ここからサイトの主なメニューです

笹木竜三文部科学副大臣記者会見録(平成22年11月17日)

平成22年11月17日(水曜日)
15時33分~16時08分
文部科学省 記者会見室
科学技術・学術、文化

笹木竜三文部科学副大臣記者会見映像版

平成22年11月17日(水曜日)に行われた、笹木竜三文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

笹木竜三文部科学副大臣記者会見(平成22年11月17日):文部科学省(※YouTube文部科学省チャンネルへリンク)
笹木竜三文部科学副大臣の記者会見関連資料(平成22年11月17日)

副大臣)
私の方から今日は四点あります。一点目が政策コンテストのヒアリング、先週あったわけですが、それについて。二つ目が、今週、理研横浜研究所に視察をしたわけですが、その前にAPECのジャパン・エクスペリエンス、ここも寄って視察をしたその内容について。三つ目は「もんじゅ」について。四つ目は、今日、委員会で法案の趣旨説明と、今日は与党の質問だけですが質疑に入った美術品の補償法の国会審議についてと。今日はその四点についてお話をさせていただきます。
一つ目、政策コンテスト。先週のヒアリングを受けてですが、事前の事務方とか、あるいは事前ヒアリングではいろんなやり取りがあったようですが、当日においては、特に科学技術、文化芸術関係では一点だけでした、指摘については。こちらから、元気な日本復活特別枠ということでいろいろ御説明したわけですが、一点だけ。それは科研費について、これ、要望枠の趣旨になじまないという指摘がありました。これについて、結局かなり時間が、時間管理が厳密で、これについてこちらから更に話をする、事前に説明をしたつもりですが更にお話するつもりなかったんで、この場を借りても、個人的にやっていますが、この場を借りてもお話をしておきますが、一つはその説明でもお話したんですが、科研費については基金化ということを今回やっているわけです。ですから、単に既存の今までのものをそのまま続けているということは、もう質的に全く変わっている、このことの認識が非常に薄いのではないかというふうに感じました。で、実際、評価会議の、要は評価する側、要望する我々じゃなくて評価する側の中で研究者の経験もおありの桜井副大臣、財務の副大臣、この方からは基金化は大事だと、使い勝手を良くしていく工夫として極めてこれはいいという御発言もあるわけですね。そうした御認識がかなり評価者全体の中では足りないのではないか、そのことを感じました。で、これはもっと言いますと、あの場での説明の中で言いましたが、基金化というのは民主党が政権前から訴えてたことなんですね。法案の附帯決議でもうたっているし。これはもう私なんか、実際に科学技術関係の研究職じゃなかった人間にもしょっちゅう聞こえてくる話です。大学の研究者とか、あるいは民間の研究者からもそういう噂があるよということでよく聞いている。要は単年度主義で、そして研究内容は若手であればあるほど、途中で変わることがある。それで、じゃあ研究内容が変わったという申請をその年度内にやるとすると非常に手間がもう煩雑ですごい大変だから、結局変えることも避けてしまうとか。あるいは、いろんな研究の活動そのものがめちゃくちゃ、こうパフォーマンス落ちるとか。そんなことはいろんな方々から耳にしていることです、私なんか、議員になる前から。そういう常識を受けて、民主党が政権獲得前からこのことを訴えていた。初心を忘れたのかという話ですね。その基金化のことまで事前のヒアリングでは、これは逆に予算の、要は限りない膨張を許してしまうんじゃないか、そんな発言まであるわけですね。