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髙木義明文部科学大臣記者会見録(平成22年12月14日)

平成22年12月14日(火曜日)
10時07分~10時25分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術、その他

髙木義明文部科学大臣記者会見映像版

平成22年12月14日(火曜日)に行われた、髙木義明文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

髙木義明文部科学大臣記者会見(平成22年12月14日):文部科学省(※YouTube文部科学省チャンネルへリンク)

髙木義明文部科学大臣記者会見テキスト版

 

大臣)
まず冒頭私の方から、前回の会見でも申し上げましたように、去る9日から13日までの日程で、スウェーデン・ストックホルムを訪問いたしました。今回の出張の目的は、ノーベル賞授賞式に出席して、関係者に対する祝意を表するということ、それから同時に、日本の基盤的研究振興についての意気込みをアピールするということにありました。これについては、そういうことは一定の達成をできたのではないかと、私は思っております。また同時に、ビョルクルンド・スウェーデン高等教育研究大臣と会談をいたしまして、日本とスウェーデンのそれぞれの科学技術政策について意見交換をいたしました。また今後とも両国は科学術技術立国でありますから、様々な交流を続けていくということについても、認識は一致をいたしました。さらに、鈴木先生、根岸先生、日本人受賞者のお二方との懇談もいたしまして、また改めてお伺いをし、感じたのは、こういう経済危機の中、世界的に財政が厳しい中で、学術研究予算が縮減の動きが一部言われておりますが、そういうところであればあるほど、日本がこういう学術・科学技術予算をしっかりと確保していくことが重要ではないかと、こういう御意見もいただきました。正にそのとおりだろうなと、私は思ったところであります。今回の出張を通じまして、これから先端的、独創的な研究開発の支援を一層図っていき、そして何と言いましてもですね、若手の研究者の育成、これからも改めて重要であろうと、こういうことを認識したところでございます。報道関係者の皆さん方におかれましても、御支援、御協力いただきましたことを、改めてこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。私の方からは以上でございます。

 

記者)
そのスウェーデンの訪問に関連してなんですけれども、具体的に日本のですね、基盤的な研究に対する取組というのが、どのように各国からですね、受け止められているか、どういう印象を持たれたでしょうか。

 

大臣)
私も授賞式に出席をさせていただきまして、ノーベル賞の歴史的、そしてまたこの権威といいますか、再認識をしたところでございまして、まあそういう中で、日本の受賞者がお二方おられるということは、大変日本にとっても誇りでありました。しかしこれはですね、最終的には両先生のひたむきな、これまでの長い長い、20年とも30年とも言われる、そういう蓄積の表れでありますが、同時にですね、先生を取り巻く多くのスタッフ、そしてまた国民の、ある意味では支援があったからだと、このように思っております。そういう意味で、科学技術予算、官民合わせて4パーセント、こう言っておりますから、私たちとしては、ややこのところ企業活動、経済活動が停滞をしている中で、民間の研究投資というのが、ややもすると縮減をしていくという中にあって、私たちとしては公的な支出は、そういう意味では、そういうものをカバーするぐらいの気持ちがないといけませんし、またそれがあったからこそ、今日までこのような成果になって表れたと、私はそのように感じております。

 

記者)
もう一点ですけれども、金星探査機「あかつき」についてですが、軌道投入への失敗ということがありました。その失敗についての大臣の受け止めとですね、今後のこの金星探査の取組についての姿勢について伺えますでしょうか。

 

大臣)
はい。金星探査機の「あかつき」が、金星を回る軌道への投入は成功しなかったということについては、大変残念であると私は思っております。ただ、まあ失敗は成功のもととよく昔から言われておりますが、我々はこれにめげずに、これからも世界の人々の暮らしや健康に貢献をできる宇宙開発といいますか、そういうものについて我が国が、ある意味ではその中核に存在をするということは極めて大事であります。したがいまして、まずはですね、JAXAにおいての調査研究チームが設置をされておりますので、衛星の現在の状況の詳細の把握をする、また、なぜこのようになったのかという原因究明をですね、徹底的に行っていただく。併せて、我が文部科学省においてもですね、JAXAからの報告を受けまして、宇宙開発委員会の専門部会にて、客観的立場から、この原因究明などを行うこととしております。したがって、当面はそのことに全力を上げていくことが必要であろうと思っております。

 

記者)
もう一点ですけれども、今日一部の報道で、来年度の予算に関連してですね、小学1・2年生の35人学級について、政府が見送るという報道が一部でありました。これについての事実関係と現在の状況について伺えますでしょうか。

 

大臣)
今日、一部報道によりますとですね、35人学級が見送るという記事がございました。私どもとしましてはですね、現在、財政当局とも調整は行っておりますが、小学校1・2年の35人学級、この実現を見送るという方針を固めたと、こういった事実はないと、このように私は理解をいたしております。まあこの問題については、これまでも皆さん方からも御指摘もあっておりますが、いわゆる評価会議においてもですね、この内容は積極的に評価できるということから、Bという判定も受けておりますし、これまでのマニフェストにも書かれた事項でもあります。私たちは、それらの実現に向けてですね、引き続きこれが実現できるように頑張っていくという気持ちは全く変わっておりません。

 

