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髙木義明文部科学大臣記者会見録(平成23年3月8日)

平成23年3月8日(火曜日)
9時13分~9時39分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術、スポーツ、その他

髙木義明文部科学大臣記者会見映像版

平成23年3月8日(火曜日)に行われた、髙木義明文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

髙木義明文部科学大臣記者会見(平成23年3月8日):文部科学省(※YouTube文部科学省チャンネルへリンク)

髙木義明文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
今日は、こちらの方から一点だけ申し上げますけれども、いわゆる今、菅内閣、政府においても、これまで高速鉄道とか、エネルギー関係では原子力発電所とか、あるいは水処理問題とか、いわゆるパッケージインフラというので海外展開のプロジェクトチームを作りながら取り組んで参りましたが、今般三菱電機より、同社がトルコの通信衛星の事業者、トゥルクサット社というところから、通信放送衛星の製造の受注を成功したと、こういう報告を受けました。これについてはですね、JAXAの研究開発によって培われた我が国の宇宙技術の水準の高さが示されたものだと思っておりまして、大変喜ばしいことだと、このように思っております。昨年の12月8日にトルコの運輸通信大臣が訪日された折にも、私から宇宙分野についての技術協力、人材育成面での協力等の提案をいたしました。海外展開に向けて政府全体で取り組んでおるという強い方針の中で、こういった政府のトップ外交に取り組んできたことの一つとして今回の受注につながったと、このように思っております。こういう官民挙げた取組がですね、いわゆる新しい成長戦略の中で、我が国の技術が世界の皆様方にも貢献できるように、これからも我が国はもとより、海外展開にも一層の力を込めて取り組んでいきたいと思い、まずは報告を申し上げます。こちらからは以上です。

 

記者)
幹事から3点伺います。まず1点はですね、週末に前原外務大臣が、在日外国人の方から献金を受けていたという関係で辞任をされました。これについての受け止めをお伺いしたいのが、まず一つです。それと続けて、朝鮮学校の無償化の件なんですけども、先日、朝鮮学校の方で卒業式がありまして、3年生が適用を受けないまま卒業しましたけれども、今の政府内での検討状況はどうなっているのかと。あと最後は、日本漢字能力検定協会の池坊理事長が、週末に解任されるということになりまして、池坊さんの方は法的措置で対抗するというふうにお考えを示されています。所管官庁としての、文科省としての対応がどうなっているのか伺います。この3点をお願いします。

 

大臣)
まず、前原前外務大臣になりますか、辞任をいたしました。今、後任について、総理の方で検討されておる模様でありますけれども、去る3月4日の参議院の予算委員会の中で、外国人から献金を受けたと、こういうことについて、本人として全体像を検証して、後に態度を明確にしたいと、そういう趣旨の答弁をしておりましたが、御本人としては、自らが、この際身を引くことによって責任を取ろうと、こういう判断をされたものだと思っておりまして、私は、有能な、特にまた若手と言っていいんでしょうか、そういう閣僚が一人お辞めになることについては大変残念に思っておりますが、前原さんの、御本人の決断でしょうから、これはこれとして受け止めざるを得ないと、このように思っております。2点目の、朝鮮学校の卒業式が週末に行われまして、6日に行われた朝鮮学校の卒業式で、卒業生から年度内の無償化適用を求める声があったと、こういう報道を聞いております。現時点ではですね、再開の時期についてですね、今答える状況にありません。また、事務の効率化について、年度内に審査手続きが可能かどうかということについてもですね、今後、手続きを再開するという時点で判断することになります。今のところはこのような情勢でございまして、特に明確な答えをする状況にはないということだけは申し上げておきたいと思っております。それから、3つ目の日本漢字能力検定協会の理事長が交代をしたということでございまして、3月5日の土曜日に、臨時理事会で理事長を池坊さんから高坂さんに交代する決議を行ったという一報はあっております。しかしまだ、その詳細な説明は受けておりません。なお、この問題についてはですね、これは法人内部の人事の問題でありまして、第一義的には、それぞれの当該の法人が自己統治の中で行われることが基本でございますから、私どもとしては、まずは、取り立てて意見を述べることは差し控えさせていただきたいと、このように思っております。高坂さんに交代するという決議が行われたと、こういうことについて一報を受けましたが、具体的な詳細については受けておりません。

