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中川正春文部科学副大臣記者会見録(平成22年9月15日)

平成22年9月15日(水曜日)
15時34分~15時47分
文部科学省 記者会見室
科学技術・学術

キーワード

準天頂衛星「みちびき」、H-ⅡAロケット

中川正春文部科学副大臣記者会見映像版

平成22年9月15日(水曜日)に行われた、中川正春文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

中川正春文部科学副大臣記者会見(平成22年9月15日):文部科学省

中川正春文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
それでは、まず最初の説明をさせていただきます。代表選が終わりまして、菅総理続投ということになりました。ここで一つ歴史が動いたというような、そうした新しい形のですね、政党政治といいますか、政権運営というのが実現したんだと私は思っています。これから先の体制、挙党一致でということを、それぞれの候補者の口から確認したということだったんですが、それをもって、この政権が難しい国会運営を乗り切っていきながら、新しい国の形というのをしっかりリードしていけるように頑張っていきたいというふうに思っています。

それで、代表選も頑張っていたんですけれども、仕事も、この文部科学省の仕事もしっかり頑張っていまして、1つ、2つ御紹介をしたいと思うんですが、一つは予算の編成に向けて、これからいわゆる政策コンテストであるとか、あるいはメリハリをつけた重点施策へ向けてのですね、説明をしていくという段階に入っていきます。それで、ちょっと文部科学省は工夫をしまして、できるだけ分かりやすくそれを理解してもらうために動画で、私とそれから鈴木副大臣が一生懸命、フリップを持ってですね、説明をしました。もう今、アップされていますので、ホームページからずっとたどってもらったらそこへ行きますので、是非、皆さんの批判と批評をいただきたい。それでまた、もう一回、駄目だったらやりますから、それをちょっと見ていただいて、いかに予算を一生懸命、汗をかいて説明しているかというのをですね、御批判をいただければ有り難いというふうに思います。そんなことを一生懸命やっていました。

それから準天頂衛星ですが、「みちびき」の打ち上げがお陰様で成功いたしました。9月11日ですけれども、H2Aロケット18号機で、目標とする軌道に向けて今、順調に飛行を続けているということであります。24日頃までに衛星側のエンジンによって準天頂軌道に投入されて、それから3ヶ月程度で初期の機能確認というのが行われていく予定であります。文部科学省としては、その後の技術実証、それから利用実証、これを関係府省と関係機関とともに着実に実施していきたいというふうに思っています。もう少し詳しく言うと、打ち上げが成功した後ですね、11日中に太陽電池パドル、これを正常に展開をすることができました。それから、その後5回の衛星搭載エンジンの噴射によって、ほぼ準天頂軌道に投入する計画となっています。今、その5回のうち今、3回目までを正常に終了したということで報告を受けております。後は、ひょっとしたら質問が出るかも分かりません、2号機以降はどうするんだと。それはそれで、また質問があったら言ってください。

それから、もう一つやろうと思っているんですが、核融合科学研究所とそれから瑞浪の超深地層研究所に、17日の日に視察に行く予定です。これは7月下旬にですね、核融合科学研究所の前所長の本島修氏がITER、ヨーロッパに実証プラントといいますか、施設を今、建設にかかろうとしていますけれども、そのITERの機構長に就任されました、新しく。その本島さんがかつて、おっていただいた核融合科学研究所というのが我が国の核融合研究の中核機関になっていまして、世界をリードする学術研究の成果を上げているということと同時に、ITERとの関係で、日本のこのシステムをどう位置付けていくかということを一回実証的に、私も現場に行って皆さんの考え方を聞きながら、視察をしていきたいと思っています。それからもう一つ、さっき申し上げた瑞浪超深地層研究所なんですが、これは原子力発電によって発生する高レベルの放射性廃棄物の地層処分の安定性や信頼性を向上させるために、基礎となる基盤、地盤、岩盤の地下水に関する研究開発が行われているというふうに聞いています。今、300メートルぐらいの地下まで掘り進んでいますので、是非そこまで下りていって、具体的な今の事業というのを視察してきたいというふうに思っています。よろしかったら一緒にどうぞ来ていただいたらというふうに思います。私の方からは以上です。

 

記者)
ありがとうございました。それでは幹事の方から、副大臣に振られた件で遠慮なくお聞きしたいと思いますが、菅首相が続投ということなので、宇宙開発戦略本部の方針というのは、そう大きく変わらないというふうに見られていますけれども、「みちびき」も2号機3号機の目途、特に財源を含めてですね、そういった目途がまだ付いてないという意見もありますけれども、そういったことをですね、今後の新しい国作りということで、どういうふうにお進めになるかということを、副大臣としてはどうお考えになっているかというのを一つお願いしたいと思います。

 

