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森ゆうこ文部科学副大臣記者会見録(平成23年9月29日)

平成23年9月29日(木曜日)
教育、科学技術・学術、その他

森ゆうこ文部科学副大臣記者会見映像版

平成23年9月29日(木曜日)に行われた、森文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

平成23年9月29日森ゆうこ文部科学副大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

森ゆうこ文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
 皆さんお疲れ様です。
 まず、私の方から、公立義務教育諸学校の学級規模及び教職員配置の適正化に関する検討会議の中間取りまとめについて御報告を申し上げます。
 昨日、主査から提出を受けたところでございます。公立小・中学校の少人数学級の推進や教職員定数の改善に関しまして、本年6月から有識者会議を設置をして、今後の方針を検討していただいて参りましたけれども、昨日、有識者会議の木村主査から中間取りまとめの提出を受けたところであります。
 大変熱心に御議論をいただきまして、本当に精力的に御議論をいただきまして、昨日、御報告をいただいたわけでございますけれども、その中間取りまとめでは、少人数学級の効果について、学習行動や不登校の改善につながった事例や本年4月の小学校1年生への35人以下学級導入について、教員や保護者に行ったアンケートの結果を分析し、少人数学級が効果を発揮するプロセスなどを整理していただきました。
 こうした少人数学級の効果を踏まえまして、小学校第2学年の35人以下学級の実施や中学校における経済的困難を抱える生徒などへの学習支援、東日本大震災への対応のための加配措置の充実等、速やかに取り組むべき方策についても御提言をいただきました。
 文部科学省といたしましては、昨日いただいた中間取りまとめの内容につきまして、来年度概算要求に着実に盛り込むとともに、要求内容が実現に至るよう、政府としての検討、予算編成作業にもしっかり対応して参りたいと考えております。
 木村主査から今回の調査に当たっては、少人数学級によって、まず先生が非常に元気になったと、そして、木村主査はこういう調査をして本当に初めてなんだけれども、子どもたちから「学校が楽しい。」そういう回答を得たと。これは本当は学校が楽しいということは、基本のところだというふうに思うんですが、アンケート調査をして初めてそういう回答を得たという御報告をいただきまして、私としても、この少人数学級の効果について、非常にしっかりとした確信をいただいたというふうに思っておりますので、予算獲得に向けしっかり頑張って参りたいと思います。
 次にユネスコエコパークへの我が国からの推薦について御報告を申し上げます。
 ユネスコが実施するユネスコエコパーク事業に関して、日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会人間と生物圏計画分科会は、2012年のユネスコでの登録に向けて、宮崎県綾町一帯に広がる地域を我が国から推薦することを決定いたしました。
 綾地域においては、日本の照葉樹自然林が最大規模で残されているほか、官民5者、林野庁九州森林管理局、宮崎県、綾町、そして、公益財団法人日本自然保護協会、てるはの森の会、この官民5者が協定を結び、照葉樹林を厳正に保護するとともに、人工林を自然林に復元する活動を継続的かつ積極的に行っていること、加えて有機農業等との連携でのエコツーリズムを通じ、自然と人間の共存に配慮した地域振興策等を実施しております。
 今後の予定につきましては、本年9月末日までにユネスコへの推薦を行います。来年、2012年6月頃開催されます国際調整理事会で審査・決定がなされる予定であります。
 私の方から御報告申し上げるのは以上でございます。

記者)
 民主党の小沢一郎元代表の元秘書3人に対して、先日、東京地裁で有罪という判決が政治資金規正法違反について出ました。
 で、これに関連して小沢元代表に対して証人喚問を求める声が野党でも強まって上がっております。今回の判決に対する副大臣の受け止め方と小沢元代表が今後どういうふうな形で一連の問題に対する説明を果たしていかれるべきと思いになるか、お考えをお聞かせ願えますか。