これは一体何のための政権獲得だと、何のための政治主導かという、そんな気がしました、そういう感想を持ちました。これは、この一点だけじゃないんですが、要望する側とそれを評価する側、両者がやり取りして、やり取りが深化していくことを目指して我々やっているわけですが、これは大事なことだと思います。しかし、評価する側はそれなりの責任感を持って、政治主導を自分らがやるんだという責任感と自覚を持ってやらないと、結果を見てみたらなんやら一律削減で、要望に対しても一律削減で、少し目立ったら、文科省は目立っているわけですね、科学技術にしても文化予算についても圧倒的に他の国に比べて貧弱なんですから、目立たないと政治主導なんてできないんですね、それで目立っちゃいけないと。3倍要求できるという枠を使って目立っているからけしからん。もし、そうだったら一体何のための政治主導だと、政治主導なんて起こりっこないんですよ、目立つこと、出る杭を絶対だめだと言っていたら。これは政治の発想ではないと思います、明らかに政治の側が非常に、旧態依然の論理に染まりつつあるんだろうと思います。もし、そうした発想で言われているとしたら。是非、評価する側もそうしたことをしっかり自覚を持って、本当の政治主導、これはめりはりつけるということですから、コンクリートから人へと言ってきたわけですから、それを実現する。無駄遣いをなくすとか、要望の中でおかしなものをしっかりと突いていくことが大事ですが、その一番元のことを忘れたら一体どっちが優先かどうか忘れてるのという話になる、そのおそれをちょっと感じたんで、個々にもやっていきますが、評価が出てそれは仕組み上、ある程度影響されると思いますが、納得いかないことについてはこちらから更に玉も投げさせていただきたいなと、もしそういうことが起こればですが、そんなふうに感じています。科研費が、要はあまり絞られていないとか、そういうこと、なかなかコストパフォーマンス的に結果との評価がなかなかちゃんとできていない、そういう意見も聞こえたりします、事前のヒアリングの中で。しかし、これ考えてみると、やはりよく考えないといけないのは、よく目配りをしないといけないのはノーベル化学賞を取られた鈴木先生、あの方が実際にクロスカップリングですか、これをやられたときに、それが少なくとも液晶パネルとかに実用されることを予想できて研究をやったか、できてないですよね、その時代には。20年、30年前ですから。あるいは、2008年にノーベル賞を受賞した下村先生、クラゲの発光メカニズムの研究ですか、私もそう詳しくはないですが、それをやったときに、それががん細胞の増殖を視覚的に観察することを可能とする医療生物学の重要な研究とするようになる、このことを目的意識的にやったか、やってないですよ、できませんよ、技術水準違うんだから、20年、30年前は。そういうことを全部絞られていないと言ったら、しかも底上げ式で、ボトムアップ式で種をまいている度合いも、日本はアメリカなんかに比べてずっと低いんですよ。その中で絞られていないと、あるいは来年度、あるいは2、3年後の成果が見えないと言って切っていったら何のための科学技術、あるいは何のための研究だという話になりますよね。ですから、そうしたことも誤解があるんじゃないか、そんな気がします。それともう一点は、この科研費、今回は若手ということで絞ってます。復活枠、要望枠の中で7割は若手対象です。菅総理自身が言っているんですね、評価会議の前の日ですか、あるいは2日前ですか、予算委員会の中で若手の研究者育成が大事だから財政的な措置も取るべきだと総理がはっきり言っているんですよ。そんな中で、そのことをしっかりと把握しているのか、こちらの要望をちゃんと見ているのか、評価者が。そのことが大事だろうと、そんなふうに感じました。以上が政策コンテストのヒアリングについてです。
