちが考えていらっしゃるのに足りない部分を補ってあげる形が必要だと思うんですけれども、それというのはどういう形が考えられるんでしょうか。

副大臣)
 まず一つは就労的な問題がありますね。お仕事をされなければ収入が出てこない、そして農業をやられる方、あるいはまた個人企業、事業をされる方、あるいはまた会社を興してやられる方、いろんな立場があると思うんです。ですからそういうときに、今は生活の、自分の、今おっしゃったような範囲の中で、賠償としていただかれたとしても、やはり今度事業をしていこうとか、あるいは生活設計のために進めていこうといったときには資金も要りますね。ですから、そういうようなものもしっかりと確保ができるように、最低限というか、生活ができるベースを今作ってもらっていますけれども、今度いろんな仕事をしたり、いろいろなことをする場合には、それをどういうようにしていくかということも、紛争解決センターだとか、あるいはまた銀行、金融機関とお話をしていただいたり、商工会とお話をしていただいたり、いろいろとその点は、またそれなりの手当は、国としてしっかりバックアップするということを言っているわけですから、そのところはまたそのような方向づけを、それぞれがお立場でやっていただければいいのではないかなというふうに思います。

記者)
 もう1点、後の方の、むつの視察の件で、科学技術館の方に行かれたということなんですが、さっきおっしゃっていたように、今年の夏に向けて展示の内容を見直して、スリム化するというふうなことが原子力機構の方で言われていますけれども、特に原子力の推進色の強いような展示を見直すという、中心にということだそうなんですが、奥村副大臣の目から御覧になって、何かこれはちょっと見直した方がいいんじゃないかなというのがもしあったのでしたら、お聞かせいただきたいんですが。

副大臣)
 むつへ行って、むつの科学館でそう感じたわけではなしに、先ほど言いました9カ所ありますね、そのうちのいろんなところの核の利用状況だとか、あるいはそうした、なぜそこにそれができたのかとか、いろんな経過がありますね、だからそこをしっかり見極めて進めていくのと、展示そのものも、今申し上げたように、むつの科学館の原子炉を取り外して、わざわざそこへ設置をしたわけですね。そうしたらあれを閉館してしまうということになれば、あの原子炉をどこへ持っていくんですかと、どういうふうに処理するんですかということも出てきますね。ですから、やはりそれをある意味で、原子力を逆に言えば推進するというのじゃなくて、こういうこともあったと、結果として、いろんな今言われているようなこともあったと。だから、そういうことの教訓を一つ勉強することの材料にもなりますし、そしてまた今後、今の進めていくエネルギーという問題に対しての、一つの分野でこういうことがあったんだと、船にこのような原子炉を乗せて、コンパクトにやって、そして進めたということもある。だから、今おっしゃったけれども、私も行って、これをどこに持っていくんですかと、どうしてくれるんですかと言われたときに困るなと思っていたんですけれども、その話は出なくて、できるだけ利用をたくさんするように努力をして、いろんな体験学習なんかに利用させていただくということを市長さんはおっしゃっていましたので、また我々は帰ってそのことを申し上げるというように言ってきました。

(了)

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