副大臣)
 ここは文部科学省でございまして、私はただいま文部科学副大臣として記者会見をさせていただいているところでございますので、個別の判決がどうであったのかということについて、感想を申し上げるのは適切ではないというふうに考えております。
 しかし、一政治家として、国民の皆様から付託を受けた一人の政治家として申し上げたいことは、これは一般論としてでございますけれども、まず、我々の仕事というのは、国民の皆様の生命、財産、そして、人権、基本的人権を守る。この原則に立って仕事をする。そういうことを期待されてバッチを付けさせていただいている。その上で、ただいま文部科学副大臣としての職を与えられているというふうに思っております。
 私は何よりも、この基本的人権が尊重される。そういうことが必要であるというふうに思っております。
 また、何人もその刑が確定するまでは推定無罪、この推定無罪の原則、これは非常に重要なものであって犯されることがないというものに我々も全力を挙げるべきことでありますので、推定無罪の原則、これを国民みんなが守らなければならないというふうに思います。
 また、これも一般論でございますけれども、刑事司法におきましては、疑わしきは被告人の利益にという大原則があるということは、私が言うまでもないことであると思います。私はこれらのことが守られるべきであるというふうに思います。
 また、小沢元代表に対する説明責任という問題でございますけれども、申しわけございませんが、私は説明責任をおっしゃる方たちのその説明責任というものの言葉の意味について、常々意味が違うのではないか、どのような意味でおっしゃっているのかということを申し上げて参りました。
 来月、公判も控えておりますし、ここは皆さん冷静に見守っていただきたいというふうにお願いを申し上げておきたいと思います。

記者)
 少人数学級の関係で、今回、小学校2年生の分についてやられるということですけれども、OECDの研究ですとか、あるいは財務省なんかの研究でも、少人数学級と、例えば学力との相関というのが余りないんじゃないかというふうなことを言うような人もいるんですけれども、少人数学級は学力だけじゃなくて、いろいろ小1プロブレムだとか、きめ細かい指導、いろいろ利点があると思うんですが、副大臣自身は、少人数学級の先ほどおっしゃった効果について、学力との相関についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

副大臣)
 必ずしも、数値でもっていきなりそういう影響が確認できるというものでもないと思いますけれども、昨日いただいた中間取りまとめの中でも、教員によるきめ細やかな対応や学校と家庭との緊密な連携が可能となったという保護者の回答もございまして、子どもたちの学習意欲の向上やきめ細やかな指導にとって、少人数学級の導入の意義が大きいことが示されております。
 私も子どもを3人育てて参りましたけれども、やはりその学習効果を上げるためにまず重要なことは、きちんと授業を受ける。意欲的に学習に取り組む、そういう環境が整うということが何よりも重要であるというふうに考えておりますので、この御報告でもいただきましたけれども、そういう効果も表れ始めてきているというふうなこともございますので、必ずしも数値ですぐにはということはないかもしれませんけれども、そういう効果が表れているという報告もありますので、これをしっかりと進めていくことが必要であると考えています。

記者)
 学校給食の放射線検査のための機器の補助費用を第3次補正で要求されますけれども、検査の方法について、食材をサンプル検査するよりも、給食、調理されたものを直接検査した方が効果的なのではないかという声も一部で聞かれたんですけれども、今のこの段階で、副大臣、どのような形で進めるのが、こういった指摘も出ているときに。

副大臣)
 そうですね。既に幾つかの自治体で取り組みが始まっておりまして、食材を検査する方式、あるいは東大の早野先生からも御提案いただいておりますが、1食分を要するに食中毒なんかの検査のためというのもあって、フォローするためというともあって、1食分を冷凍保存したりするわけですよね。そういう事後チェック方式といいますか、1食分をミキサーにかけて、それを検査すると。そうすると、1食分当たりの放射性物質がどれだけ接種されたのかということがわかると。それを累積していって、子どもたちが内部被曝をどの程度受けているのか、その状況に応じて、何らかの対策を早急に講じるべきなのかどうか。そういうことがチェックできるので、非常にいい方法ではないかという御提案もいただいておりまして、私のところにも資料を頂戴いたしましたので、それは担当者に渡して検討するようにというふうに指示を出したところでございまして、あくまでも実施主体は、自治体でございます。
 ただ、前の記者会見のときにも質問あったかと思うんですけれども、こういう事業をスタートするに当たりまして、やはりこの内部被曝の問題について、もう一度こういろんな面で整理をする。その中でどういう方法がありますよということを例示したりとか、そういうことも入ってくると思いますので、もう少しここは検討を続けさせていただきたいというふうに思います。ほかに何かこういう方法があるということをお聞きですか。

