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大臣会見概要(9月15日)

平成21年9月15日(火曜日)
10時32分~10時46分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術

キーワード

H-ⅡBロケット、高校無償化、スクール・ニューディール、教育費、ICT

大臣)
今日の閣議においては、先日のH-ⅡBロケットの打上げについて報告をしました。改めて読み上げますと、9月11日、種子島宇宙センターにおいて、H-ⅡBロケットによる宇宙ステーション補給機の打上げに成功しました。現在、宇宙ステーション補給機は、順調に所定の軌道上を飛行しており、9月18日に国際宇宙ステーションに結合する予定です。今回の打上げについては、私自身も現地に行っていましたが、これまで、官民が一丸となって開発を進めてきた大型の基幹ロケットであるH-ⅡBロケットが初めての打上げに成功したことは、感動的なものであり、新しい時代の幕開けを実感したところです。我が国の宇宙開発利用が世界に伍して着実な進歩を遂げていることの証として、大変喜ばしく思っています。宇宙ステーション補給機については、国際宇宙ステーションへの物資補給という、国際的に重要な任務を担っています。引き続き、その任務が達成できるように、関係機関とともに努力をしていきたいと思っています。

記者)
明日、午前中の閣議で辞表の取りまとめもありまして、大臣としてのお勤めを終えられるわけですけれども、今のところの率直なお気持ちをお聞かせください。

大臣)
約一年間になりますが、大変皆さん方にお世話になりまして、ありがとうございました。率直に申し上げて、経済危機という状況の中で、また一方で解散がいつあるかというような状況で、国会も在任中の80%ぐらい会期中でしたので、もう少し、じっくりと文部行政に取り組みたかったなと。また、一年間でやり遂げられること、またできないこと、それぞれあったわけですが、やはりもう少し、時間をかけてやる必要があるなということを、今、この最終的な段階において感じていまして、特に、財政的な支援の問題とか、あるいは今後の高等教育の充実とか、様々な課題があるわけでして、そういった点は引き続き、もちろん大臣を辞めてからも取り組んでいきますが、やはり、こういう重要な立場に立って、大きな仕事をしていくためには、もう少し余裕があって、じっくりと取り組みたかったなというのが実感です。しかし、非常に厳しい、またどちらかと言うと暗い話が多かった中では、ノーベル賞に始まって、今申し上げた宇宙ステーションへのロケットの打上げ成功、文化・スポーツについても、様々な明るい材料があって、私としては、非常にそういう点では、いい時期にやらせていただいたなということも、率直に感じています。

記者)
銭谷さんの再就職の件ですけれども、先日の会見の中で、個人的話合いの中で決まったことだというふうに考えていらっしゃるとおっしゃっていましたけれども、個人的というのが、誰と誰がどんな話をしたのかというのが、今一つ分からなくて、あたかも、銭谷前次官が旧知の文部官僚と話をして、個人的な話をして決まった、よって、省の斡旋ではないというふうに、受け止めかねられない発言だったと思うのですが、そこのところをもう少し説明していただけますか。

大臣)
個人的な話合いの中で決まったということは、我々役所として、そういう話をしていませんし、当事者間での話だと思います。誰と誰が話し合ったかというのも存じ上げませんし、あと私は報告を受けているわけではないですから、役所として、とにかく関わっていないということを申し上げたと思います。

記者)
誰と誰が話したかは存じ上げないけれども、当事者間の話だということですか。

大臣)
当事者間のだろうと思いますね。本人は当然話をしたのだろうと思いますし、他に話をする人というのは誰がいるのかというと、それは他に考えられないですから。

記者)
そのことをもってして、省の斡旋ではないというふうにおっしゃったのですね。

大臣)
と言うか、それは我々もまったく話していませんので、その点は知る余地がないわけです。ですから、具体的に誰と誰で話し合ったかというのも存じ上げません。誰と誰が話し合ったかを、お知りになりたいのでしょうか。

記者)
いえ。そこを踏まえておっしゃっているのかどうかという、そこが知りたかったのです。

大臣)
これは、私が具体的に、誰と誰が話したかを承知して話したことではなくて、役所として関わっていませんので、多分、当事者間だろうということで、個人的な話合いの中でということを申し上げました。

記者)
東京医科大学で科研費の流用というのが発覚したのですけれども、こういったケースがなかなかなくならないのですが、その受け止めと、科研費の余った部分を、どこかにプールして使い切ろうというような、その体質と言いますか、他にも広がりがあるのではないかということも聞かれるのですけれども、その辺を踏まえて所感をお願いいたします。

