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髙木義明文部科学大臣記者会見録(平成23年2月8日)

平成23年2月8日(火曜日)
8時49~9時10分
文部科学省 記者会見室
教育、スポーツ、その他

髙木義明文部科学大臣記者会見映像版

平成23年2月8日(火曜日)に行われた、髙木義明文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

髙木義明文部科学大臣記者会見(平成23年2月8日):文部科学省(※YouTube文部科学省チャンネルへリンク)

髙木義明文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
今日は、先ほど閣議がありまして、閣議の中で文化芸術の振興に関する基本的な方針、第三次基本方針でありますが、これが閣議決定をされました。これは先週、1月31日の文化審議会答申を踏まえたものでありまして、いわゆる文化芸術立国を目指して、6つの重点戦略を推進をするという内容でございます。これが今日閣議決定されましたので、これからこれに基づいて平成23年度の予算案の早期成立、そして昨年臨時国会から継続となっております美術品の国家補償法案、こういったことについても、その成立に努めて参りたいと思っております。私からはまずは以上です。

 

記者)
まず、閣議・閣僚懇で、大相撲ですとか朝鮮学校とか、そういった先ほどの文化芸術関係以外の話というのは出てますでしょうか。

 

大臣)
出ておりません。

 

記者)
それでは、大相撲についてお伺いしたいんですが、昨日、放駒理事長は大臣との会談で、調査に時間がかかっている理由として、携帯電話の機種を変えたり、壊したりした事例があるという説明をしたということですが、それについての大臣の受け止めを、まずお伺いできますでしょうか。

 

大臣)
昨日の理事長の話を聞いてですね、やはりこの事態、正にすべてのうみを出し尽くすと、こういう責任感が伝わってまいりました。したがって、早く事態の報告をしたいということで昨日来たわけですが、いわゆる調査委員会の中で、少なくとも1ヶ月か2ヶ月ぐらいはやっぱりかかるという、いわゆる調査が長引くということを受けまして、3月場所も中止を決めたと。そういうことでしたので、長引く理由の中に、諸々の事例が紹介されたんじゃないかと思っております。いずれにいたしましても、それぞれの関係者については、調査に堂々と答えていって、これは相撲界全体のことでありますから、早期の調査・全容解明の調査が進むことを私は望んでおります。

 

記者)
もう一点、理事長とお話しされて、その調査への決意は感じたということですけど、今回の問題について、いわゆる危機感が協会内で共有されているというふうにお考えでしょうか。

 

大臣)
そうですね。6日の理事会、一部には春場所をするべきだという意見も出てくるんじゃないかと、一部にこういうふうなことも流れておりましたけれども、ただしかし、理事会もある意味ではそういう議論もなくて終わったということになりますとですね、やっぱり協会としてもかなりの危機感を抱いておると、私はそういうふうに受け取りました。

 

記者)
大臣、一部報道でですね、文部科学省が外部の理事長も検討していった方がいいんじゃないかということが出てますけれども、その点について、どうお考えでしょうか。

 

大臣)
全くそういうことは考えてもないし、ましてや言ったことはもちろんありませんしですね、そういう記事が、見出しがあるということ自体、私としては驚いています。やっぱり今はまだそんなことをですね、どうのこうの言うような段階じゃありませんし、私たちとしては、協会が一体となって全容の解明をする時期ですから、全くそんなことは私としては考えてもないし、またそんなことが出るはずがないと思っております。

 

記者)
すみません。その外部理事長というのは、文科省が主導で決めれるものなんでしょうか。それとも、基本的には大相撲の人が。

 

大臣)
それは、そんなことは決められません。やはり一つの組織であり、法人ですから。その法人の自主性・自律性、これはもう尊重されるべきで、外部がああしろこうしろという話ではないと思っています。

 

記者)
でも大臣、去年の野球賭博の時はですね、文部科学省は確かに外部からのですね、理事長候補が挙げられるのかどうかを検討していましたし、その時は確か評議員になる資格が必要だったということで、それは実現はしなかったというだけじゃないでしょうか。ですから手続き的にはですね、検討していることがあっても、おかしくはないですよね。

 

大臣)
私はそういうことは考えておりませんし、考えられませんし、その前例の時はですね、どういういきさつかは、よく私は承知しておりません。

 

記者)
携帯電話を壊したりですね、そういうことが調査の早い解明、全容の解明につながっていない一つの原因だということを、今示されたということですけども、やはりそういうことがあるとですね、やっぱり協会を挙げて、そのうみを出し切ろうという態度が示されていないというふうにですね、国民の多くはとらえてしまうと思うんですが、改めてそういうことをしている者がいるとしたら、大臣にとってはどういうふうにサジェスチョンというか、一言注文を付けるとしたら、どのようなことをおっしゃりたいですか。

 

大臣)
だからやっぱりどなたもですね、相撲を志して、そして相撲界の発展のためにですね、仕事をされてきたと思うんです。そういう意味で今相撲界が危機に立ち至っておるという状況の中で、やっぱり初心に返ってね、皆で協力をしてこういう事態を一日も早く乗り切って新しいスタートを切ると、こういう気持ちになってほしい。私はそれを特に強く申し上げたい。

 

記者)
大臣、すみません。協会の方はですね、調査が長引く見通しだということなんですけれども、なかなかその調査が進まないと、解明が一向に進まないという場合にですね、そういうときの改善命令は選択肢に入ってくるんでしょうか。

 

