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髙木義明文部科学大臣記者会見録(平成23年6月10日)

平成23年6月10日(金曜日)
教育、科学技術・学術、その他

髙木義明文部科学大臣記者会見映像版

平成23年6月10日(金曜日)に行われた、髙木義明文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成23年6月10日髙木義明文部科学大臣記者会見※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

髙木義明文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 おはようございます。こちらからは特にございません。どうぞ。

記者)
 おはようございます。明日で東日本大震災から3カ月を迎えます。被災地の児童・生徒や教育をめぐる現状として、何が一番の課題であると認識されていますでしょうか、大臣の御所見をお伺いさせてください。

大臣)
 3カ月を迎えますけれども、この間、とりわけ学校現場の混乱の中から、それぞれに大変な協力、またそれぞれの支援を受けながら県や市町村、そして学校現場、また教職員の皆さん方が、正に被災という現実の中で、子どもたちの教育をいかにして環境を回復するかという、そういう思いの中で取り組んでこられたことに心から敬意を表したいと思います。なお、当然にして、この災害で犠牲になられた多くの児童・生徒、学生の皆さん、また御家族の皆さん方には改めて心から御冥福をお祈りしますとともに、今なお不自由な中で希望を抱いて頑張っておる皆さん方には、さらに我々は強力な支援をしていかなきゃならぬと思っております。
 1つは、学校現場の復旧・復興。まだまだちりぢりばらばらで級友と離れて学習を余儀なくされておる多くの方々もおられますので、できるだけ早く学校の施設の改修も含めて、これは昨日の国会でも議論でありましたけれども、まだまだ本格着工はされていない状況にございます。特に、給食施設の早期の復旧というのも求められております。そういう意味では、子どもたちの学習環境の回復・改善、そして同時に先生方も大変な状況になっておりますから、先日国会で法案審議いたしましたけれども、加配措置を含めた柔軟な措置、これについてもさらにフォローしていかなきゃならぬと思っています。もちろん、同時に心のケアというのが重要でございまして、これからは正にまた、このフォローもしっかりしていかなきゃならぬと思っております。同時に、原子力発電所の災害で、特に福島県内の学校における放射線の影響ということに大きな不安もありますので、不安解消のために土壌の改良、あるいはまたその他のでき得る限りの対策を講じて、できるだけ線量の低減に努めていきたいと思っております。
 なお、これは文部科学省としての大きな役割でありますが、これからもさらに全国的なモニタリング体制の充実についても取り組んでいかなきゃならぬと思っております。まだまだ課題はたくさんございますけれども、今回の災害の教訓と反省はしっかり検証されるでしょうし、またしなければなりません。同時に日々、子どもたちが安心の中で勉強ができる、また就学支援の経済的な急変によって困難となった、そういう方々に対しても最大限の支援をしていかなければなりませんし、またフォローしてまいりたいと思っております。

記者)
 続きまして、IAEAに対する政府の原発事故報告書ですけれども、この中でSPEEDIについて一定の仮定を設け、避難行動の参考等として本来活用すべきであった、また計算結果については当初段階から公開すべきであったと指摘しております。こうした指摘について、どのように受け止めておりますでしょうか。

大臣)
 この報告書は、福島原発の事故に関して、我が国の取組を内外に伝えていく重要なものです。これまで得られた事実関係を基に、事故評価から得られた教訓を取りまとめておりまして、正に私たちはこの報告書は非常に重要であろうと思っております。
 初めての原子力災害、発電所の災害と言いながらも想定できなかったことなどもございます。しかし、やはりこれをしっかり生かさなきゃならぬと思っておりまして、環境モニタリングの強化、あるいはSPEEDIの活用のあり方、また安全規制体制の強化、こういったことが挙げられておりますので、我々としてはしっかりこれを受け止めて今後にいかす、さらなる検討を進めていきたいと、このように思っております。

記者)
 同じくSPEEDIの件ですけれども、昨日の原子力安全委員会で放射線モニタリングデータの評価は安全委員が行うことになっていたが、文科省の指示で行われたSPEEDIの計算結果には関与していないと委員が反論しております。公開責任は文科省側にあったのか、原子力安全委員会側にあったのか、どちらにあるとお考えでしょうか。

大臣)
 これは、政府全体としてしっかり今から事故調査検証委員会、ここで議論されることだと思っております。今ここに至って責任がどうかこうかということも重要でございますが、それはそれとしてしっかり提唱していかなきゃならぬと思っております。同時に、いわゆる事故の収束、これに全力を挙げて、一日も早い収束を目指すべきだと思っております。

