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笹木竜三文部科学副大臣記者会見録(平成22年11月24日)

平成22年11月24日(水曜日)
15時35分~15時53分
文部科学省 記者会見室
科学技術・学術、文化

笹木竜三文部科学副大臣記者会見映像版

平成22年11月24日(水曜日)に行われた、笹木文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

笹木竜三文部科学副大臣記者会見(平成22年11月24日):文部科学省(※YouTube文部科学省チャンネルへリンク)
笹木竜三文部科学副大臣の記者会見関連資料(平成22年11月24日)

笹木竜三文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
私の方からは一点だけです。一つ、アメリカのエネルギー省の長官、チュー長官との会談についてですが、先週の11月18日、アメリカのエネルギー省のスティーブン・チュー長官の表敬を受け、ルース駐日大使と一緒に表敬を受けて、懇談をさせていただきました。原子力分野、環境エネルギー分野を中心に意見交換を行いました。この中で私からITER計画について、本島ITER機構長の任命に際しての支援に感謝をし、先方から今後とも本島機構長を全面的に支援していきたい旨の発言もありました。非常にいろいろITERという全体的な組織の中で、この機構長が御苦労されていること、そして、是非その機構の組織上の改革とかをやってほしいというチュー長官の熱意を感じました。それとあわせて核不拡散・核セキュリティについて非常に色んな活動を尽力されているわけで、人材育成ですとか技術開発分野での協力をしていきたいとこちらからもお話をし、順調に進んでいるということで、細かいことは端折りますがいろいろな具体的なお話も提案としてありました。その他環境エネルギー分野の研究の推進について、日本の取り組み、グリーン・イノベーションですとか、そうしたことについて私の方から、省エネルギーについても含めて御報告をし、チュー長官からはいろいろ日本に学ぶことが多いと、そんなお話も頂きました。今日私の方からはその一点だけです。

 

記者)
幹事の方から質問させていただきます。先日の事業再仕分けに関してなんですが、JAXAの資本計画について話がありまして、11年度以降も10年度水準を維持すべきだという判定がされた訳なんですが、その資本計画、資金計画なのですが、これは宇宙基本計画に基づいて作られたということでですね、政府の方針を否定するようなことを感じたんですが、矛盾しているということで、その辺に関して副大臣はどのようにお考えでしょうか。

 

副大臣)
宇宙基本計画の基本方針に基づいてはいるわけですが、試算としてではありますが、宇宙関係予算が今後大幅に拡充されていくということを想定して作成をしているということがあったかと思います。事業仕分けからの指摘は非常に厳しい、額的に厳しいとも思ってますが、それもそういう指摘を踏まえつつ、今後対応を検討していくと、今の時点では対応、あるいは額的なことについてもはっきりとして決定はできておりません。検討を進めているという状態です。宇宙開発戦略本部においても重点化とか、そういう項目化と、出てくるわけですから、そうしたことも踏まえて検討を詰めていきたい。今はそこまでです、お話しできることは。

 

記者)
民主党のですね、専門部会がちょうど翌日ございましたのですが、その場でどういうようなその話が出たのか、それから意見も取りまとめるというような話も聞いているのですが、その辺をもう少し具体的に伺えますでしょうか。

 

副大臣)
はい、そこについてまでの具体的な、今の1,800億円ですか、仕分けが1,800という数字を出してきたんですが、それについてどうこうというような議論があったとは聞いておりません。額として非常に厳しい額だということで、どうなのかということで今検討を進めている状況です。

 

記者)
先ほどのチュー長官との対談の中で、具体的な提案も幾つかあったというお話だったのですが、例えばどんなことがあったのでしょうか。

 

副大臣)
これはまだ本当に具体的にお話する段階じゃないんですが、向こうからの提案としては、例えば原子力発電所についての、例えば事故とかがあってその場合の損害補償の枠組みにかかわるようなものですとか、アジアの中でそういうような取り決め、締結を広げていきたいとか、そういうようないろんな向こうとしての意欲的な提案とか期待というのは具体的に提案をされました。こちらとしてはそうしたことも含めて、今後検討していくということです。

 

記者)
先ほどの衆院の文部科学委員会で、美術品の国家補償の法案が修正・可決されましたけれども、衆院の委員会を通ったということになるわけですが、今後国会の日程が少ない、厳しい中で、一応どんな見通しを持っていらっしゃいますでしょうか、ギリギリで間に合うということで、日程の見通しを伺いたいと思います。