二点目、理研の視察、その前にAPECのジャパン・エクスペリエンスも行ったわけですが、ここで一点だけ、APECの展示を見て宇宙関係とかロケット関係とか、文科省関係の展示がかなり多かったんですが、そんな中で晩餐会(ばんさんかい)の会場の一角に「はやぶさ」の実物の一部が展示されている。そのぐらいのすごい快挙をやったんだろうと、そんなことを実感しました。理研に行っていろいろお話しして、野依理事長にも事前にお話を伺っていましたが、ここで12日なんですが理化学研究所横浜研究所を訪問して、ライフサイエンス研究の最前線ということなんですか、理研は、そこで視察をさせていただきました。意見交換もしました。いろいろ、はあなるほどと、最前線の研究とか、それについての解説を聞いて思いましたが、一番印象に残ったのは、根岸先生が、これから世界が、あるいはその中の日本も最も力を入れてやるべき新しい分野の研究は何ですかと部会の中で質問があって、根岸先生が言われたのは二酸化炭素についての活用についての研究だろうと、今は悪者扱いでそれを減らすということだけに議論が集中しているけれども、自分の立場から見たらこれは食料、CO2ですから食料とか、あるいはエネルギー問題の元、有機の合成していくその一番元になるものだと。だから、是非食料問題とかエネルギー問題の解決に向けてCO2活用を考えていく、これが日本とか世界の最もこれから大きな研究になるべきだというふうに言われていた。正にそれは理研でやっていて、CO2の活用による資源問題解決に向けての研究もやっているということ。後、もう一つは、これはレアアースとか、レアメタルが最近話題になっていますが、このレアメタル等の資源の回収にも役立つ植物科学ということをやっていた、この二点が私としては最も印象に残った点です。こうしたことを更に把握して、有望な動きを加速できたらというふうな気持ちを持ちました。
三点目が「もんじゅ」についてなんですが、8月に落下した炉内中継装置に関して、原子力機構は今月9日に同装置の内面を観察した。昨日16日には、同装置の外面の観察を実施し、今日の16時ですか、機構として観察結果とそれを踏まえた同装置の引き抜き方針について公表する、そういう予定だと聞いています。今後、具体的な引き抜き手順とか工程を取りまとめて、まとまり次第、その工程、取りまとめについても引き抜き手順の詳細についても速やかに公表するというふうに、これも今聞いております。文部科学省としては、引き続き安全確保と情報公開に万全を期して着実に対策を講じていくよう、原子力機構に対してしっかりプッシュをしていきたいと、そう思っております。
四点目は、美術品、展覧会での損害に対する補償法の国会審議についてですが、この臨時国会でこの一本です、文科省として出している法案は、ようやくこれが本日の衆議院の文部科学委員会において大臣が説明をされて、大臣と私で与党に対する質問への答弁を行って審議が始まったところです。G8の中でロシアと日本だけですから、この制度を持っていないというのは。で、9.11テロの前は大体平均0.1パーセントの後半ぐらいの保険料率だったのが、今は0.25パーセントぐらいになっている、平均。というと、どうしても大きな美術展を断念する、こうしたこともかなり増えています。あるいは展示をする場合でも、出品の質とか量とか、それについて低下ということは、かなり傾向としてないとは言い切れないと。国立だけじゃありません、公立とか私立、そして地方でのそういう美術展とか、博物展とかそういうようなものについても国による補償というものをしっかり実現できるようにということで審議が始まったということです。私からは以上の四点です。