 

記者)
大臣、大学入試の問題でお伺いしたいんですが、今日から中期日程の試験が始まりました。この後かと思うんですけど、改めてですね、大学側に、中期日程が始まったということで、何を期待するかということについて。

 

大臣)
これについてはですね、私どもとしては、京都大学においての問題が取り上げておられましたけれど、京都大学においてもですね、入試については非常に重要な事柄でありますから、これまでもですね、適切に対応してきたものと聞いております。今回の事案についてはですね、今、警察の捜査が進んでおりますので、当面はその捜査を見守っていきたいと、このように思っております。したがって、このことについては、まだ詳しく判断する状況ではありませんが、いずれにしてもですね、中期、後期、こういった日程が迫っておりますのでですね、それぞれの大学において、それぞれ有効な対応策を検討していただいて、万全の体制で受験者が安心をして試験を受けられる、そういう環境作りに努めていただきたいと、このように私としては考えております。

 

記者)
関連で、各大学、いろいろ対応まちまちですが、受験生の携帯電話を袋に入れさせるとか、それぞれの対応です。そうした大学側のこれまでの対応を、どういうふうに評価していらっしゃいますか。

 

大臣)
それぞれですね、工夫をされておるようでございますので、これは功を奏すといいますか、つながっていくことを私は期待をしております。

 

記者)
漢字検定協会の件ですが、今後、文科省として何か説明を求めていくと、そういう形になるんでしょうか。

 

大臣)
いや、正に人事の問題ですから、そういうことは考えておりません。これはもう、人事の問題ですからですね、特に民間の法人においては、内部の自律的な決議によって行われることが基本でございますから、私どもがこれについてむやみに立ち入ることはいかがなものかと思っております。そういう考えはありません。

 

記者)
何がいかがなものかと。

 

大臣)
この人事の決定について、今のところ、我々がどうのこうのと言うことではないんだと思っております。

 

記者)
大臣、今お伺いして驚いているんですけれども、漢字能力検定協会は2009年にですね、利益相反のことが大きく取り上げられて以来、前大臣の川端大臣はですね、こうした社会的に影響力のある法人についてはきっちり指導していくと。特に、漢検とか英検についてはだと思います。その後、去年理事長が交代して、また任期半ばで今回、池坊さんが解任されるという事態がありましたけども、その前には大臣と鈴木副大臣に対して公開質問状というですね、著作権についての質問状などが出ていたはずです。これは法人からではなくて、第三者を名乗る人たちからですけれども。そうした法人内のですね、その後の処理といいますか、まだ安定していない状況がずっと続いていることは文部科学省も把握していて、今回の高坂節三新理事長、前原誠司東京後援会の会長でもいらっしゃる方は、板東局長に対して説明にも事前に来られているはずですので、その報告が大臣に上がっていないということなんでしょうか。

 

大臣)
まだ、法人から詳細な説明は受けておりませんけれどと先ほど申し上げましたけれども、今回の理事長の交代の経緯についてはですね、近日中に担当部署において、漢字検定協会から詳細な説明を受ける予定となっております。先ほどのお尋ねではですね、人事の内容について私は申し上げたわけでありまして、理事長交代の経緯については、近々説明を受けるということになっております。この説明を聞いた上で、我々としてはそれぞれまた判断することもあるのではないかと思います。

 

記者)
高坂理事長が文科省に来るわけですね。

 

大臣)
理事長が来るという、具体的なことまでは聞いておりませんが、協会からは何らかの報告があるということです。

 

記者)
報告を受けた上で、その人事が妥当であったか判断をすると、そういうことなんでしょうか。判断する立場にあるということなんでしょうか。

 