大臣)
そこまでまだ、そういう手続き的にはですね、改善命令というのもあるんですけれども、まだその段階ではないと思っておりまして、とにかくこれまでの経過も十分踏まえて、やっぱりスピード感を持ってやっていただきたいと思っております。昨日もちょっと会話の中でもですね、いわゆる調査委員会、メンバーを増やしてですね、やることも考えておるのかと、こういうふうに私の方からも尋ねましたが、メンバーはメンバーとしながらもですね、そのスタッフですね、そういうものは別途陣容的にも対応できるようにということで言っておりました。したがって、新たにその調査委員会を増やすとかそういうことではなくて、今のままでも迅速にできるような心構えを持たれておりました。

 

記者)
メンバーはそのままだけれども、スタッフは増やすということですか。

 

大臣)
今はもうスタッフは増やしておるということらしいですね。

 

記者)
増やしている。

 

大臣)
ええ。

 

記者)
大臣、それは今のスタッフだと、やっぱりこれだけの調査をするには不十分じゃないかという認識をお持ちということですか。

 

大臣)
いや。それは私は十分か不十分かというのは、特に私の認識ではありませんがですね、やっぱり大がかりな調査、あるいは早く本場所の開催も含めて考えるとですね、やっぱり早くしなきゃいけないでしょう。そういう思いがありましてですね、私の方から尋ねてみましたところ、そういうことでした。

 

記者)
大臣、一点ちょっと話変わるんですが、小沢さんの問題なんですけれど、岡田幹事長は小沢元代表の処分について、党員資格の停止の方向の処分で調整する考えですけども、一方で党内ではかなり慎重な意見もありますが、この問題、昨日、元秘書側は無罪を主張している中でのこの処分について、大臣のお考えをお聞かせください。

 

大臣)
これはですね、今もう裁判の場ですからですね、まああれやこれや言うことは適切ではないと思っております。あとは裁判の中で、それぞれの主張を交わして行くことになるだろうと思っております。特にそういうことで、ああだこうだというコメントはありませんが。

 

記者)
高校無償化ですけれども、昨日、朝鮮学校側が会見をしまして、改めて間に合わないのではないかという危機感を相当持っていて、早く再開してほしいというような話だったんですけれども、大臣としては先週回答されて、今も再開されていない状況ですけれども、いつ頃までに再開すれば、年度内支給というのが可能になるというお考えでしょうか。

 

大臣)
これは私どもとしましてはですね、昨年の11月5日の時点で、手続き基準も決めました。その時の思いはね、高校無償化の理念に添って、我が国で学業に励む高校生、意欲のある高校生に対しては支援をしていくという方針を受けて、進める基準も決めました。その思いは今でも変わっておりません。ただ、11月23日の思わぬ事態がございまして、総理の指示によってそういうことになっておりまして、その中でのいわゆる行政不服審査法に基づく異議申立ということに対する回答日が2月6日に迫っておりましたので、それについてやっぱりお答えすることが妥当だろうと思って、状況についてお答えをしたところです。その中で、現時点においては再開を見送るということにしておりました。今後も事態の推移を見守って、我々としては高校無償化の定着に向けて、これからも努めて参りたいと思っております。

 

記者)
大臣、相撲のことに戻るんですけれども、今この相撲を、今後もやっていけるかどうか、残していけるかどうかという、すごく重大な局面にあると思うんですね。その八百長の問題については、調査をしてもらって、全容を解明してもらうということになると思うんですけれども、その相撲が持っているスポーツという側面とか、文化という側面とか、すごくこう複雑なものというかですね、意味の大きいものだと思うんですけれど、それを今後残していくという意味で、大臣としてどんなことが必要だと思うか、文科省としてどんな対応が必要だと思うか、その辺のお気持ちを伺えますでしょうか。

 

大臣)
歴史もありですね、正に伝統もある相撲です。したがってそれだけにですね、古式ゆかしい日本の特徴あるスポーツ、そしてその醍醐味(だいごみ)というのは、正に正面からぶつかり合って、ある意味では非常に分かりやすいルール、土俵に出す、出すか出さないか、倒すか倒さないかと、しかもまったく丸腰というか、武器を持たないで、そういうですね、私は相撲の魅力は、これは世界的にもですね、私はいただいておると思っておりますので、そういうことからですね、体を鍛え心を磨く、心技体一体となって競い合うスポーツというのはですね、私は相撲もその一つであろうと思っておりまして、既に子どもたちもですね、全国でも相撲で体を鍛え、心を磨くということもあっておりまして、それでまた相撲取りになりたいという希望を持った人もおりますし、中学、高校、大学と、または実業団でもですね、そういうものがにぎわっておりますから、是非ですね、その一つの頂点というべき大相撲、これが早く立ち直っていただいて、国民に元気を取り戻していただくと、こういう意味ではですね、私たちも関係者の努力はもちろんでございますが、そのためには今回を一つの大きな区切りにして、出直しを図っていただく。そのためにはやっぱり、今回どういうことが行われたのかということを、しっかり調査をしていくと。そして国民の皆さん方にもそれを説明をして、そして再発の防止のために何が必要なのか、これをやっぱり見いだしていく、こういう努力をお願いをしたいと思っております。そういう中で我々もですね、支えるべきは支えていくということでございます。

 

記者)
それでいきますと、八百長は八百長問題できちんとけりを付けないといけないと思うんですが、その相撲の在り方というかですね、八百長が終わった後に、今後その相撲というものをどうしていくのか、若しくは相撲協会というものの在り方そのものというものも、ちょっと検討しなきゃいけないんではないかという、今回、八百長の原因が十両から幕下に落ちると、というような話もありますし、構造的なところにやっぱり一つ原因があるのではないかと思われるんですけども、長期的なスパンで今後相撲がどうなっていくべきか、その辺についてのお考えは。

 

大臣)
それも今回の事態を受けて、今から調査が進みますけども、そういう中で、今おっしゃられたことは非常に大事なことですから、相撲の在り方も含めてですね、私は議論がされることだと思っております。

 

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成23年02月 --