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笹木竜三文部科学副大臣記者会見録(平成23年3月30日)

平成23年3月30日(水曜日)
16時42分~16時55分
文部科学省記者会見室
科学技術・学術、文化

笹木竜三文部科学副大臣記者会見映像版

平成23年3月30日(水曜日)に行われた、笹木竜三文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

笹木竜三文部科学副大臣記者会見(平成23年3月30日):文部科学省(※YouTube文部科学省チャンネルへリンク)
笹木竜三文部科学副大臣の記者会見関連資料(平成23年3月30日)  

笹木竜三文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
 私の方から何点か報告をします。一つは原子力損害賠償制度の適用についてですが、御存じだと思いますが、今回の原子力発電所にかかわる事故によって生じた損害については、相当因果関係と何度も答えてますが、社会的に、一般的に相当な程度と認められる、そういう因果関係がある、その場合に対して、「原子力損害の賠償に関する法律」に基づいて適切な賠償が行われるということです。そのことを、なるべく早く、いろいろ実施の体制も作っていかないといけませんから、原子力損害賠償法で規定をしている原子力損害賠償紛争審査会、これを速やかに設置をする。今、その作業準備をやっているところです。ここで原子力損害の範囲の判定についての指針を策定する、そういう予定で、今、準備を進めております。

二点目が、モニタリングについてなんですが、何度か御報告していますが、この一週間での新しい動きということで言いますと、一つは海域のモニタリング。海域のモニタリングについては、白鳳丸でやっていたわけですが、これを28日から海洋研究開発機構の「みらい」で実施をしております。元々は海水面に近い所を8ポイント調べていたわけですが、今現在は、それプラス海底から大体10メートルのところも含めて、要は浅い所と深い所、両面のモニタリングをやっているわけです。こちらについては、一回目が29日に発表されましたが、二回目が明日発表されます。28日から実施で、一回目は29日に発表、二回目の調査の結果ですが、明日発表という予定になっています。

あと、空の航空機によるモニタリング、これはようやくJAXAの小型機に放射線の測定器、これは原子力安全技術センターの測定器を乗せて空のモニタリングをやるということです。大体、福島第一発電所から50キロから60キロぐらいの距離のところ、高度が500メートルの辺り、ここで測定をしています。これは月、水、金とやるということで、明日、発表をする予定です。それと、モニタリングの箇所なんですが、全国の大学とか高等専門学校に協力をいただいて、全国でのモニタリングの箇所も大体26ですね、26ぐらい箇所を増やしていただきました。それと、福島県内でのモニタリングも数カ所、簡易測定器によって増やしております。それと、ウラン、プルトニウムについてのモニタリング、これは大体、福島第一原子力発電所から20キロメートルぐらい離れた地点についての土壌の採取をやりまして、20日から23日にかけて採取をやって、ガンマ線の特に強い所、ここで更にプルトニウム、ウランについての詳細な分析をする。この結果が出るのが4月に入って2日とか3日、それを目指して、今、分析を進めているところです。モニタリングについては以上です。

それと、本日のことですが、宇宙ステーションの補給機「こうのとり」2号機のミッション終了について。今日の昼12時9分頃ですね、正常なコントロールの下で大気圏に再突入をしております。国際宇宙ステーションの廃棄物を搭載しての再突入、「こうのとり」の大部分は燃え尽きますが、残った部分も南太平洋、船なんかもあんまり通ってないような地点に落下する予定でおります。ミッションすべて、無事成功させることができて、第1号に続いて信頼性と技術力を世界に証明できたと思っております。

最後に、被災した文化財への対応ですが、今、都道府県の教育委員会を通じて被害の状況の把握を続けているところです。30日現在ですが、国宝4件、重要文化財116件を含めて、全国で416件に被害が出ているという報告が出ております。被災地からの要請に基づいて、文化庁の調査官の派遣を実施をしています。今後は、災害復旧事業の補正予算での計上、あるいは民間の力を活用した被災文化財等への支援スキームの構築、これを急ぎたいということで準備をしております。私からは以上です。