記者)
 続きまして、モニタリングの評価ですけれども、昨日の安全委員会で班目委員長が住民の避難がいつ解除できるのか役に立てるのが目的で、どういう場所に注意しなければならないか分かるようなやり方に変えていかないといけないと述べております。モニタリングについて、計測場所ですとか、やり方について見直す考えがあるか、お考えをお示しください。

大臣)
 そうですね。これまでのモニタリングについて、さらに強化をしていくという方向は、我々としては持っております。また、いわゆる県内も含めて、県外でもいわゆる放射線量の高いスポットが出ておりますので、こういうところについてはさらなる取組が必要であろうと思っております。

記者)
 宇宙飛行士の古川さんが既にソユーズに搭乗ですけれども、ソユーズがISSにドッキングして本格的なミッションに入る、5カ月半のミッションに入るということですけれども、改めて今回のミッションに期待するところを教えていただければ。

大臣)
 そうですね。古川さんがドッキングに成功したということは非常に喜ばしいことだと思っております。やはり厳しい緊張感の中で一つ一つをクリアされて、今回ドッキング成功ということになります。これからも無事に帰還をするまでしっかり安全にはお祈りをしたいと思っておりますし、その中で、古川さんも言っておられますように、正に医療現場の専門家といたしまして、宇宙空間におけるいろいろなまた実験等が行われる予定になっておりますので、いわゆる生命医学等々、再生医療についても非常に大きな貢献ができるのではないかと思っておりまして、しっかり活躍されることを期待をしております。

記者)
 最近、東日本大震災ですとか、あと政局の混乱が起きていますが、暗いニュースが日本中多いんですけれども、こういう中で古川さんのニュースは。

大臣)
 そうですね。明るいニュースとして、これは僕らも大きな希望を抱けることになっております。古川さんという日本人が世界の中でこのような活躍をしておられることは我々国民としても誇りでございまして、国としても最大限の支援をしていかなきゃならぬと思っております。

記者)
 大臣、政局の関係ですが、野田財務大臣ですとか、鹿野さんですとか、いろいろ名前が挙がっておりますが、具体名でなくても構わないんですけれども、次の代表にどういう方が望ましいでしょうか。

大臣)
 非常に難しいお尋ねでありますが、菅総理が昨日の国会でも責任は果たしていきたいと、一定の目処という話もございますが。そんなに、私は常識的な時期に御判断されるものだと思っておりますし、そういう総理大臣の判断が最終的に出される前に次の人は誰がいいかというのは、当然にそういう政治の世界ですから議論としてはあるんでしょうけれども、私の立場からはこれは菅内閣の一員として、政府の責任者の1人として、今与えられた、また当面、私の目の前にある諸課題についてしっかり取り組むことが私の務めであろうと、このように考えております。

記者)
 大臣としては、代表選出馬は行わないんですか。

大臣)
 いやいや、そういうことは全く想定しておりません。

記者)
 総理は、昨日の国会答弁でも8月を念頭に置いた政権運営といったものを掲げておりましたけれども、8月の時期というのに関して、党内ではそうした議論というのも紛争していますけれども、大臣は、その辺、6月から8月までの間でどういうふうな時期が望ましいと考えていますか。

大臣)
 そのことも含めて総理大臣の決断を私は待ちたいと思いますし、それは正に常識的な時期だろうと思っております。

記者)
 二次補正までは菅総理の下で行うべきであるというふうにお考えでしょうか。

大臣)
 それも私としては何とも言えません。菅総理がどのようなことを、もちろん、先日言われましたように、3月12日から新たな宿命といいますか、課題に遭遇したわけですから、これはやはりある程度の目処をつけていくまではそこから逃げることはできないという使命感というものは持っておられると思っております。ただ、このような状況になった中で、やはりその点については総理も心の中ではいろいろな思いを巡らせておると思いますし、それは正に常識的な判断が下されるのではないかと思っておりますので、具体的に二次補正がどうだとか、あるいは法案がどうだとか、あるいはまた仮設住宅がどうだとか、がれきがどうだとか、こういうことが私として全くそういう意味では個人的にはいろいろあるんですけれども、かかって総理の進退問題ですから、そこは非常に慎重になって当然ではないかと思っております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成23年06月 --