 

記者)
先ほど、政策コンテストもちょっと絡むかもしれませんが、今、事業仕分けが始まっていて、明日、文科省の事業も再仕分けの対象となっておりまして、午前中には宇宙関連なども、JAXAの運営費交付金なども仕分けの対象となりますが、再仕分けということでいったん見直しや縮減と言われたものが不十分というところが論点になると思うんですけれども、これまでの3日間を見ているとかなり廃止とか予算計上を見送りという厳しい結果が出てますが、これについて文科省としてはどのようにその再仕分けの議論に臨むのでしょうか。 

 

副大臣)
実は、元気な日本復活枠、特別復活枠の要望については副大臣対応と。明日の再仕分けについては政務官対応と、そういうふうに決まっていますので私自身は明日出ませんが、ただ一点、先ほどもちらっと言いましたが、「はやぶさ」ですね、例えば。「はやぶさ」は仕分けの対象には昨年なっています、2号機が、後発の2号機が仕分けの対象になっています。昨日ですが、フランスの宇宙議連の議員の方々が来られて短い時間懇談しましたが、もうすごいというふうに言われているわけですね。当然、今、じゃあ「はやぶさ」の後継機、2号機をやめようという議論が起こるのか、それは起こらないと思うんですよね。月の次に「イトカワ」のものを地球に持って帰れたということですから、その可能性がかなりもうほぼ間違いないぐらい高いということですから。だから、結構息長くやっていかないといけないし、もっと言うと、着地点のオーストラリアの大臣と話したときにもそういうお話があったし、今も思うんですが、通信が途絶えた時期があって、もう、ややもすればそれはそこであきらめたぐらいの大変ないろんな壁を乗り越えて、最後あきらめずにあそこまで持ってこれたと。そこぐらいのこう、言ってみると苦労と、言ってみれば努力ですよね。そうしたことを意識されて仕分けをしているか、これは切る側は余程の痛みを持たないと、そして余程の事前準備をしないと今回みたいな間違いはまた起こる可能性は十分ある。間違いがあっちゃいけないとは言いませんが、「はやぶさ」2号機を仕分けしたということはやはりどう考えても判断のミスだっただろうと思います。ですから、そういうことをまた二度と行わないように、繰り返されないようにすることが仕分け側も大事だと思います。しかし仕分けを、これをなんだかんだやめるとか、そんな必要はないんで、仕分けと仕分けされる側、あるいは仕分けを受けて今度は仕分けに対して評価をする各省と政府の最終的な決定、ここの関係を深化させていくということなんだろうと思います、もう一言で言えば。ですから今回、例えば去年、文化の分野で言うといろいろ言われたこともあったり、あるいは、この間仕分けの結果を受けて反映されていないと、それがちゃんと生かされていないよと指摘された中にも文化芸術についてのことがありました。これ、しかしちゃんと見ていただければ、例えば学校なんかで一流の芸術家とかのものを、地方の小学校も含めて見る機会とか、こういうことは簡単に必要ないと言えるか、少なくとも受け手の声をどれだけ聞いているか、これは私が今、この文科省の副大臣になる前ですが、たまたま一般の方から聞きました。もうそれは子どもだって一流というのは分かるから、もう全然普通のときと聞いているときの態度が違う。もうおのずと注目して聞いている生徒の率がものすごく高かったとか、受けている方の声を聞いて評価をしているか。あるいはもう一つ言うと文化予算全体が非常に深刻なぐらい貧弱なわけですね、だからいろんなその中で無駄とか民間に任せるものは民間に入れるとか、いろんなことがあるけれどもちょっと荒すぎないかという気がします。 じゃあ、民間に任せろと言うときに、韓国と日本の、今映画を巡っては、釜山映画祭と日本の国際映画祭がアジアで最も大きな映画祭になりましたが、日本の邦画ってこの数年ですよね、6、7年でそれまでは邦画の上映の率も3割ぐらいでしたか、興行での収入も3割ぐらいでしたか、それが今6割になって復活している、完全に。これはちょうど2003年の頃から、若手の映画を製作する方の人材育成とか、映画製作そのものについても国が支援を始めた。それ、かなり、やっぱりきっかけになっている。もう隣の韓国なんて、今のメディアアートも含めて、どのぐらい支援をやっているか。そんな世界の流れの中でちゃんと評価をしているか、簡単に民間と言うけれど、科学技術も文化も今、民間がどれだけ中期的な投資ができる状態だろうか。そんなことを踏まえてしっかりと再仕分けもやっていかないといけない段階にきているんだろうと。去年の段階でやはり国民に全部見てもらう、ここにまず集中すれば良かったと思います。しかし、今度は与党として自前の予算も組み始めているわけですから、今度はその内容を、お互いのやり取りをより深化させていく努力、我々はもちろんですが、指摘されたことに対してより吟味してそれを見ていくと、言われたことに対して事実はどうなのか、その深化させていくということが今課題になっているんだろうなと思います。ですから、もし、やはり再仕分けの結果で納得できないものがあれば、それは当然こちらからまた玉は投げていくということになると思います。説明は大事だと思います。そのときに、仕分けと違う結果を出すときには必ず丁寧に説明もそのときにするという、これが必要になっているんだろうと思います。

