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笹木竜三文部科学副大臣記者会見録(平成22年9月29日)

平成22年9月29日(水曜日)
15時30分~15時46分
文部科学省記者会見室
教育、科学技術・学術、文化

笹木竜三文部科学副大臣記者会見映像版

平成22年9月29日(水曜日)に行われた、笹木竜三文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

笹木竜三文部科学副大臣記者会見(平成22年9月29日):文部科学省

笹木竜三文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
 私の方から、それほどはないんですが、一つ今はどこ行っても尖閣のことを聞かれますから、これは担当部署じゃないんですが、一つ文科省とのかかわりについて言いますと、レアアース、これは文科省だけじゃなくて、経産省とかいろんな省を挙げてやるべき課題だと思いますが、これは別にいろんなトラブルとか危機的なことがなくても、一つの国に90パーセント以上も依存していると、しかも日本の産業にとって非常に大きな問題なわけですが、これは民間企業であるか、あるいは政府の各省であるかを問わず、そういうことはなるべく避けていくという、そういう認識は常に必要だと思います。早速ちょっと調べていただいたんですが、海底の深海の探査、そんな中でそういうことに該当するプロジェクトはあります。やっておられます。ただ、そこら辺は、いつぐらいまでに実現可能性があるのか、レアアースの代替になるようなものが、これは海底に取れるという可能性は十分あるわけですが、文科省としてはそういう研究を更にしっかりとどこまで実現可能性があるのか、そして、そのスピードアップを図ることはできるのかどうか、そんなことも含めて今後、検討をすべきだということで私も、今後調べて参りたいと思っています。認識についてはもう皆さん、各大臣とか副大臣が言っているとおりで、そもそも領土問題は存在しないということですよね。領有権問題は存在しない、このことに尽きると思います。ただこれは、まあ雑談的になりますが、難しいんで、例えば自分の家に隣の家の人が急に入り込んできて自分の家だと言い張っていると、いや帰ってくださいと出ていってもらうわけですが、隣の家の方がいつも、いやあれは自分の家だ、自分の家だと言っていると、こちらもそういう機会には、いやこれは日本の、当然ながら領土ですよということも言わざるを得ない。今までは領土問題は存在しないから一切コメントしなかったんですね。こういうことがあれば、国際会議等でそういう機会はやはり必要になってくるのかもしれない。これは担当分野じゃありませんが、そんな感想を持っております。二つ目は、日本語の、留学生の日本語教育に関する懇談会での取りまとめについて、これが今日付けで取りまとめを発表をいたします。それで、私も非常に興味を持っているテーマで、この担当副大臣になってからも引き継ぎの中でも、あるいはこの省内の担当の方にも説明を何度か聞いています。まず、報告の取りまとめをされたと。入口から出口までということを言っていますが、留学生が日本にこられる以前から、入ってこられてから、そして最後は出口で就職、その出口のところまで、こういう日本語教育の対策をしっかりと充実させる、それに尽きると思います。三点あって、一つは、省の枠を超えて、やはり総合的にやっていく。その体制を考えていくべきだろうということですね。文科省以外では、法務、外務、経産、厚労、この辺ですか、ここらとしっかり連携をとって、今後、検討を進めていく、更に進めるということだと思います。あと高等教育機関と日本語教育機関、この連携ということがあるんだと思います。三つ目は、質の保証ということもあります。この日本語学校というのは、ビザを取得するときの条件になるわけですから、それにふさわしい質を持っているかどうか、現状のいろんな確認、調査は必要なんだろうと思います。把握も必要なんだろうと思います。仕分けの対象に、財団法人の日本語教育振興協会がなったわけですが、これは振興協会の中の日本語学校についての審査認定の事業について、これは文科省じゃなくてもいいんじゃないかと、ビザがかかわるわけですから、ということでしたが、本来はここで作っているソフトなんかは非常にいいものがあると聞いています。そうしたことも確認しながら、文科省としてはこの日本語教育、今回は留学生に対する日本語教育ですが、間違いなくこれからアジアの中でのソフトパワー戦略というのが必要となってくるわけで、日本語なんていうのはその最も基本的なものです。他の国、外国に比べると、この日本語についての戦略というのはまだまだ十分じゃないんじゃないかというふうに考えています。国内にいる留学生、更に広げて国内にいる外国の方、それから外におられる外国の方に対する日本語教育、こうしたことも含めて今後いろいろ考えていくべきだろうと思っています。三つ目、まだなんですが、今週中に「もんじゅ」の事故についての発表があるというふうに聞いています。まだ中間報告は出ていませんが、いろいろ聞いている中で、印象としては幾つかありますが、そのうちの一つはやはり当直長に連絡するということのマニュアルがあまり、まだまだち密じゃなかったということなのかなと思います。その対象が、トラブルの対象が例えば、音がした、異音がしたという、これが入っていなかったというふうにも聞いています。そんなことも含めて、今、現にあるマニュアルのしっかりとした見直し、これが必要なんだろうと思います。今週中に正確な、正式な中間の発表もあるんだと聞いていますが、その後も更に検討を加えたいと思っています。私の方からは、今日は以上です。