記者)
 いや、早野先生の。

副大臣)
 ああ、そうですね。いろんな専門家の先生方、いろんな分野にわたって、とにかくこの子どもたちを放射能から守るという、健康を管理するということについて、いろんな御提案をいただいておりますので、新しいそういう御提案をどんどん検討させていただきたいと、そういう姿勢で取り組みたいと思っておりますし、私もまた様々な場所へ自分からも積極的に出かけて、そういう情報を収集していきたいというふうに思っております。

記者)
 今の件なんですけれども、機器を使ってどのように測るのか、給食の放射線量の測定方法とか、あるいは、その測定結果をどう解釈して、どういう対応を取るのかという、その2点については、文科省として何か示すつもりはあるんでしょうか。示すとしたらいつ頃までにそれを示すことをお考えでしょうか。

副大臣)
 まだ中で検討したわけではございませんが、私としては、当然、そういう事業を始めるからには、どうぞとやってくださいというだけではなく、ほかのこの6カ月間、文部科学省に対して、例えば、問題になりました20ミリシーベルト、要するに、校庭の使用基準を示してほしいでありますとか、当然そういうのは、なかなか各学校、あるいは各自治体で判断ができないものもありますし、恐らくそういう御要望も来るではないかというふうに思います。
 こういう問題について、様々な専門家の先生方から、御助言をいただいて、きちんと整理する必要があるというふうに思っております。方法についてもそうです。結局、こういう状況になった。要するに、これだけの大きな原発事故か起きて、日々新しい汚染の情報といいますか、より詳しいものが出てきております。
 本日は、先ほど皆さんも御存じだと思うんですが、木村真三博士から住民の皆さんが本当に200メートルメッシュだったと思うんですけれども、正確な機器を使って、先生の指導を受けながら、住民の皆さんが総動員で、自分たちで作った汚染マップというものができまして、それを頂戴いたしました。専門機関に限らず、そういうことが進んでいるわけですので、新しくわかった情報に基づいて、的確に、できるだけ迅速に対応ができるように日々検討し、決断すべきときには決断していかければならないというふうに思っておりますので、まだこのことについては詳しく省内で議論をいたしておりませんけれども、近いうちにそういう方向性を出していきたいというふうに思っています。

記者)
 先ほど御発言の中で、小沢元代表への説明責任という言葉の中で、言葉の意味について意味が違うみたいなことをおっしゃいましたけれども、副大臣はこの説明責任という言葉というのは、どういうものだというふうにお考えなんでしょうか。

副大臣)
 説明責任というのは、やはり我々は政策を決定したり、あるいは、予算を決定したり、それから、政治活動を一杯行うわけですから、様々なことについて、国民の皆さんに理解していただけるように、きちんと説明するという責任があるということだというふうに思っています。
 しかし、これは本当に、余り詳しいことは、この場であれこれ言わない方がいいと思いますけれども、そうですねえ、皆さんの使っていらっしゃる説明責任を果たせというのは、どういうことなんでしょうか。私は、常々疑問を感じております。
 つまり……止めておきます。これは説明責任果たしていないと言われるんでしょう。幾ら説明しても、説明責任を果たしていないとずっとおっしゃるんじゃないですか。
 それから、ないことをないと証明することは、悪魔の証明と言われておりますので、それ以上のことまで、とにかく説明を求められても、なかなか、これは誰であっても私は難しいのではないかと思います。
 この間の皆さんのいろんな報道につきましても、真偽様々なものがあったわけですね。私たちに説明責任があると同様に、報道関係の皆さんについても、やはりそういったものを検証し、やはり説明する責任も一方であるのではないかというふうに思っております。
 お互いに、それぞれの立場でしっかりと責任を果たすことが私は重要であるというふうに思います。

記者)
 そういう言葉の意味において、小沢元代表は説明責任を果たしているというふうにお考えでしょうか。

副大臣)
 そのことについては申し上げません。個別には。
 先ほど申し上げたとおり、来月公判もスタートするわけですので、皆さんに冷静に見守っていただきたいというふうに思います。

(了)

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