 

記者)
政策コンテストの話の中で、評価者側の方から事前のヒアリングで出たと思うんですけれども、基金化について予算の限りない膨張を許すのかというような御指摘があったということなんですけれども、具体的にどなたからそういう御指摘があったのかということと。

 

副大臣)
私は議事録を見た覚えがあって、確実に伝わったんですが、今、誰だったかっていう名前までは覚えていません、間違いなく議事録にはありました。

 

記者)
評価する側に認識が足りないのではないかという御指摘なんですけれども、今回、最終的には総理が優先順位については御判断されるということなんですけど、こういった評価者の方々がいらっしゃるということで、政策コンテストという取組そのものに対して、意義付けに関してかなり疑問を持っていらっしゃるということなんでしょうか。

 

副大臣)
僕は政策コンテストは非常に面白い試みだと思います。たださっき言ったことに尽きるんですよね。国民が、今までだったら各省と財務省の間でやっている、それは国民には一切見えないということだったわけですから。今度、政策コンテストというのは、要望枠ですが、要望枠について国民が見える形で、その議事録も含めて見える形でやっているわけですから、それは国民に見ていただいて判断していただくという材料を提供するわけですから非常に意義があると思っています。ただ、そのやるときには、やはり、お互い、私の方ももちろんですがかなり準備をしてやらないといけないし、で、評価される側は言われたことに対して、よほど事実について吟味を、再吟味をしないといけない、受ける側は。する側は評価するときによほどの準備をして、しないといけない。しかし、あくまでも最終的な目的というか、ゴールは政治主導だと思います。決して一律で予算を切ることが目標じゃない、それが政治家による評価のはずだという、先ほどの繰り返しになりますが。

 

記者)
これ、政治の発想ではないと。旧態依然の論議に染まっている、染まりつつあるんではないかというお話だったんですが。

 

副大臣)
染まりつつあると言いましたか。染まったら困ると思うわけです。だから、それはないことを願いますが。

 

記者)
いわゆる取り込まれてしまっているのではないかという警戒。

 

副大臣)
というのは、私自身じゃなくて、それは街の声としてそういう声が増えているよということなんです、それを心配するということなんです。ですから、是非、これをどう深化させるかという視点でメディアの方も取り上げていただきたい。たたき合いが面白いとかね、たたき合いでみっともないのもあるかもしれませんが、そういうレベルじゃない。どう深化させるかと、こういう議論があったよって、そこをね、拡大していきたい、いい議論をね、拡大していきたいなと思うんですね。今日はたまたま、私としては心配なそういう素材についてお話をしましたが。先ほどの桜井さんが基金化はいいじゃないかと突出して言う、これなんかはいい議論だと思います。立場上、政治家として自覚をされて発言しているんだと思います、当たり前のことですから。

 

記者
ほかの役所からも政務官等、コンテストのやり方についてですね、疑念を呈する声ありますけれども、副大臣会合とかそういった場所で、やり方についてやり取りというのはあるもんなんでしょうか。

 

副大臣)
だから、それはお互いにこの一年のことをしっかりと整理と総括すると。評価される側も評価する側も、しっかりと総括すると。で、いかに深化させるかということのためで整理していくことだと、そのことに尽きます。いろんな話題のバリエーションいろいろありますが、そのことに尽きます。

 