 

記者)
冒頭、一つ目とおっしゃったレアアースの関係なんですが、具体的なイメージとしてどういう研究とかっていう、その、正に依存をしないためということだと思うんですが、どういうイメージで。

 

副大臣)
深海の探査で、具体的にプロジェクト名までは、まだ私細かく調べていませんので、担当の方から聞いた中では、そういうプロジェクトがあって、深海で取れるものはレアアースの代替になるもの、これを対象として深海探査の中で採取していくという、そういう計画がもう既に動いているということです。

 

記者)
じゃあ、そういうものをさらに進めて。

 

副大臣)
そうですね。ただ、ここが難しいのは、思いとおりに進むかどうかというのは、深海のことですからね。ただ、そういうことを、意識を持ってちゃんと検討していく。これは文科省だけじゃありません。全省挙げてやるべきことだと思っています。中国は大事な国で、交流はますます活発にしなきゃいけないんですが、こうした非常に偏った依存というのは、やっぱり良くないんだろうと、今の段階ではそう思います。

 

記者)
中国絡みで関連ですけれども、今日、建国61周年パーティーというのが都内で開かれるのですが、三役で出席される方、あるいは出席を取りやめた方というのは、いらっしゃいますか。

 

副大臣)
私は聞いておりません。

 

記者)
関連で質問なんですが、結構、文化交流とかではいろいろ、尖閣諸島の問題を巡っていろいろ中止とかですね、そういった影響が出ているんですが、科学技術分野でも科学技術振興機構ですね、あちらを通じて結構、日中共同の研究協力等、いろいろ日中間でやられていると思うんですが、そちらへの影響というのは現段階ではないのかということと、あと結構、日本の高い技術力を期待してですね、中国側も乗り気のプロジェクトが多いかと思うんですが、逆に日本側から打ち切るとか、そういったことがあり得るのかどうか、そこら辺をお聞かせいただけますか。

 

副大臣)
文化とかその何でしたっけ、スポーツの交流、それについては私は今のところ特に聞いていません、把握していません。この文科省担当ということではですね。科学技術とかこういうことについては、もうこれは積極的にやっていくべきで、向こうがこう言ってきたから、こっちも止めるっていうふうに、今、現時点では考えるべきじゃないと思っております。

 

記者)
留学生の日本語の件なんですけれども、今回の取りまとめを受けた具体的な当面の対応として、どういう形で動いていこうというふうにお考えなんでしょうか。

 

副大臣)
そうですね。さっきの日本語学校の質の保証というのを、どういう形でやるのがいいのかと、ここは今までの形じゃない形は、やっぱりちゃんと検討していくべきだろうと思います、まずは。それと、懇談会の報告が出ただけですから、これを具体的な計画にどうしていくかということを当然進めるべきだと思います。

 

記者)
関係省庁の連絡会議の設置とか、関係機関の会議の設置とか、開催というようなことも盛り込まれているんですけれど、その辺りは。

 

副大臣)
当然必要だろうと思っています。積極的にやりたいと思っています。

 

記者)
重ねてなんですが、留学生に限らず、日本語の教育の国際化というか、そういうものについてはどういう体制で今後、取り組むのでしょうか。

 

副大臣)
私は、是非進めるべきだと思って、ただ、どういう形で具体的に進められるかが、これからの検討だと思っていますが、少なくてもあれですよね、外務省の国際交流基金、そこらと役割分担をどうするかとか、そんなことも考えないといけないし。そうですよね、文化戦略として日本語をどう普及、皆さんに学んでいただくかって、ここは本当に余程、戦略的にもう一回整理し直すのが必要ではないかなと思っています。

