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中川正春文部科学副大臣記者会見録(平成22年7月12日)

平成22年7月12日(月曜日)
14時00分~14時15分
文部科学省 記者会見室
科学技術・学術

キーワード

ソーラー電力セイル実証機「イカロス」

中川正春文部科学副大臣記者会見映像版

平成22年7月12日(月曜日)に行われた、中川正春文部科学副大臣の定例記者会見の映像です。

中川正春文部科学副大臣記者会見(平成22年7月12日):文部科学省

中川正春文部科学副大臣記者会見テキスト版

副大臣)
選挙でしばらく会見も途絶えていましたけれども、御迷惑をかけました。結果が出たわけでありますが、国民の皆さんには、期待していただいて、御支援もしていただいたんですけれども、結果としては本当に残念な結果に終わってしまいました。どこが国民に伝わらなかったのかということについては、様々に、またこれから反省も含めて民主党あるいは内閣としてもお話が出ると思うんですが、私は個人的には、一つは、今、各省庁に三役が入って具体的に政策を進めているわけでありますが、その中身について、やっぱり国民に十分に伝わっていなかった。具体的な政策として、今芽出しを始めているもの、それからもう既にやったものの両方含めて、その意図と、どのレベルの改革といいますか、ある意味では革命的な改革、変化というのが起きてきているにもかかわらず、それが具体的なものとして、しっかり国民にはとらえられていなかったということ。これは選挙態勢に入って、私たちが様々に、国民との懇談会の中で改めて痛感したことです。争点の持っていき方として、本来はそこへ向いて持っていければ良かったのですが、それが消費税とか、前半は「政治と金」だったわけですけれども、そういうところに争点が作られてしまったということが一つあって、作られた原因というのもある意味ではこちらにその隙があったといいますか、しっかり対応できていなかった部分があるんですけれども、そんなことも含めて残念に思っています。それからもう一つは、これからの参議院の運営については、どういう形で連立の枠組みを作っていくかということが焦点になってくるわけでありますが、いずれにしても政策本位で協議会を作って、一つ一つ協議会のテーブルの上に乗せて合意を得ながら運営していくことができるのか、あるいは内閣に入ってくるという前提で連立内閣を組んで運営していくのか、これについてはこれからの執行部の努力と各党のそれぞれの考え方の中でまとまっていくことだと思いますので、今のところ情報も、あるいは検討もまだ我々としてはついていません。いずれにしても文部科学省としての課題が残っていますし、スムースな形で政策を実現していける流れを作っていくために私たちも精一杯の努力をしていきたいというふうに思っています。それが選挙ということです。

次に、小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」の状況を少しお話させていただきたいと思います。5月22日に打ち上げられた宇宙ヨット「イカロス」ですが、先月10日に帆を広げることに成功し、先週金曜日、9日には帆に太陽光の圧力を受けて実際に加速しているということが確認されました。具体的には、6月28日以降の12日間に毎秒にして10メータ、毎時にして36キロということになるんですが、それだけ加速したということが確認されました。目標は、これから半年間かけて、毎時にすると400キロの加速を実現していくということであります。今回加速が確認できたということは、世界で初めて宇宙ヨットが太陽光で加速するということを実証したということでありますので、日本の高い技術力というものが改めて立証されたということを大変喜ばしく思っています。今後は帆を張った、帆を使った形で加減速をやったり、方向転換をやったりということで、5ヶ月間余りに上りますけれども、試験をしていくということになっていきます。将来の宇宙探査において極めて有望なことでありますし、前回のイオンロケットと合わせて大きく評価し見守っていきたいというふうに思います。

 

記者)
先ほども出ましたけれども、参院選で民主党に厳しい結果が出ましたけれども、その結果を受けて、特に科技系をはじめとした文科省の従来の方針とか、決定プロセスに対する影響というのは、どのようなものになると思いますか。

 

副大臣)
これから先、科学技術の体系も含めて、大きく対立構造を生んでいくような課題というのはないように思います。党派を超えて、しっかり科学技術を基本にした国作りを進めていくということについては大きなコンセンサスがあるんだというふうに思っていまして、影響はないと思います。