 

副大臣)
そうですね、基本的にこちらは法案を閣法として出して、審議していただいているんですから、なんとか間に合わせようということで一生懸命やっている、特に与党においては、そして委員会の理事等においては非常に努力をしているということです。もちろん日程的にきついわけですが、今日採決まで少なくとも衆議院はいったと。これはいろんな想定がありましたが、比較的、まだなんとかうまくいけたなという状況な訳ですよね、衆議院レベルでは。参議院が更にいろいろ、日程的にきついことは当然ありますが、当然希望を持って、この臨時国会で上げるという、そういう前提の下に今頑張っています。ただこればっかりは国会、各党が決めることですから、今日は修正案を出していただいて、全党一致で可決したわけです。これが参議院でそのまま検討をされていくのかなと今のところ思っておりますが、何ともこちらからスケジュール的なこと、内容的なことを断定できる状態じゃないですね。厳しい日程だとは思っています。

 

記者)
参院に送ってから、間に合わないようになっちゃうと廃案になっちゃったりとか、事実上はいろいろありますけど。

 

副大臣)
そうです。当然そうしたことも意識しながら進めている。委員会の理事においても、与党の理事においても、野党の中でもそういうこともいろいろ意識しながら、修正の一致した動きがあったと、私はそう思っています。ただこれからの参議院を見通そうと思う場合には、一つの委員会とか一つの省レベルの話を越えていろんな事が起こり得るわけですから、その可能性がゼロじゃない訳ですから、そのことについてはなかなか見極めが付きませんよね。それ以外のところは、まあまあ衆議院では何とかいけたかというところだと思います。

 

記者)
関連で、今日自民党の古屋議員の方から、有志の議員たちがですね、海外美術品の公開促進法というのを議員提案しました。先ほどの委員会の答弁でも髙木大臣の方から、文科省としてもこれは望ましい制度なので、是非進めていきたいというような非常に前向きな発言がありました。笠政務官も同じような発言をしました。これは議員提案な訳ですけれども、とはいえそこまで大臣がおっしゃっているので、文科省としてはどういうふうに考えてらっしゃるのか、その立場というか、お考えをお伺いしても宜しいですか。

 

副大臣)
ずっとこの議員立法で出されている公開法案についても話題になっているわけで、私も内容も含めていろいろ把握はしておりますが、一つはやっぱり議員立法で出てきて、もう一つ今までの経緯でいうと、まずは野党の間で一致して出してこられて、それを受けて最終的にどうするかという流れになっていると、そういうふうに聞いております。ですから、そういう流れの中で今回はそこまでいけなかったんだという、状況としてはそういう状況だと思うんですね。もう一つは、この閣法と一緒に審議というような申し出も一部からあったのは聞いておりますが、一つは内容的にはどの国においても、損害にかかわる国家補償のことと、この差し押さえとかそうしたことに対応する法案とは、全部別の法案として通してるわけで、なかなか一緒にということは、結局内容的なものというよりも、野党で一致してまずは合意されて、そして提案されてくるという状況になっていなかったというのが一番大きいんじゃないかと、私はそういう認識をしてます。文科省としてもあの法案に全く反対するものではありません。

 

記者)
大臣の発言の意図がよく分からないんですけれども、非常に前向きな姿勢を強く出されたのはどういう根拠なんでしょうか。

 

副大臣)
いや、あの公開法の意図については、趣旨についてはよく分かると。それについても成立することはいいことなんだろうと思って、そういう答弁だったと記憶してますが。それで省として、閣法としてそれを取り上げるとかそういう御発言じゃなかったと私は思ってますが。今そういう議論はありません。

 

記者)
中国との関係で、日中関係の緊張が高まってしまうんじゃないかという慎重論もあると思うんですけど、何も今このタイミングでなくてもいいんじゃないかという意見もあると思うんですが。

 

副大臣)
そうですね、それはむしろ各党の判断じゃないかと思います。文科省として、それについて積極的な判断を、今この時期がいいとか悪いとかっていう判断をしたことは本当にないといえると思います。他の省は知りませんが。ですから各党においての判断の中でそういう判断があったのかないかは分かりませんが、少なくとも役所としては、文科省としてはそういう判断は聞いてません。私もしておりません。 

