平成24年3月14日(水曜日)
教育、スポーツ
平成24年3月14日(水曜日)に行われた、奥村文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。
平成24年3月14日奥村展三文部科学副大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)
副大臣)
ありません。はい。
記者)
武道の必修化についてですけれども、柔道に関して文科省は先週末、手引き書を配布したり、安全管理が整うまで授業を開始しないようにといった通知を出されまして、不安の声は以前からある中で、直前のこの時期にこういうような通知というのは、現場では困惑の声もあるかと思いますけれども、副大臣のお考えをお聞かせください。
副大臣)
ありがとうございます。御指摘をいただきましたように、これは平成20年から学習指導要領によって、3年間、実は教育委員会、学校等で武道の必修化を見据えて対応をしてきていただいたところでございます。
今回の通知につきましては、そういうような経過を踏まえて、その対応をしていただくように、特に生徒の安全確保という観点から出させていただいたところでございます。
施設整備、そしてまた指導者、そしてまたその指導計画等をしっかり作り上げていかなければなりません。そのことについて、特にあってはならない事故等について、万全を期して、事故が起きないように進めていくということで、その対応をするために、思いを持って通知を出したところでございます。
今御質問にありましたように、私もこれはずっと言い続けてきているんですが、やっぱり外部指導者ですね、この人といかにコミュニケーションを作るか、そして、ある地域によっては全然指導者がおられない。そして学校だけで、単独で走り出すというところもあるんですが、それはあってはならないし、しっかりとした教師そのもの、教諭そのものが体得してやっていかなければなりませんので、そういう問題については、やはりもちろん都道府県の教育委員会のところにお世話になるわけですが、特に身近な市町村の教育委員会のところで、外部の指導者の掌握をしっかりしていただいて、そして、ある意味では、柔道にしても剣道にしても相撲にしても有段者がおられるわけなんですが、その有段者の方は指導に行ってやろうと思っても、なかなかお声がかからなかったら、協会の方にお話ししていますけれども、なかなかかからないとか、何人かの人がずっと指導の指名がかかるとか、いろんなアンバランスが生まれてくるおそれがあると思うんです。
ですから、そこはやはり今申し上げたように、指導者としての位置づけをしっかりさせる。僕はできることなら市町村の、滋賀県なら滋賀県、都道府県を例にとって言えば、その都道府県で指導者名簿というか、一つそのことをしっかり協会なり連盟なんかと連携を取って確立をしていく。そして市町村でいろんな指導者と連携を取って、指導もしてもらい、先生の指導もしてもらい、生徒と一緒にやっていただくというようなことを積み重ねていく必要があるということです。
ですから、今御質問があったわけなんですけれども、御案内のとおり、中学校のあれは全部で105時間、体育の授業時間があるわけですね。そのうちの本当に武道をやろうとすると十数時間なんですよ。6科目ぐらいに分かれていますから、いろんな保健だとか、そういう実技をやる場合、あるいは体育理論の項目だとかいろんなことになりますと、実際に武道で講師でやっていただこうと思えば、今申し上げたような時間数しかありません。
ですから、しっかりとした、そこの中で積み重ねて、初年度ですから、24年度は、特にそこに注意を払って見切り発車をしないように、そこのことを思って通知を出したというように御理解いただければいいと思います。
記者)
先般、大阪府で式典最中に君が代を歌っているかどうかということについて、教員の口元を見てチェックをしていたという事案がございました。この事案について受け止めを伺いたいのですけれども。
副大臣)
御案内のとおり、大阪府、大阪市、条例等でいろいろと国旗・国歌の問題については今まで話題にもなってきましたし、それをしっかり教育現場でやるようにという、特に橋下現市長の思い入れがあったと思います。それは基本的には、私はある意味では正しいと思います。
しかしながら、何もかもにチェックをかけてですよ、やるということが本当にいいのかどうか。やっぱり人権というもの、そして教師としてしっかりいろいろと自分の思いを持ってやっておられるわけですから、あまりにも何か悪い人を探すようなことばかりに集中してしまうというか、そういうことは本当に教育現場の中でいいかな、ある意味では、これは表現がいいか分かりません。これは私の個人的な考えですが、いじめをやっているような、「あいつは悪いぞ」というようなことをずっと言い続けて、そこで何かがあったらそれをつぶしてしまうというような、そういうやり方が本当にいいのかなと、特に教育の現場の中で。しかし、守るべきことはしっかり人間として守って、教師として守っていただくことは当然です。しかし、一方で、そういうようなことを現実にやられているというようなことが報道されてましたが、ちょっと残念やなというふうに思ってます。
(了)
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