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平野博文文部科学大臣記者会見録(平成24年2月17日)

平成24年2月17日(金曜日)
科学技術・学術、その他

平野博文文部科学大臣記者会見映像版

平成24年2月17日(金曜日)に行われた、平野博文文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成24年2月17日平野博文文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

平野博文文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 おはようございます。

記者)
 文科省の放射線審議会についてお伺いしたいと思います。
 厚生労働省のまとめた放射性セシウムの新しい基準値に対して、了承の答申とする一方で、複数の注文や意見を示しております。これについてお考えをよろしくお願いします。

大臣)
 昨日、放射線審議会におきまして、厚生労働省の食品中の放射性物質の基準値に関わる答申が出されたと、こういうことの中身だというふうに承知いたしております。そういう中で、基準値に対しては差し障りがないということで、妥当であるということの答申が出されたと。それに従いまして、意見としての部分がございます。特にこの放射線防護措置の目的ということでいきますと、国際的な考え方に基づいて意見を出されたと私は思っておりまして、特に経済的及び社会的な要因を配慮して、合理的に達成でき得る限り被ばく線量を低くしていくという国際的な考え方というのがバックグラウンドにあって、その上での答申だと、こういうふうに思っております。したがいまして、このことを受けて厚生労働省としては適切に設定をし、運営をされると、こういうふうに私は理解をいたしておりますので、放射線審議会の結論は結論として、私としては了とする立場にはありませんが、見守っておるということでございます。

記者)
 関連してなんですけれども、厚生労働省が実施した意見公募について、東北大の中村名誉教授が学会の関係者に、厚労省案に対して反対を要請するとも受け取れるメールを送信していたことが分かったんですけれども、中村さんは文科省で放射線教育の副読本の作成委員会の委員長を務めているんですけれども、こういった行動は教材の公正・中立性の信頼を揺るがしかねない行為だと思うんですけれども、そのあたり大臣はどうお考えになるかということと、もう一点、教材をこのまま使い続けるのか、あと、今回の事実関係について、文科省として何か調べるお考えがあるのかどうか。

大臣)
 事実関係については、報道で私は今月の3日に知りました。そういう中で、これは中村先生が専門家の一人としてそういうことを発信したと、こういうことでありまして、放射線審議会の中におきましての議論には何の影響もない、公平な審議が私は行われているというふうに理解をいたしますし、放射線審議会はオープンそのものでありますから、別にそこで意図的な云々ということもありませんし、全く公正に審議会としては行われておりますし、メール問題、そういう話があったということは承知しましたが、これは一専門家としての考え方でやっておられることだというふうに私は思っております。

記者)
 副読本との関係はどうですか。

大臣)
 だからそういう意味では、副読本の云々については、別にこのことでどうのこうのする考え方はございません。

記者)
 関連なんですけれども、先ほどのメール問題で、前の審議会の会長、現職ではないんですけれども、そういうパブコメに意見を要請するようなことがあったことについて、大臣の受け止めと、今後文科省として何らかの対応を検討されているかをお願いします。

大臣)
 これはどういうふうに影響されたかどうかというよりも、先ほど申し上げましたように、その分野での専門家としての行動ですから、何ら私はこの行為については問題はないと。このことがもし放射線審議会に影響を与えているとしたら、私は問題だと思っていますが、そういう事実もないということですから、そういう認識をいたしております。したがって、こういうメールがどういう状態になったかという、報道で知りましたから、事実関係は調べました。その上で今、私が申し上げたことでございます。

記者)
 中村先生は文科省の放射線分布マップ検討会の主査も務めていますけれども、今後何か処遇を検討されたりはありますでしょうか。

大臣)
 まだそのことについては考えておりません。したがって、先ほど言いましたように、何らかのところに影響を及ぼすというふうには、私は現時点では考えておりません。専門家としては高い見識を持った方だと、こういうふうには思っておりますが。

記者)
 関連の質問なんですけれども、今、平野大臣は、専門家としては高い見識をお持ちで、基本的には問題ないというお話なんですけれども、普通の人の感覚から見ると、自分の意見をパブコメに載せるのは全く問題ないと思うんですけれども、関係する研究者の皆さんにパブコメで意見を、働きかけを求めるというのは、何となく違和感があるんですけれども、そういう行動についてはどのように。

大臣)
 ですから、もしそういうことで何か大きな影響を及ぼすことがあるとしたら、ゆがめられると思いますから、そういう懸念はありましたから、事実かどうか、どういう状態でやっているのかという調べは私はいたしました、文科省としては。ただ、私もよく分かるところでありますが、通常ああいう学会なんかの仲間内にはいろいろな情報が行き交いしますから、その一連の行為の範疇(はんちゅう)かなと、こういうふうに私は思いましたから、特段これをもってけしからんとか、けしかるとか、現放射線審議会のメンバーでもありませんし、あれば私は当然公正な審議会がゆがめられるということで考えますが、そういう方でもないと、退いておられると、こういうことですから、先ほど申し上げたような判断をいたしたと、こういうことです。

記者)
 退任していらっしゃるので、今、丹羽先生に代わっていらっしゃるので問題ないと。

大臣)
 そうです。もし現職の方であれば、これは私は問題にしなければいけないと、こういうふうに思っていますが。

記者)
 消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革が閣議決定されましたけれども、これに関する大臣の受け止めをお願いします。

大臣)
 もともと素案を含めて与野党協議ということでありましたが、素案をもってしようということでありましたが、なかなか野党の皆さん方との協議が整っていかないということですから、大綱にして改めてこれからも協議の中に要請すると、こういうことですから、私は特段、今日閣議決定いたしましたけれども、それについてどうのこうのと言う立場にありません。早く進めなければ、法案化も含めて、時間軸が遅れるということでしょうし、もともと野党の皆さん方のお声を聞いていますと、具体的に出さないと意味がないじゃないかとか、そんな御議論もあるようですから、政府としてはそういう判断で閣議決定をしたと、こういうふうに理解をいたしております。

記者)
 福井県の「もんじゅ」で、ナトリウムが漏れてないかを監視する検出器が停止したという案件があったんですが、これは大臣のところにどのように報告が入っていまして、それについて大臣はどのように受け止めていらっしゃるかを。

大臣)
 私は昨日承知をいたしました。それで、極めて遺憾だと、こういうトラブルが起こるということは、こういうことで、二度とこういうことが起こらないように原因究明と、これをしなさいということと同時に、4時間ぐらいその状況が把握できなかったということについても、今のルールでいきますと、それは別にそのルールから外れているということではありませんが、私としてはこういう問題が起こってくること自身が問題であるということで、再発防止・原因究明、これをしっかりやるようにと、こういうことを申し上げておきました。それが今日新聞に出たということであります。たしか昨日の朝でしたか、昨日の夕方でしたか。

文科省)
 午後です。

大臣)
 午後でしたか。昨日知りました。

記者)
 昨日の午後にそういった報告が上がってきて、それに対してすぐに大臣がそういった形で指示をしたと。

大臣)
 はい。

(了)

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大臣官房総務課広報室