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笹木竜三文部科学副大臣記者会見録(平成22年10月13日)

平成22年10月13日(水曜日)
15時31分~15時44分
文部科学省 記者会見室
科学技術・学術、文化

笹木竜三文部科学副大臣記者会見映像版

平成22年10月13日(水曜日)に行われた、笹木竜三文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

笹木竜三文部科学副大臣記者会見(平成22年10月13日):文部科学省

笹木竜三文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
私の方からは、今日は出張報告とその他ぐらいです。出張報告としては、10月の9日土曜日から10月の12日火曜日までということで、オーストラリアがメインですが、その前に韓国も行ってきました。細かくはまたお話ししますが、簡単に言いますと、「はやぶさ」の帰還を巡ってですが、その着地点としてオーストラリアの飛行場、空軍のですが、それを場所として借りた。そして回収とか探索作業で非常に、これは空軍の物理的なバックアップもいただいて、それを成し遂げることができた。そのお礼も兼ねてですが、「はやぶさ」の5分の1の模型の寄贈式というのを向こうのオーストラリアの、こちらで言うと文科省ですが、イノベーション・産業・科学・研究省のキム・カー大臣といろいろ懇談もできました。結論から言うと、東アジアの新しい連携とか、新政権で強調してます、それとグリーン・イノベーションとかライフ・イノベーション、こうしたことで、アジア太平洋地域の貢献をと、こういうことも言っているわけですが、それにつながるような沢山の芽があるなということを実感しました。後で詳しく言いますが、例えば、宇宙の分野で言っても、そこで観測したその成果、応用のいろんなプロジェクトがもう始まりかけているんだ、もっともっとこれをPRしないといけないなと、そういうふうな実感を持ちました。例えば、「だいち」でやっているもので言いますと、森林火災の情報とか、洪水とか、干ばつとか、そうした情報をいち早く伝えることができる。あるいは、「いぶき」であると二酸化炭素濃度ですね、これを、これももうリアルタイムで伝えることができる。で、この二酸化炭素濃度についての観測技術というのは世界で日本がトップを走っている。そんなことで、そうした貢献もできるし、これはグリーン・イノベーションということですね。それと、これはキム・カー大臣から具体的な提案があったんですが、例えば「はやぶさ」、今後、2号機とかをもしやる場合には、そういう場合でも向こうからいろんな対応をしてもらえそうなんですが、今、オーストラリアとしては天文学の分野でいろいろ新しい試みをやっていると。電波天文学ですね。で、その成果、これは今から具体的に取りかかっていって、近いうちにやるんだということですが、それを日本の、例えばスパコンとか、そういう計算技術、その協力を得ることで成果発表を早めることができる。こんな協力を具体的に考えてもらえないかと提案もいただきました。早速、検討をするようにということで、今、進めています。あと、オーストラリアに行く前に韓国も寄ったんですが、アニメーションセンターですとか、あと世界初のクローン犬、これで有名なイ・ビョンチョン博士ともお話をする機会をもちました。今、クローン犬については、狼も、クローンの狼もその研究室でやっているようですが、その犬に赤い色素を埋め込んで、爪とか足の裏が赤く発色するような、そういう犬というのになっていました。それはいろいろ、内蔵の患者であったり、そういう検査に役立てると、そういう可能性があるんだ、そんなこともお聞きをしてきました。これが出張の報告です。また、具体的な質問がありましたらお答えします。

二つ目はその他で、韓国での釜山映画祭、これが10月の8日から始まっているわけですが、11日にはジャパン・レセプションというのがありました。日本の映画を釜山映画祭でいろいろアピールもするということですが、私、これ、オーストラリアの日程と重なってて、行きたかったけども行けなかったんですが、幸いなことに鳩山前首相の夫人が参加されるということで、つないで参加をしていただきました。国際映画祭、この日本のやつは10月23日ですが、いろいろ調べますと、あんまりアニメの部分もそうですね、案外ぶつかって競合する部分は少なくって、合作なんかやると非常に、あるいは、アニメで言うと作る技術とか、映画祭でも、シナリオと、あと映画の技術とか、いろんな分野で考えていくとぶつかる部分が結構少ないんですね。だから、恐らく、日韓の映画とかアニメでの合作というのは、今後ますます可能性が出てくるなと、そんな感想を持ちました。私の方からは以上です。あとは御質問に答えさせていただきたいと思います。

 

記者)
先週、ノーベル化学賞の発表がありまして、日本人、鈴木先生及び根岸先生が受賞されたということで、大変喜ばしい出来事があったんですが、いずれの先生の研究成果も1970年代ということで、決して今の日本の科学技術力を象徴するものではなく、あくまで過去の技術の成果であるということなんですが、副大臣は現状の日本の科学技術力について、どのような現状認識を持たれているのかということと、あと、こういった基礎研究ですね、基礎研究を推進していくということはノーベル賞の受賞にもいずれつながることになるんですが、文科省として具体的に基礎研究を推進していくには、どういうことを今後は後押ししていくことが必要かとお考えになるかお聞かせください。 

 