大臣)
だから、私どもとしましてはですね、やっぱりそれぞれのルールに基づいて運営が行われるところでありまして、この運営について我々がどうのこうのということはですね、意見を申し上げる場合がありますが、その個々の人事をですね、まずは直接我々が立ち入るものではないと思っております。いずれにしても、結果について近日中に報告があると思っておりますので、これをしっかり見てみたいと思います。

 

記者)
高校無償化の関係で伺いたいんですけども、朝鮮学校の高校無償化の関係で、年度をまたいでの支給が可能かどうかという検討状況について伺いたいんですけれども。

 

大臣)
これについてもですね、今、先ほど申し上げましたように、今そういう状況にありませんので、そういう審査の開始というのが決まってから、我々としては具体的に考えていきたいと思いますが、今のところ検討しておりません。

 

記者)
それは、4月以降になってでも、審査開始が決まったら、来年度に入って、2010年度分の支給が可能かどうかを検討をするということでしょうか。

 

大臣)
その点も含めて、今のところはこういう状況ですから、しっかりとしたことは差し控えたいと思っております。検討しておりません。

 

記者)
無償化ですけれども、年度内の審査の手続き再開というのは、今のところ目途(めど)としては立っているんでしょうか。それとも全く状況的には今までと変わりないというお考えでしょうか。

 

大臣)
今のところは、目途(めど)としては全く立っていないということです。

 

記者)
そうすると審査手続きそのものが再開するということが、年度を超えるという可能性もあるんでしょうか。年度を超えた場合、審査手続きは再開できるんでしょうか。

 

大臣)
これはですね、今の状況ですから、今後そういう状況が変化するのかということを見守った上で検討したいと思いますから、今ここで、今の時点、今日の時点では、その辺については考えておりません。検討しておりません。その事態に至ったときに、それは当然判断することになろうと思います。

 

記者)
大臣、前原さんの辞任に関してなんですけれども、この前原さんの、主要閣僚の辞任によってですね、菅政権に対する逆風といいますか、ダメージが非常に大きいと思いますけれども、大臣は今回の辞任劇をどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

 

大臣)
これも先ほどお話しがございましたが、主要閣僚といわれておりますが、前原さんの辞任は極めて私としても残念なことでございます。後は後任が、立派な方がなさされると思っておりますが、今は官房長官が兼務をされておりますが、当面した、課せられた使命の中で、しっかり力を合わせて頑張っていくことが最善ではないかと思っております。前原さんは前原さんで、自らのその決断については、これはこれで政治家としての、ある意味では私は潔さではないかと思っております。

 

記者)
ちなみにその関連なんですけれども、あえてお伺いしたいんですけれども、大臣としては、御自身の受けている献金の中でそういった方、在日なり外国人の方がいらっしゃるかどうかというのを、改めて検討されるか、調査されるお考えというのはございますか。

 

大臣)
私はそういうことはないと思いますし、特に調べる必要もないのではないかと思っております。

 

記者)
大臣、先ほど主要閣僚という表現を使われましたけど、主要閣僚だった前原さんが辞任したこと、政権への影響というのはどういうふうに。

 

大臣)
主要閣僚というのは、私自身は使った覚えはないんですけど、報道では主要閣僚というのが度々出てきますから、私はそれを引用させていただいただけでありますが、政権への影響については無いように、菅総理のリーダーシップを発揮していただいて、とにかく一日一日最善を尽くすという、そういう心境で皆が力を合わせて頑張っていく以外にないのではないかというように思っております。それが菅内閣としての、大切な歩むべき道ではないかと思っております。

 

記者)
今日の閣僚懇で、その辺の話というのは言及があったんでしょうか。

 

大臣)
いや、ありません。

 

記者)
すみません、その関連で、今、専業主婦の年金切り替え忘れの問題で、野党からは細川厚労相の辞任を求める声も出ていますけれども、これに関してはどういうふうに思われますか。