記者)
先般ですね、学校保健統計調査というのがですね、発表になりまして、子どもの身長がですね、戦後初めて頭打ちになったというふうな調査結果が出ましたけども、こういった子どものですね、体格の変化といったものについて、どのような原因分析をされていらっしゃるかという点を伺いたいと思います。

 

大臣)
御指摘のことはですね、学校保健統計調査の結果だと思っておりますが、言われたとおり、身長は10年ほぼ横ばい、体重はむしろ減少傾向と。世の中的には、これとまた違った方向にございます。このことについてですね、私どもはその他のいわゆる視力の問題もあり、あるいはまた虫歯などの統計もありますし、また喘息(ぜんそく)ですね、喘息(ぜんそく)の割合もですね、今増加傾向にあるというふうにも聞いております。この今回の調査結果をですね、私たちもしっかり検証をしてですね、それぞれの立場で学校保健の充実に取り組んでいかなきゃならんと思っております。身長が、まあある意味では横ばいといいますけれども、ある意味では、これまでのそれぞれの取組によって、一定の体格が保持をされておると私は思っております。しかし、このことについては、いろいろなまた見方もございますので、私たちとしては何よりも健康で、そして心身共にしっかりした子どもたちを育てるという方向付けは、しっかり取り組んで参りたいと思っております。

 

記者)
すみません。小沢元代表の問題に関して、昨日の党役員会で岡田幹事長が、小沢元代表に対して、政倫審への自発的な出席を求めるということで、岡田幹事長に一任するということに決まったんですけども、そのことに関してどのようにお考えになるかということ、小沢元代表にどのような対応を期待されるかということをお願いします。

 

大臣)
これはですね、まあ私は今政府、閣僚の一員でございますから、党での仕切りについてはおっしゃられたとおり、幹事長に一任をすると。そして今日にでもお会いをするという、こういう方針は聞き及んでおりますけれども、幹事長のご努力を見守っていきたいと、このように思っております。

 

記者)
それに関連して、党内では、両院議員総会の開催を求めた署名活動を始めるなど、党を二分するような動きもあるんですけれども、こういった党内での動きに関しては、どのようにお考えになりますでしょうか。

 

大臣)
私もですね、先ほど報告いたしましたように、ストックホルムに出張しています。そして、世界の中の我が国を見たときに、やはり今もっと元気を出して、そしてきちんとした政策議論をして、この難局を切り開けるということが、今菅内閣の大きな使命であり、責務だと思っておりますので、私たちは、政府もそうでありますが、党にあってもそれぞれの皆さん方がそのことを念頭に置かれて、日々の政務・公務に当たっておると思っておりますし、このことが極めて私は重要ということが、今自らの気持ちのすべてでございます。しかも当面、来年度の予算編成、あるいは税制も大詰めを迎えて参りました。こういう時期にはですね、やっぱりそういうものに、これまでお互いの議論を重ねたことをですね、一致協力をしながら来年度に向けてしっかりとした予算を組み、税制を作ると、このことがもうすべてであろうと思っております。

 

記者)
大臣、政治家としての髙木大臣に伺いますけども、先般のですね、茨城県議会選挙でですね、民主党はまあ現有議席6議席を維持したんですけれども、これについての結果の受け止めは、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。

 

大臣)
そうですね。まああの、私としてはですね、国政と地方選挙は必ずしも一致をしておりません。私も過去、市会議員に3回、県会議員1回の選挙を体験をいたしました。この選挙を自らの体験を見てもですね、国政の流れとか風とか、まあそういうことで影響するようなことは、正に自らが問い直さなきゃならんのではないかと。やっぱり地方選挙、住民・地域に密着をした、そのような議会の場ではですね、正にやっぱり日常活動、このことに尽きるのではないかと思っておりますので、私は自らそう考え、そして私の地元の皆さん方にはそのようにお互いに頑張ろうということをしておりますが、今回もですね、現有議席6議席ですか、これがまた守られたということは、私はですね、まあ厳しい、特に与党になりまして、与党になっただけに、また厳しい風当たりの中でですね、私は現有議席を守ったということは、私はそれなりに評価していただいていいんじゃないかと思いますが、しかし立候補者のですね、多くの方々が涙をのまれたということは、非常に私もですね、お互いに選挙をする立場からするとですね、極めて残念であったと思っております。しかし、それはそれなりに皆さん方、一生懸命頑張ったわけですから、これ以上のことは申し上げることはないと思っております。

 

記者)
先ほどの小沢元代表の関連なんですけど、先ほど、大臣、一致協力しながら来年度に向けてしっかりやることが大切とおっしゃってましたけど、こういう深刻な対立を抱えている中で、党内融和の、まあ党内で融和のための必要性というのは、どういうふうにお考えでしょうか。

 

大臣)
国民の皆さん方、あるいは支持者の皆さん方からは、いろいろな御意見を頂戴をしておると思っておりますので、私どもとしては、今それぞれが、昨年の総選挙、そして今年の参議院選挙、こういったことで訴えたことをですね、改めてそれぞれに思い直して愚直にこの難局をですね、切り抜けていく。そして政権交代のですね、大きな成果をですね、着実に勝ち取っていくということをですね、お互いに語り合い、そしてお互いの同僚議員として理解を深め合う。また、これからもですね、お互いの議論をしながらも、しかし決まったことは皆で努力をすると、こういう党風がですね、さらに深まっていくと、私はこの試練の中でそのように希望を持っております。

 

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成22年12月 --