 

記者)
副大臣、事業仕分けなんですけれど、先週の会見で、前回の、昨年の仕分けについて、「はさぶさ」の後継機を仕分けしたりといった荒さが目立ったこともあって、事業仕分け全体への、なんといいますか、疑義の発言もされたかと思うんですけれども、実際それを受けて、今回の仕分けでも、宇宙予算が100を切るというとかなり厳しいことにもなりかねませんし、競争的資金にしてもそんな厳しい結果があった訳ですが、その議論の中身等を踏まえて、仕分け自体の意義といいますか、在り方としてはどのようにお感じになりますか。

 

副大臣)
先週はお話ししましたかどうか覚えていないんですが、今。要はどうその仕分けと省の決定と政府の決定を深化させていくかという、そのレベルになっているんだと、あ、お話ししましたね、確かね。ですから、まず月曜日の全大臣の会合でもそういう議論があったと聞いてますし、あったはずですし、それを受けて今後どういうふうに仕分けと各省の決定、その関係を作っていくかと、深化させていくかということに尽きると思います。私もそれは自分なりに知恵を出したいし、どういうことができるかを、今の段階では先週と同じことになりますが、考えていきたいと思っています。違う結果を出していくときには、当然丁寧に説明をしたいと思っています。

 

記者)
再仕分けの中での有識者からいろんな指摘もあったと思いますけど、その指摘の中身自体はどのように感じておりますでしょうか。

 

副大臣)
それは一つ一つの案件についてはまた、それこそ違う結果が出るときに御説明したいと思いますが、なるほどそういうような参考にできる意見もあるなというのもあれば、これはどうなのかなというものも当然あります。

 

記者)
仕分けでですね、宇宙と並んで競争的資金も議題になったと思うんですが、その中で、文科省だけで19制度あるということで、極論でいけば2つにもできないという議論もあったんですが、その中で林政務官は6つくらいにできないかということで、省内で検討しているというようことをお話ししていたんですが、具体的に統合していく上で、スケジュールですね、例えば23年度、まあ23年度もう概算要求してるんで難しいかと思いますが、統合のスケジュールとして24年度とかですね、そういったことをターゲットにおいてもう今省内の検討を進めているのか、そこらへんはどのような。

 

副大臣)
今、ある数が少し多すぎるのかと、それをもう少し大くくりにしていく必要があるのかと、そういう議論はあります。そういう検討もされているというふうに聞いてます。検討も更にしていくべきだと思ってます。ただ一方で、あれなんですよね、あまり大くくりにしてしまうと今度申請する場合にどうなのかと、きめ細かさに欠けるという面も、そういう恐れもないとは言えませんよね。だからそこのバランスをどう取るかっていうことだと思ってるんですが、具体的な検討にはもう入っているということです。具体的な、いつまでにということはまだ言える状態ではないですが。

 

記者)
ちなみに競争的資金でいくと文科省は19で、確か8府省だと38制度、確かあったかと思うんですが、他の府省との統合というか、そこは議論する可能性はあるんでしょうか。逆にあくまで文科省の中での議論なのでしょうか。

 

副大臣)
そういうとこも含めて検討はしていくべきだと思ってます。

 

記者)
副大臣、日本芸術院というのは国家公務員になるわけですけれども、この選考に当たってですね、どうもかなり旧態依然の事前運動のようなものがされているのではないかという指摘がありまして、既にいる会員の方々を回ってですね、土下座をしたりとか、故郷のおみやげを持って行って頭を下げないといけないとかですね、そういったことがある。それはどうもその、芸術家最高の栄誉を与える最高の栄誉機関といっている芸術院の趣旨と合わないんじゃないかという指摘もあるんですが、その芸術院の在り方、改革等が必要という認識はお持ちでしょうか。

 

副大臣)
そうですね、私もあまりまだ調べてませんが、その申し合わせ事項、要は選挙運動を控えるとか、働きかけを受けた方は投票しないとか、そういういろんな申し合わせ事項、それで十分なのどうかということもありますし、今、御指摘があったような、時代の中で、変化の中でどうなのかと、そこら辺が問題ないのか、これは本当にいっぺん考えていくべき必要あるかなと思います。

 

記者)
予算も三億円くらいとかいう。

 

副大臣)
そうですね、はい。検討していくべきだと思っています。

 

(了)

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