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大臣会見概要(9月1日)

平成21年9月1日(火曜日)
9時53分~10時10分
文部科学省 記者会見室
教育

キーワード

新型インフルエンザ、新学習指導要領、教員免許更新制、高校無償化、全国学力・学習状況調査

大臣)
今日の閣議については、特に当省案件はありませんでした。

それから、新型インフルエンザについて、現在大変流行しているわけで、そして、今日から、2学期が始まる学校が多いということですので、今日9月1日付けで「文部科学大臣からのメッセージ」を、各都道府県教育委員会等を通じて、子どもたち、それから保護者、学校教職員の皆さんへのメッセージということで配布して、それぞれ注意喚起を促したところです。今、大変な発生状況にありますので、お互いに、それぞれが注意をしていただきたいというメッセージを送りました。

記者)
今回の選挙で、非常に厳しい戦いを、結果的に乗り越えて、国会にお戻りになったわけですけれども、率直なお気持ちをまず聞かせてください。

大臣)
大変な選挙で、いまだかつて経験したことのないような状況でして、マスコミの皆さん方にも色々お世話になりまして、ありがとうございました。いずれにしても、その中で当選させていただいたことは、自分としては、もちろん有り難いし、今後どういう形で政治あるいは政権が動いていくかということに対して、こうして当選したからには、それに向けて、また改めて努力をしていきたいと思っています。

記者)
今回の選挙戦を経て得た教訓みたいなものがあれば、お聞かせください。

大臣)
教訓というか、今回の選挙については、一つの大きな流れの中で戦ったわけですが、今後、選挙のやり方もあり、また政治については、改めて国民の皆さん方に、いかに政治について、知っていただくかということについて、どういう方法があるのかなというのが、なかなか難しいなと。つまり、普段の政治の内容があまり伝わっていないことが沢山あるので、それでいて関心が高くなってくるというのは、やはり、改めて、正確な情報をどう伝えるかということは、これは我々だけではなくて、マスコミの皆さん方にもぜひ考えていただきたいなという気がします。情報としては明らかにマスコミの皆さん方の情報が、一番、国民に徹底される。我々の言動も、すべてマスコミに伝わっているでしょうから。我々も個々には、もちろんやりますけれども、ただ、客観的なものは、できるだけ正確に伝えていくような方法は必要かなと。そういった中で、色々な意見があるということが必要だと思っていますので、関心が高いということはいいことなので、色々な、例えば各法案とか、今の状況とかといった客観的な部分では正確に伝えて、その上で色々な意見があって然るべきだと思います。

記者)
今のお話ですと、国民の政治に対する知識不足から、今回のこういう選挙結果になったんだとお考えですか。

大臣)
そうとは言っていない。知識不足というか、伝わる手立てが、一般の人たちにとっては、たぶんマスコミの皆さん方が一番だと思っていますので、我々はもちろん努力してやりますが、我々以上に、一番伝わる点ではね、その辺が、他に方法があれば、考えなければならないし。知識不足というか、伝達不足と言いますか、そこはどう考えていいのか分かりませんが。

記者)
この政治の状況に対して、当然理解をして、その現状に不満があるという人が、投票行動を行った結果なのではないのでしょうか。

大臣)
もちろん、それはそうですね。

記者)
そこを、理解していないからこういう結果になったというのと、全然違うと思うのですけれども。

大臣)
色々な不満があるのは分かっていますし、理解していますけど、もう少し状況とかというのを、色々分かっていただくということも、必要だろうと思います。今、一般の人がどこまで知っているのかというと、色々な法律的なことも含めて結構分かっていませんよね。ですから、全体的な状況、あるいは個々の問題もありますし、その辺をできるだけ、やはり把握した中で判断してもらうことが必要だろうなと思っています。

記者)
大臣御自身は、どの点が一番理解されなかったと思っていますか。

大臣)
やはり、経済対策等について、今厳しい現状は厳しい現状として、色々な数字でも出ている。しかしながら、経済対策が行われて、それなりには成果が出ているということは、やはり、なかなか理解はされない。現状の厳しさは、世界的に見ても、そういう厳しさがあるし、しかし、何か日本だけが悪いみたいな捉えられ方をしていますから、だから、そういう世界的な、客観的な話もやはり必要でしょう。問題点だけ挙げればきりがないわけで、解決できる問題と解決できない問題を数えたら、我々が抱えているのはたぶん解決できない問題の方が多いだろうと。解決できない問題だけを言われたら、どの政権も倒れちゃうというようなことで、やはり、難しい問題は難しい問題として、それに対しては国民全体でも受け止めてもらいたい。もちろん、それを解決するのは我々の役割ですけれども、今度は野党でしょうから、野党の責任でというのは、今までの中では、何もないのかなということも思いますよね。

記者)
先ほどおっしゃった、マスコミの皆さんにも考えていただきたいという発言を伺う限りは、今回の自民党大敗の結果について厳しかったと言っていますけれども、何かマスコミの責任のように受け取れますが。