記者)
深化させることが大事だというお話なんですが、正にその深めるどころかですね、文化についてあと20秒という宣告の後になってしまったわけですが、先ほども副大臣、非常に思いの丈を語っていただいたんですけれども、その点どうなんでしょうか、例えば、玉をこれから打っていきたいというお話あったんですが、具体的に何か。例えばですね、桜井さんと1対1のですね、公開トークバトルをやるとかですね、何か見せ方も含めてアイディアを何か練ってやっていただかないと、なかなか気がつけば公開の下でやられているとはいえ、あとはもうブラックボックスなわけですから、気が付けば予算ができあがってしまっているということになると思うんですが。 

 

副大臣)
まずは評価結果が出るまではそういうことは、もう受けようがちょっと今はないと思うんで、出た後でどういうことができるかちょっと考えてはみたいですね。また良い知恵があったら、皆さんからもアドバイスもらえたらと思います。

 

記者)
科研費の基金化の話で、民主党は政権交代前から訴えてきているということをおっしゃられたんですが、これ具体的にどのような場でどのような。

 

副大臣)
研究開発法人についての法案の、確か附帯決議だったと思うんですが、附則でしたかね、附帯決議でしたかね。基金化を目指す、民主党の要望で基金化を目指すべきだという。

 

文科省)
日本学術振興会法の改正で、基金を作ったときの法改正の附帯決議です。

 

副大臣)
附帯決議で、それでこれは民主党の要望でそうすべきだということを言ってきたわけです。科学技術関係についても更にやるべきだということを、ずっと言ってきたわけですから。他にもありましたよね。まあいいや、ちょっと今、思い出せませんから。

 

記者)
説明の仕方というかですね、仕分けというのはあくまでも政策そのものを判断するんじゃなくて、その政策目的を果たすための手段やプロセスを検証するものだということになっているわけですけども、その手段やプロセスが正しいかどうかをアピールするためには、それなりに定性的な説明や定量的な説明が必要であるということを前から指摘されているわけですけれども、ちょっとこだわるわけじゃないんですが、科学についても10分だったと思うんですが、で、文化20秒ではですね、恐らく定性的な説明はできないかと思うんですけれども、どうやって説明していくのかという戦略をやはり練って考えていただかないといけないんではないかと思うんですが。

 

副大臣)
それは先ほど言ったことの繰り返しになるんですが、ちょっと今はまだ具体的に決めているわけじゃありません、そこはちゃんと考えて。しかし定性というんですがね、それは個々のいろんな声とか事例に沿って話すということも必要でしょうが、大きい政治主導ということでいったらほかの分野でもあるだろうし、ほかの省でもあると思いますが、どう考えても科学技術、文化芸術の予算、その各国の比率とかと比較してみれば、国の予算とか対GDP比とか、それだけではっきり分かるんですよね。で、それが本当にどうでもいいことなのかと。これから日本はソフトパワーも含めて外国に発信していかないといけないとか、知財戦略で遅れているとか、こういう経済に直接つながること、外交、経済に直接つながるテーマなんですよね、それはもう、まずそこの自覚があって、説明が通じるかどうかということだと思うんですがね。そこの基本認識が違うんであれば、科学技術とか文化芸術は別に他の国と極端に投資額が低くてもいいという認識を持っている方とは、これはかなり議論は難しいという話になりますが、しかし、そういう方はちゃんとそのことを自分なりの考えで説明していただく必要はあると思うんですね。

 

記者)
官邸のリーダーシップというのもあると思うんですが。 

 

副大臣)
それは今、私が言うことじゃないんで、恐らく総理はさっき言った若手研究者への財政的な手当も含めて充実すべきだと言っておられるわけですから。当然そういう結果になると期待はしていますが。

 

記者)
先日のコンテストの45分のやり取りはですね、科学技術関連の、大体文教の話が中心で科学技術があまりなかったので、その辺、あれだけを見た形で評価結果が、A、B、C、Dがつくとなると、何となく国民の側にしっくりとこない部分を残すんじゃないかと思うんですが、それについては。

 