大臣)
詳しくは、まだ報告を受けていませんが、このことについては誠に遺憾なことでして、確かに今おっしゃったように、こういう問題が、度々出てきていますので、今後、科研費等の管理の仕方等、もう少し検討する必要があるだろうという気がします。今回、またこういう事件が起こったことに対して、しっかりと内容を精査して、今後再発防止に向けて具体的な、何か取組をしなければならないと思っています。

記者)
今おっしゃった取組について、具体的に思い浮かべていらっしゃるやり方というのはありますか。

大臣)
今のところは、まだ具体的にはないのですが、やはり、度々こういう類の不正使用がありますので、ここはしっかりと検討して、特に今度、最先端研究開発支援プログラムの基金の問題もありますし、いずれにしても、この分野は、国としても当然ながら大きな額をしっかりと投入していく必要がある。一方で、使い方については、やはり、厳しくチェックできるような体制を整えることが必要だと思っています。

記者)
今度、与党と野党の立場が入れ替わるに当たって、例えば、高校無償化は、反対の立場で臨まれるわけでしょうか。

大臣)
それはまだ、どういうやり方でやるか。基本的には、教育費の問題というのは、これからしっかり取り組んでいかなければならない。それから、家計負担も、非常に日本の場合は、諸外国と比べて多いということが明らかになっていますので。ただ我々は今まで、文科省あるいは与党という立場として、まずは幼児教育の無償化を提唱していましたので、それをまずはやりたいと。高校については、やはり、特に低所得者に対しての支援をしようということで考えています。財源に限りがありますので、そういった問題も含めて、高校を無償化することが果たして、財政的にもちろん、それから教育的にも、あるいは、例えば義務化の話もありますし、そういったこと諸々を検討して、考え方をもう一度検討していく必要があるのだろうと思います。

記者)
高校の無償化に関しては、必ずしも反対というわけではない。

大臣)
今のところは反対というか、やはり先に幼児教育をやってから。高校無償化は、やはり例えば、今申し上げた義務化と無償化の関係とかということもありますし、教育行政上どうあるべきかということは、もう一度検討していく必要があるんだと思います。経済的な理由の点においては、まずは低所得者への支援をすることが必要だろうと。これは、財政的な問題も含めて、そういう考え方で、今日まで我々は考えてきましたので、今、果たしてその無償化というのを、それでは賛成かというと、すぐには賛成しかねると。ただ将来的には、そういうことも考える必要があるとは思っています。

記者)
補正予算についてですけれども、大臣肝いりのスクール・ニューディールの施策の中で、学校耐震化や太陽光パネルの設置などについては、2,600億円の予算のうち、2,390億円が交付決定されています。9割方は決定されているわけですけれども、一方で、学校ICT化の方、つまり、デジタルテレビと電子黒板、および学校内のパソコン、これについては2,080億円の予算のうち、応募があったのは1,400億円と、3分の2しか内示が出ていないわけで、これは、学校側にあまり人気がなかったのではないかと。もちろん、地方議会の進み具合で違うというような見方もあるとは思いますけれども、そこまで文部科学省でも調べていないはずですから、人気がなかったのではないかという見方もできるのではないのでしょうか。

大臣)
まだそこまでは、我々も精査していませんが、今、地方においては9月議会とか、そういうところでやられるところが多いのではないかなと思っています。ICT化について人気がないという意見は、私は伺っていませんので、事務的な作業の中で、今こういう結果になっているのかなと受け止めています。実際にどうかということは、まだ、報告を受けていませんので、またチェックはしたいと思います。

記者)
自民党の総裁選について、谷垣さんが立候補を表明されて、若手中堅でも、今、河野さんとか、推薦人の取りまとめに走っていますけれども、こういう動きに対して今、大臣はどういうふうにお考えでしょうか。

大臣)
正直、こういう立場にいて、積極的に総裁選には動いていませんので、状況は把握していません。ただ、色々な連絡を受けて、谷垣さんがまずは、今日ですかね、正式に表明するということで。今日辺りから、かなり色々な動きが出てくるんだと思っています。その他にも、今、名前が出た河野さんとか、小野寺さんとか、石破さんとか、色々と若手も動いていますので、ここは是非、私としては新しい方も含めて、複数候補者が出てくることを望んでいまして、私自身は、また、今日明日ぐらいから状況を把握して、どういうふうにするか、また決めていきたいと思っています。

 

   (了)

 

※本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

 

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大臣官房総務課広報室