 

記者)
「もんじゅ」については、地元でずっと見てこられたということで、報告書の発表は今週ということですけれども、改めてざっと概要を御覧になってですね、どんなふうな感想を持たれたのか。

 

副大臣)
そうですね、先ほどお話ししたように、マニュアルがまだまだ足りなかったというのは感じています。ただ、今回のトラブル、事故については私、以前ナトリウムのときに経験していますから、見に行ったりもしていますから、それとは全然レベルが違う話ですから、むしろそれは速く通報、連絡すると、そこが遅れたことがやっぱりすごい問題だろうと思っています。トラブルの質そのものについてはそう重いものじゃないと思っていますが。

 

記者)
通報遅れについては、2年、3年ぐらい前にも、そのときに直したかなと思っていたんですけれども。

 

副大臣)
そうなんですね。要は現場の方というのは、実態がどうかをちゃんと確認をしたいと、そう思って確認しているうちに時間がたってしまうということなんですよね。しかし、すぐ今、音がした段階で当直長に伝えると、ここがマニュアル化されていなかったということがやっぱり問題だと思います。しかし、マニュアルって難しいですね。全部、書き上げることできないわけですから、まあ本当にここら辺はよく私も考えたいし、検討をしていきたいなと思います。

 

記者)
「もんじゅ」は、今後のですね、運転再開へのスケジュールの影響について今のところどのように。

 

副大臣)
そうですね。私はまだ口頭とかで説明を受けているだけで、正式な報告書は、中間のものは今週に出てくるし、最終のものはまだ出てきていないわけですから、やはりそれはちゃんと見届けないといけないと、そう思っています。そんなに重い事案じゃないですが、今回のトラブルは。しかし、それにしてもその報告を、ちゃんと見届けることが必要だと思っています。

 

記者)
今後の、今のところまだ、こうスケジュールが遅れるとかですね、ずれ込むとか、そういう状況ではないと。

 

副大臣)
今のところはそうかなと思っていますが、はい。まだ私も、着任してからその調べについてもそんなに詳細にやっているわけじゃありませんから、ええ、それは引き続きやりたいと思っています。

 

記者)
レアアースに関してなんですが、これ、海底鉱床の資源開発に絡んでくることだと思うんですが、その辺は、例えば経産省とですね、何らかの協力とかですね、というようなこともお考えなんですか。

 

副大臣)
ええ、必要だと思っています。個人的にはいろいろ連絡をし始めていますが。

 

記者)
具体的に何か予算も含めてですね、見直しとか。

 

副大臣)
ええ、そこはまだ何とも言えません、はい。まだ、そこまで具体的になっているわけじゃないです。

 

記者)
準天頂衛星の「みちびき」について、27日に軌道の投入が成功して、とりあえず準天頂軌道に乗りました。それについてなんですけれども、2、3号機はまだ決まっていないんですが、改造前の川端文科大臣、前原宇宙開発担当大臣は、2、3号機、2号機以降については比較的前向きなコメントをされていたんですけれども、改造後の方向性についてはどんなふうに。

 

副大臣)
まだ正式に、一つ一つのものを詰めてやっているわけじゃないですが、私なんかの印象では、やはり積極的に2号機をやるべきだと思っています。

 

記者)
その場合は、やはり文科省が中心になってやるべきだと。

 

副大臣)
ええ、そう思ってますが。はい。

 

記者)
来週ノーベル賞の発表があると思うんですが、例年、文部科学省でもいろいろ、噂も含めて情報収集していると思うんですが、去年と比べて省内の雰囲気はどうなんですか。

 

副大臣)
私、去年、省内にいないですから分からないんですが、私なんか、外にいても非常に有望なんじゃないかなと。それになんかあまりそういう気持ち、外にいて、なかった私でも、今年はこの省内に入る前から思っていましたから。一般的にはそうなんじゃないですか。昨日お会いしました、たまたま大臣と一緒にお会いする機会があったんですが、候補として名前が上がっている山中教授に、非常にその方も含めた数人の方が有望なんじゃないですかね。一緒に同行されてきた方は、全く質的に、今までとも違うような大きい成果だと言っておられましたがね。

 

(了)

 

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-- 登録:平成22年09月 --