副大臣)
そうですね。やっぱり基礎研究は大事だなって実感をしています。で、視察で行ったオーストラリアでもそういうところがあって、基礎研究はかなりいろいろされているんですよね、非常にノーベル賞を受賞している方も多いし。ただオーストラリアの場合には、それを実用というか、それはすぐにじゃなくても、そこから生まれたいろんな裾野の研究とか技術とか、それを応用化していく、実用化していく、そういうことをもう少し意識しないといけないと、これはオーストラリアのいろんな方々が言われていました。これは、日本も一方では基礎研究、これはあまり実用、実用と言っては基礎研究にならないんでしょうから、それはそれで大事なんですが、やはり今後、今のロケットのことも含めてですが、実際の応用でどうつながっていくかということを常に意識することは大事かなって、そんな感想を持ちました。基礎研究はますます日本はやっていかないといけない、そう思ってます。20年も30年もたっているという話、これはノーベル賞を決めている方の話ですからなんとも言えませんがね。今、日本においても基礎研究、凄いもの一杯出ていると思いますが、受賞されてない方でもね

 

記者)
今の件、ちょっとよろしいですか。それと絡んでですね、ノーベル賞の受賞が決まった後なんですけれども、先週の金曜日の国立大学の理学部長会議が声明出されてまして、基礎研究とともに、今、大学への予算も大分減ってきているという状況もあって、かなり現場の危機感が高まってきていると思うんですけれども、来年度予算も特別枠を入れれば増額要求になってますが、もしかすると認められなければまた減っちゃうということで、非常に現場の危機感も高まっていると思いますけれども、そもそもああいう大学の基盤的な経費だとか、科研費みたいなものを、ああいうコンテストの対象にするのはどうかっていうようなことも言っておられてですね、その辺、副大臣、どういうふうにお考えでしょうか。

 

副大臣)
ただ、それは基礎研究でも、今、言ったように、過去のこういう基礎研究の成果がつながっているんだということはいろいろ言えるし、今後もそういうことはあるわけで、常に国民の方にアピールしていく姿勢というのは必要だと思います。ただ、それをいろいろ判断していく、専門のその研究者以外の者が判断していくときには、それなりのやはりちゃんとした基礎的な情報を得た上で判断していくということは大事かなと思います、私も含めてね。で、基礎研究とかこういう科学技術とか、こうした費用というのは大きい流れの中で言えば、絶対に増やしていかないといけないと、いつもそう思っています。

 

記者)
じゃあ、来年度予算はコンテストの結果次第というところもあるんですけれども、その後はどういうふうに、そういうコンテストだと、当たったり外れたりで、要するにこうでこぼこが出ると思うんですけれど。

 

副大臣)
こちらは特別枠とかいろんなことで出しているわけですから、それをいかにちゃんと分かっていただくかっていうことに尽きると思うんですがね。ただ、それは、いろいろな世論の目とか、他からの目ということで、常にいろんな声を聞いていくということは悪いことじゃないと思いますが。

 

記者)
文化庁のホームページにですね、カラオケの著作権を取得すればカラオケビジネスの利益が得られるんじゃないかという問い合わせがあったと思うんですけれども、それについての記事が今朝の新聞にも載っています。私も混同して考えてしまうんですけれども、カラオケを発明したといわれる方の著作物が文化庁に登録されていて、それがその著作権が分割して販売されていると。で、それを買うとカラオケ1曲歌うといくらみたいな著作権料が入ってくるのか、その辺り。

 

副大臣)
それはいろいろ問い合わせが増えているので、ホームページで正式に書くようにしたと、そういうふうに報告を受けています。著作権の譲渡を受けたとしても、関係ないカラオケビジネスによって生じた利益が自動的に受けられることはありません。こんなQ&Aという形でホームページに載せて、なるべく誤解がないようにしていくということだと思います。

 

記者)
副大臣は、どのようにこう、理解されているんでしょうか、今回の件は。

 

副大臣)
いや、基本的に、もうこういうふうにお答えしていくしかないと思うんですけどね。

 

記者)
つまり、文化庁に登録されている著作権はカラオケそのものとは関係ないと。

 

副大臣)
そうですね。

 

記者)
つまりカラオケを作った男というタイトルの文字情報の著作物。

 

副大臣)
うん。ただ、文化庁として、著作権を利用した特別なビジネスを関与したりすることはあり得ないわけですから、そのことをはっきり言うしかないんじゃないですかね。どういう問題がありますか、例えば。

 

記者)
つまり、文化庁としてこうやってホームページでアピールするということは、積極的にこう、誤解のないようにお願いしますよという意思表示をされたいわけですよね。あくまで、この井上さんて方が書いた書物というか、冊子というか、文章というかが著作物で登録されているんであって、カラオケボックスに行ったりして曲を歌うこととは関係ないということを明確にしたいわけですよね。 

 

副大臣)
そうですね、はい。

 

記者)
ということを副大臣の言葉で言っていただきたい。

 

副大臣)
ああ、ああ、そういうことですか。

 

記者)
すいません。

 

副大臣)
はい。そのためにこうやってホームページに書いているということです。書き方ではまだ、いまいちよく分からないということですかね、この書き方では。

 

記者)
できれば、ニュースではですね、文化庁の職員の方に注意を促す意味でも取材に御協力いただければいいかなと思ったんですが。まずは副大臣にお尋ねしようと思いまして。

 

副大臣)
基本的にはそういうことだと私は認識していますが、ちょっとこの答え方とかがまだ分かりにくいということであれば再度検討はします。書き方については。

 

(了)

 

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-- 登録:平成22年10月 --