副大臣)
こればっかりは、なかなか計画とおりいくわけじゃないし、それともう一つ言うと事前の中でも比較的、科学技術と文化は教育とかに比べると評価が分かれるね。いろんな突っ込みというか、指摘が比較的少なかったんで、比率の問題ですが、結果的にそうなったんですが、それは逆にこちらからは科研費のことしか出なかったから、他はまあまあ分かっておられるんじゃないかというふうに解釈をしているんですが。

 

記者)
ちなみに、政策コンテストですとパブリックコメントかけて、文科省案件、文教系が多いんですが、8割集まって推進すべきだという意見が非常に多かったかと思うんですが、結局、それは公開ヒア、最終的には総理が決めるということなんですが、どのくらい、結局、何て言うんでしょう、有利に働くというか、実際、公開討論とかも出たと思うんですが、あれは結局どれぐらい作用したかというのは。

 

副大臣)
コンテストの場がということですか。

 

記者)
ええ、コンテストの場において。

 

副大臣)
いや、それはなかなか結果見ないと、今の時点では言えませんが、さっき言ったようにちゃんと見ていただく中でやり取りをするということは大事だし、必ずそれはある程度の影響を持つものだろうと思います。そうじゃないと意味ないですしね

 

記者)
ノーベル賞の受賞が決まった鈴木さんが、科研費の削減についてはことあるごとに絶対に削減すべきではないということをいろんな場所でおっしゃっているんですが、今の副大臣のお話を聞いたりですね、実際に聞くとですね、なかなかそういった声というのは、大臣は追い風になるのではないかとおっしゃっていましたが、一方で届いていないのかなというような感想なんですけれども、副大臣の受け止め方としてはいかがでしょうか。

 

副大臣)
そうですね、説明ではかなり言ったつもりですし、でも、鈴木先生、根岸先生お二人でも、研究費も世界大の競争の中で、これは絶対日本はここしかないと、活路は。富を生む基はないと、そこまでいっている。それは新聞記事は皆さん読まれているはずだし、と思いますがね。

 

副大臣)
先ほど、「もんじゅ」のことで、本日16時に機構が発表をして、その後、手順や工程を取りまとめるということになっていますが、少なくとも今の段階では平成23年度内に40パーセント出力プラント確認試験を開始することが可能というふうに、そういう見通し自体は変わらないと、23年度中にという見通し自体は変わらないというふうに聞いております。しかし当然、今後、工程とか手順とか明らかになっていく中ではっきりするかもしれませんが、若干、その時期が遅れる可能性がゼロかというと、遅れる可能性がないとは言い切れない状態にはやはりなっているのかなと、いうのが今の現状かなとそういうふうには思っております、一応付け加えときます。

 

記者)
もう一点だけいいですか。昨日ですね、日本時間の深夜遅くにですね、ユネスコの世界無形文化遺産というのが、登録があって、日本からは「組踊」と「結城紬(つむぎ)」という二つの無形文化財というか無形遺産が登録されたわけですけれども、御存じかと思うんですが、他のですね、いわゆる普通の文化遺産と違ってですね、提案すれば基本的には審査されてですね、そんなに振るい落とすものではないんですけれども、事務局の処理能力が追いつかないということで、かなり日本のですね、12、13件を含めて棚ざらしになっておりまして、今、解決策求めていますが、元々松浦さんという日本から出ているユネスコの有力者だった方が、その制度成立に貢献してますので、もっと日本政府としていろいろですね、ユネスコに関して、今度アジアにセンターも作るということありますので、もうちょっと意欲的に発信していく方法があるかと思うんですが。

 

副大臣)
そうですね。必要だと思います。私もちょっと、ちゃんといろいろ把握し直したいし、確認もしたいと思っています。もっともっと日本から発信できる、あるいは要請できる案件もあるんじゃないかなという気がします。今言った分野とは違う分野も含めてね、さっき言ったソフトパワーということも含めてですが。

 

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成22年11月 --