副大臣)
はい。これはですね、この利用の在り方を含めた事業計画を検討しつつ平成23年度の可能な限り早い時期の結論を目指していきたいというふうに思っています。内閣官房の下に、相互調整をしまして、関係の府省が連携して取り組むということになっています。内閣官房では、これは以前からそういう体制を敷いていたわけですけれども、座長に内閣府の大臣政務官が就きまして、委員として各省庁の政務官、関係の、総務大臣政務官、それから文部科学省の大臣政務官、これは後藤さんが加わっておっていただきますけれども、それから農林水産省、経済産業省、国土交通省、防衛大臣政務官、それから警察庁の次長と、こういうメンバーでやるということになっています。また、文部科学省の中でもですね、このことに対する対応というのを文部科学省なりに考えていくということですが、それをもって専門家によるワーキンググループというのは、関係府省のさっきのプロジェクトのチームのもう一つ下に専門家のワーキンググループというのが設置される予定でありまして、その検討体制を整備していくということになっています。そういうところを結集していって、できるだけ早い、さっき申し上げた時点で結論を出していきたいというふうに思っています。

 

記者)
それでは、各社どうぞ。

 

記者)
準天頂の話は、その2機目以降はですね、文科省がもし参加するとですね、どういう意義があるんでしょう。技術的にある程度実証できれば文科省の仕事は終わりなのかなというふうに思うんですが、2機目、3機目に文科省がどのような貢献の仕方があり得るのかということについてはどのようにお考えですか。

 

副大臣)
恐らくね、これをどういう、いわゆる利用実証をしていくかというところがもう一つあるんだと思うんですよね。GPSの精度が上がるということによって、様々なシステムというのが考えられる、これは既に民間からも含めて60件ぐらいの応募、これは公募でやっているんですが、応募されてきているようなんですが、そういうものの技術的なバックと、それから民間だけじゃなくていろんな研究者や機関からも提案が出ていると思うんで、そういうものに対して文科省がどう支援していくか、あるいはまたシステムとしてそれが成り立っていくものなのかどうかという検証をしていくという、そういうところが残っているんだと思うんです。

 

記者)
先ほど、2号機、3号機の予算の関係で少し、宇宙開発全体の中でですね、準天頂をこれから増やしていこうとすると、宇宙開発自体の予算が増えない限りは他の開発費を削って準天頂に向けるということになるとは思うんですが、どちらの方向でいくのかというのは、別枠で扱った方が良いのか、それとも宇宙全体の中での一部という考え方でいくのか。 

 

副大臣)
全体の枠組みの中で考えていくということだと思います。同時に、これはもう一方で、さっき申し上げたような実用化段階にも入っていくわけですから、必ずしも政府予算だけで、あるいは税だけでもっていくということでもなかろうと私自身は思っているんですよね。そういう意味で、民間の取り組みも含めた、システム化していく全体の中で、またいろんなオプションが考えられるのではないかと思うんです。それを御指摘のように宇宙開発について、全体の戦略というのが同時並行的に考えていかなければならないだろうと思いまして、そんなことも考慮しながら整理をしていくということだと思います。

 

記者)
視察の日程なんですけれども、場合によっては組閣と重なるのではないかと思われる日にちなんですが。

 

副大臣)
たまたまそうなりました。

 

記者)
それが、どうなろうが副大臣が行かれることには変わりはない。

 

副大臣)
私がクビにならない限り。

 

記者)
H2A絡みで質問なんですが、今回成功率12回連続ということで94.4パーセントということで、国際的に見ても十分競争力のある成功率になっているかと思うんですが、その一方で円高とかそういう要因もあるんですが、コストの面ですね、コストの面は打ち上げ後の記者会見で重工の方ももう限界にきていると、仮にコストを削減するならもう設計を見直すと、そういったことをしないといけない段階にきていますという説明をしていたんですが、設計を見直すとなると、恐らくJAXAと共同研究していかなくちゃいけないということになると思うんですが、その場合、文科省として支援していくのかという話になるかと思うんですが、そこら辺、そのコスト削減ですね、そこら辺で文科省として、例えば追加経済対策等、今後出てくる中で設計の見直し、宇宙ビジネスは大きくやっていこうという政府の方針がありますから、そういったことが何か出てくる可能性とかはあるんでしょうか。 

 

副大臣)
もう少し詰めて、その辺は検討しないといけないんだと思うんですよね。今の円高の状況がこれからも持続して、これ自体も採算に合わないよということになるのかというと、また違った局面も出てくるんだと思うんで、あるいは設計を変えるということだけじゃなくて、もっと様々なオプションが考えられるんだろうと思うんで、そんなことも総合的に検討して、いずれにしても宇宙ビジネスを、こうしたロケットを中心に、あるいは衛星ということを中心に考えていくということ、これは積極的に政府としても取り組んでいくということだと思います。

 

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成22年09月 --