 

記者)
先日、JAXAの理事長会見で、来年度予算の概算要求について今年度の当初予算額を上回らないようにというようなことを言われているというような発言が出たんですけれども、それが本当かどうかということと、もしそれが本当であれば、その理由というのはどういったものなのかお聞かせください。

 

副大臣)
私たちはそんな指示はしていません。

 

記者)
指示はしていないですか。別に今年度当初予算を上回るような額でも認めるお考えですか。

 

副大臣)
まだそういう指示は出していません。

 

記者)
まだ出していないということは、これからそういう指示が出るんですか。

 

副大臣)
概算要求はこうした姿勢というか、考え方でまとめるようにという指示はこれから出します。だから、そういう意味でまだ出していないということです。どういう形でまとめるかという指示については出していません。

 

記者)
例えば、今までは概算では少し多く出して、それから削ってという作業をしていましたけれども、今年度と同じだけとか、上回らないという指示は内閣トータルとして来ていないということですか。

 

副大臣)
まだこれからです。

 

記者)
見通しとしては、そうなる見通しが高いというふうにお考えですか。

 

副大臣)
いろんな試算を事務レベルでやっているんです。今恐らく皆さんのところへ届いているのは事務レベルのオプションというか、こうした場合にはこういう形になりますよというのを幾つかやっていると思うんです。それがいろんなところへ届いたりして、これは財務省の考え方なんじゃないかとか、文部科学省の考え方なんじゃないかということで受け止められているようです。記事にもそういうふうになっています。そういうことを我々は指示をしていませんし、そういうふうに決めたということでもないということです。

 

記者)
総合科学技術会議が、先週なんですけれどもアクションプランをまとめて、太陽光発電だとか木質系バイオマスの推進というのを出されていて、具体的に文部科学省の太陽光発電の基礎研究をやれとか、木質系バイオマスの基礎研究をやれとか、具体的に省庁に対しても指示を出すというものをまとめておるんですけれども、実際、そのアクションプランが出たということにおいて、文部科学省として今後どう対応するのかということと、基本的に総合科学技術会議から出された太陽光は無条件で文科省は概算要求せざるを得ないのかという、その点をどうお考えでしょうか。

 

副大臣)
アクションプランは向こうから勝手に出たわけじゃなくて、アクションプランを詰めていくプロセスの中で文部科学省の考え方というのもしっかり入れ込んでいるというか、それを土台にして科学技術分野であるとか、あるいは教育分野もそうなんですけれど、そういうアクションプランにつながっているというか、その基礎になっているわけです。向こうに言われたからこれを組むというのではなくて、当然こちらから出した話ですから、しっかり予算の中にはこれを組み込んでいくということになります。

 

記者)
参院選の副大臣の地元の三重選挙区の感想をお願いしたいんですが。

 

副大臣)
三重選挙区は1人区で、1人区で8人当選ということになったと思うんですが、三重県もしっかり頑張ったということだと思います。しかし、結果的に見えているのは、みんなの党が浮動票を分散化してしまったというか、本来は民主党という選択をしてもらう可能性があった票が、みんなの党に分散化してしまったという結果が、あの数字を見ているとあったように思います。そうした意味では、私たちが次のステップといいますか、さっき申し上げたように各省庁で何を具体的に政策として完成させていくのかというメッセージがしっかり届いていなくて、その間げきをぬって、みんなの党に投票が分散化されてしまったという反省はあるというふうに思います。

 

記者)
先ほどの宇宙開発予算の概算要求で、JAXAの立川理事長は10年度の予算を上回らないということで事務方が言っているというようなことをおっしゃったんですけれども、副大臣が今おっしゃったこととちょっとズレがあって違いがあるんですが、文科省の事務方がJAXAに対してそういう警告をしたというような認識ですか。

 

副大臣)
恐らく財務省の事務方からうちの事務方が聞いて、それを伝えているのかもしれません。それはやっぱり我々政治レベルでもう一回整理をしていくことだというふうに思います。

 

記者)
あくまでも政務三役の方からは、そういうことは一切言っていないということですか。

 

副大臣)
はい、言っていません。

 

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成22年07月 --