 

大臣)
細川大臣もですね、率直にしっかり仕事をされております。それはそれで、私としては最善の努力をしておると、このように思っておりますが、野党がいろいろ言っておるのは報道でもよく聞きますけれども、細川さんは細川大臣としての信念に基づいて責務を果たしていただきたいと、私から言えるのはそういうところでございます。

 

記者)
細川大臣の辞任を求めるとか、あと野党は総理自身への問責決議案とかも検討しているんですけど、いろいろ前原大臣から続く中で、政権運営が厳しくなっているという認識というのは、大臣はどう感じていらっしゃいますか。

 

大臣)
元々、ねじれ国会で予想されたことであります。それぞれ知恵を凝らしてやっておるわけでありますが、それぞれ相手のあることでありますから、なかなか思うようにいかない、そういう現状は現状として受け止めざるを得ません。ただしかし、ひるむことなくですね、誠意を持って、当面は編成をした予算、まず関連法案、厳しい状況でありますけれども、これについてもですね、国民の生活に混乱のないような点について妥協を求めて、最善の協議に努めるべきだと、また皆が力を合わせてそういうことをすべきだと、このように思っております。

 

記者)
大臣すみません。間もなく統一地方選が始まりますけれども、前原さんの問題とか、細川大臣の問題がですね、かなり民主党にとって逆風の要素になるんじゃないかと思うんですけれども、統一選についてはどのような影響が考えられますでしょうか。

 

大臣)
厳しい状況は、私としても認識をしております。そういう中ではありますが、やはり地方政治と国の政治、政治としては共通する部分がたくさんございますけれども、やはり一番身近なところの地方の政治でありますから、日頃の、日常の有権者の皆さん方の声を地道に吸い上げて、あるいは接触した、その成果が問われるものだと思っております。したがって、俗にいう中央の風とか、あるいは支持率とか、そういうことは気になるのは山々でありますけれども、それを越えてですね、しっかり自らの、いわゆる候補者におかれてはですね、自らの政治信念を訴えていかれれば、私は道は開けると、このように思っております。

 

記者)
大臣、無償化にちょっと戻るんですけども、まだ年度内支給というのは可能だとお考えでしょうか。

 

大臣)
それも、検討はしておりませんが、日増しに3月の31日というのは迫っておりますから、そういう気持ちは、意識はですね、常に頭の中にはあります。

 

記者)
それは厳しくなっているという御認識は、御認識ということで。

 

大臣)
だからぎりぎりまで、我々は努力をするということです。ただ、今の今日の時点でですね、いつ再開をするのかどうかということについては、今のところは答えられる状況にはないということです。

 

記者)
直近でその問題について総理と話し合われたのはいつ頃でしょうか。

 

大臣)
最近はこの点についてはですね、お話しをしておりませんので、今明確に記憶はありませんけれども。総理としても、国会でもそういう議論が、予算委員会等で出ておりますので、意識は十分にしておられると思っております。

 

記者)
大臣、相撲で一点伺いたいんですけど、横綱審議委員会の委員長が、夏場所については是非やるべきだという意見を言っていらっしゃるんですが、大臣御自身としては今の時点で、夏場所の開催についてお考えのことはありますか。

 

大臣)
私としてはそれはですね、夏場所についてまでは、今考えておりませんがですね、先日の国会の中でも与野党から、やはり相撲ファン側の気持ちが率直に述べられておりまして、何としても開催をしてほしいという意見も耳にしておりますし、ファンの立場になるとですね、そういうことだろうと思っております。ただやっぱり国民的な理解を得られるようにですね、したがって早急な実態の解明を急いでいただきたいし、例の過去の不祥事の検証の中での、いわゆるガバナンス改革ということも並行してですね、しっかりやって、それを国民の前にしっかり明らかにした上でと思っておりますので、いずれにしてもですね、今の調査が的確に進められるように、私としては望んでおります。

 

 

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成23年03月 --