ここからサイトの主なメニューです

笹木竜三文部科学副大臣記者会見録(平成23年6月15日)

平成23年6月15日(水曜日)
科学技術・学術、その他

笹木竜三文部科学副大臣記者会見映像版

平成23年6月15日(水曜日)に行われた、笹木文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

平成23年6月15日笹木竜三文部科学副大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

笹木竜三文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
 私の方からは、今日は1点だけで、電子型ニュートリノの出現状況の発見について、この1点です。
 素粒子の一種であるニュートリノ、茨城県の東海村、震災の後にも結構被災をしているもんですから、被害を受けているもんですから、J-PARC(大強度陽子加速器施設)に視察に行きましたが、そこから295キロメートル離れた岐阜県の神岡町、スーパーカミオカンデに向けて打ち込んだ、これ、平成22年1月から本年3月の震災までに行ったその両者間での実験で、世界で始めて電子ニュートリノの出現状況の兆候を発見することに成功したということが発表されました。かなりの、これは画期的な成果ということで、ただ、これは被災前にやった実験のデータを解析した結果、それが得られたということですが、今後、J-PARC(大強度陽子加速器施設)の早急の復旧、こうしたことも急がれる、そういうふうに、今、感じております。
 私からはその1点で、あとは皆さんから御質問を受けたいと思います。

記者)
 惑星探査機「はやぶさ」ですけれども、昨年6月13日の帰還から1年がたちました。現在、宇宙開発委員会の推進部会で最終評価が出される見込みと聞いておりますけれども、国民の関心も高い「はやぶさ2」について、副大臣のビジョンをお示しください。

副大臣)
 それは、「はやぶさ」帰還を受けての何度かここで御質問を受けたときにもお話ししましたが、当然、「はやぶさ2」というのはやっていくべきだと思っています。いろいろな御意見があるとは思いますが、これは国民的な評価からも、そして世界の評価からも、オンリー・ワンだし、ナンバー・ワンとも言えると思うんで、これは確実にやっていくべきだと思っています。
 併せて、時々聞かれるんですが、その6月中ですか、いろいろ議論が続いていると思いますが。準天頂衛星とか、いろんな議論もあるのでついでにお話ししますが、そうしたことも、例えば測位衛星とかということで前向きに取り組んでいくべきだと私なんかも我々も思っていますが、それは利用者側の、例えば防衛省とか国交省とかも含めて、予算をちゃんと今までよりも出して体制を作るべきだと思っています。そういうことが必要だから、今までの宇宙にかかわる研究開発とか、その他のものを削るということ、そういうふうになるのを極力避けなければいけないとそういうふうに思っています。「はやぶさ」についても、もちろんそうだと思っています。

記者)
 副大臣、昨日、総合科学技術会議の第4期科学技術基本計画の見直しのパブコメが発表されたんですけれども、それについての出来栄えを含めて、御感想を伺いたいのですけれども。

副大臣)
 リスクコミュニケーションの重視ということと、震災、あるいは防災、災害に対する体制の強化ということを強調されているわけですが、実は遅れていた「科学技術白書」、これは7月に閣議決定の予定で、各省との調整が、ほぼ終わりつつある今状態なんですが、これは3月までの分を白書にしたということで、そこにはあまり反映はされていません。ただ、このリスクコミュニケーションの強化と防災対策の必要性というのは、そこでも訴えはしております。
 今後は、やっぱり今、既存の原発をすぐすべてやめるということは、総理大臣も誰も決定していないわけで、そうであれば、今、目先の問題としては、今ある原発について更なる安全性の厳重な確認と、世界最高水準の安全性を追求するということが必要なのと、再生可能エネルギーとか新エネルギー、これをちゃんと、その言ってみれば商品化していくというか、実用化していくという、こうしたことも含めてやっていくこと、これを文部科学省も今まで以上に力を入れてやっていかないといけないと。そんなことも含めて、今後はいろんな研究活動とか、エネルギーにかかわる、環境にかかわる活動についての更に新しいことも含めてやっていく見直しは必要だと思っています。ただ、今の段階ではまだ具体的なことを、これは対策本部なんかも含めて環境・エネルギー本部ですか、ここでの議論も踏まえて、全体的な設計については見直しの作業を行っていくということだと思っています。
 ですから、今の時点ではこの二つのところを、科学技術基本計画なんかも含めて活かしていくということなのかなと思いますが、しかし、委員の皆さんがどこまで、更にその先のステップも含めていろんな議論をされていくかということは、まだこちらは分かりません。されていくんであれば、それはそれでいいことだと思っていますが。

記者)
 基本計画の第4期科学技術基本計画のパブコメに関しての出来栄えっていいますかは、副大臣の印象とか御感想はいかがでしょうか。

副大臣)
 別に悪いとは思いませんが、委員の皆さんも、個人的にかかわってこられた方とかを聞いても、更にいろんなことを新しいことも含めて、意欲を持っている方々がたくさんおられると思うんで、そうしたことを更に活かしていけたらいいなと思います。今後ですが。
 先ほど、ちょっと質問にもなかったんで。6月14日、昨日ですが、火曜日総理の指示というのが出ていますが、幾つか出されているわけで、特に緊急を要するものに対応する経費に対応するということを言われている中で、この文科省関係でいうと、原子力損害賠償法の項目も挙がっているわけです。機構の法案は、文科省ということだけじゃないですが。
 当然ですが、今、東電の仮払いが始まっていますが、これが順調に進むように、今よりもスピードアップすべきだと思っていますが、そうしたことを考えたら、この賠償法案にのっとった経費、すべてかどうかは別ですが、こうしたものも早く予算化がされるべきだと私も思っています。これは、総理のこの指示にあるとおりだと思うんで、そうしたことはこの国会で必ずやるべきだと、これは個人的に感想として、ここでお伝えしたいと思います。それが決まらずにこのまま国会を休むという選択は、あり得ないと思っていますが。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成23年06月 --