記者)
 一つだけ、細かい確認なんですけどもお願いします。損害賠償の件なんですけども、紛争審査会を速やかに設置するというのは、いつ頃までにっていうのは何か見通しはあるんでしょうか。

副大臣)
 まだ日程ははっきり決まってませんが、もうそんなに日にちをかけるべきじゃないと思ってます。だから、なるべく早くということで、今、準備を急いでいます。

記者)
 原発事故、終息の見通しが立っていませんが、文科省が所管する核燃料サイクルの研究開発への影響をどう考えるか。高速増殖炉「もんじゅ」の運転再開、試運転開始のスケジュールについてどう考えるか教えてください。

副大臣)
 いずれにしても、これは今回の、この地震と津波を受けて原子力発電所のシステムですとか、安全性の在り方、特に地震とか津波に対する安全性の在り方、あるいは電源の取り方とかも含めてですが、そうしたことはしっかり総括していく必要があると思います。いずれにしても、これは今後、まずは専門の評価とか総括を急いで行っていくことが必要なんだろうと、今の時点ではまだそういうことです。具体的なことは決まっておりません。

記者)
 「もんじゅ」の試運転開始のスケジュール、遅れもでるのは必至かと思うんですが、その試運転のスケジュール、それは今のままでとりえずはいいってことですか。

副大臣)
 今のところまだ、そのスケジュールについても検討をしている状況じゃありません。まずは原因とか、その総括をするべきだと思ってます。

記者)
 損害賠償制度の適用なんですが、これ、どういったメンバーで、どのぐらいの期間で検討するんでしょうか。

副大臣)
 同審査会の組織などについての政令があるわけですが、10名以内で組織をすることとなってます。それと、委員については、法律とか医療、原子力工学、その他の学識経験を有する者で構成というふうにされています。人選については、今、検討中です。

記者)
 どのぐらいの期間で何らかの指針をまとめるというスケジュールは。

副大臣)
 まだ審議会を設置してないので具体的には決まっておりませんが、それを決めていかないと補償の総額も出てこないわけですから、委員の方々になるべく急いで作っていただくっていうことだと思います。

記者)
 審査会の関係で、昨日、海江田大臣が記者会見の場で、損害賠償の問題を議論するチームを作るというお考えを示されているんですが、審査会との関係はどういうふうなすみ分けになるのか、海江田大臣がおっしゃっているチームはどういったことをやるつもりであって、審査会とはどういう役割分担なのか、お伺いしたいんですが。

副大臣)
 まだ、正式に立ち上がってないんですが、今回は、例えばJCOのときに比べても非常に範囲も広いし、あと額も非常に多くなるんだろうと思います。ですから、いろんな被害の、新しいこれまで経験したことがないような被害も含めてたくさんあるわけですから、そういうことは海江田大臣の下で、これは各閣僚が入ってやるというふうに聞いておりますが、そうしたいろんな要望も集約して検討はしていくと。しかし、最終的な指針を作るのは、この審議会が作るということです。

記者)
 審査会の前に、こういった指針とはまた別の賠償範囲を決めるんですか。

副大臣)
 いや、それは現状の被害の把握とか、あるいはいろんな、どういうことが特に厄介な問題として調整が必要かとか、いろんなこと出てくるわけですよね、各省間でも。もう既に、例えば農水から私のところにいろんなことが連絡が来たりしてますが、だからそういうことを情報を共有化して、どういう調整が特に急ぐのかとか、大事なのかとか、そんなことを共有化していくということだと思います。

記者)
 モニタリングについて伺いたいんですけれども、拡充する一方で、モニタリング作業が相当な量の作業量があると聞いてるんですけども、人手不足とか、測定装置が不足しているとかいうような、そういう問題っていうのは発生していないんでしょうか。

副大臣)
 そうですね。今ちょっと資料持ってきてませんが、文部科学省からもかなりの関係する専門家を派遣しておるんですね。何度も追加というか、増員で派遣もしてます。ただ、本当にそれでもまだ足りなくなっているという現状はあると思います。どう充実するかですね。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成23年04月 --