大臣)
いえ、そうではなくて、やはり国民がそれだけ関心があるから、全体にできるだけ客観的な、情報を与えていただきたいということですよね。

記者)
国民は、経済政策の成果というものをきちんと理解して、ただ、それ以上に自公政権に不満があったと…。

大臣)
それは私も理解しています。

記者)
選挙前の会見では、金に釣られてこういう状況になっているというようなお話もありましたけれども、そういう意味では今回の結果はやはり、金に釣られてこういう結果になっているとお思いですか。

大臣)
それも一つの要因。言い方が適切かどうかは分かりませんけど。目先のそういうことに釣られてということは、かなり皆さん方も、それは期待されている話であろうと思いますけれども、それだけでの判断というのは、やはり将来どういう社会を作るとかということが、やはり必要ではないかなという気がします。

記者)
今後、民主党政権が発足するわけですが、文科行政に関して、民主党政権への注文というのが、もしあればお願いします。

大臣)
注文というか、私が、今までに担当していた、特に、教育費の問題とか、これから科学技術の基礎科学力とか、そういったことをしっかりと取り組んできたつもりですから、それについて継続してお願いしたいと。それから、今年から小・中学校においては新しい学習指導要領の一部がスタートしていますので、それを現場でしっかり定着するようにお願いしたい、これは2、3年後に完全実施となりますので。それから、教員免許更新制も今年スタートしましたので、これも定着するようにということは、私の次期担当大臣については、そういう要請をしたい、気持ちはあります。

記者)
今度、自民党は野党になるわけですけれども、改めて、民主党が掲げている高校無償化ですとか、学力テストの見直し、あとは、免許更新制の廃止というような方針がありますけれども、その辺に対するお考えを改めて伺えますか。

大臣)
高校の無償化は今までもお話したとおり、高校の場合は、かなり自分の進路といったことに関わって選択していく段階ですので、原則的には授業料は払っていただいて、しかしながら、経済的に厳しい人たちには、授業料減免や、それから来年度から給付型奨学金も含めた修学支援策を進めていますので、そういったことで、経済的に厳しい人たちにとっては、しっかり対応をしていく。これが今の方針だと思っています。それから、全国学力・学習状況調査については、つい先日、3年目の発表を行いましたが、私どもは、やはり一つの基準として、学力の状況を国として把握していく必要がありますし、それをもとにそれぞれの市町村、あるいは学校、また個人も改善を進めていただくことが主眼でありますので、色々問題点があるのは承知していますが、もう少し経年的に比較ができるようにしたり、学力を向上させたりするために、今後、どう取り組んでいくか検討する必要があるわけでして、今ここで、廃止とか、あるいは抽出であるとかということは、私は避けたいと思います。免許更新制も、やはり、国会で議論の上決めたことですから、やはり継続して、問題点があれば改善するということも必要でしょうし、今年初年度ですから、各大学の方も準備をして、私は、これは教員にとっても、あるいは大学等の養成機関にとっても、非常に緊張感を持った一つの方法だと思っていますので、ぜひ、いい形で定着を進めていければと考えています。

記者)
例えば、少人数学級とか、あとは、全体の話で言うと、教育費の底上げと言いますか、国際的な水準まで引き上げるというところでは、共通している部分があると思うのですけれども、その辺は民主党と、一緒にやっていくこともありますか。

大臣)
それは共通して、お互いに協力し合えるところは、やっていきたいと思いますけど。

記者)
自民党の総裁選について、期日を、特別国会の後にという話だったのですが、党内異論も出ているようなのですが、大臣のお考えをお聞かせください。

大臣)
やはりこういう事態の中で、麻生総裁ももう辞任ということですから、私はやはり、我々党員の考え方をきっちり受け止められるような手続きが必要だと思いますので、あまり拙速な形でやっても意味がないのかなというような気がします。ですから、できるだけ、時間をかけるということではないのですが、そういった手続きをきちんとやって、党員が納得できるような形で総裁選をやるべきだと思います。

記者)
すると、特別国会の後がいいだろうというお考えですか。

大臣)
特別国会に間に合わせる必要はないということです。

記者)
その場合は、首班指名は麻生さんに投票をされるということですか。

大臣)
それはそうでしょうね。

記者)
民主党政権への、文部科学省の仕事、大臣のお仕事の引継ぎのようなものは、どのようにされていくのでしょうか。

大臣)
まだ、それは考えていません。誰が大臣になるかも分かりませんし、引継ぎというのは、先ほど言ったような、今まで継続してやってきたこと、あるいはこれからやろうとしていることは当然、引継ぎとしてはしたいと思っていますけれども、具体的にはまだそこまで整理していません。

記者)
静岡県藤枝市で、中学2年の女子生徒二人が飛び降り自殺をして、何かいじめを受けていたという情報もあるようですけども、その辺は文科省にはどういうふうに話が入っていますでしょうか。

大臣)
本当に大変痛ましい事故で、私の地元でありますし、大変残念だと思っています。今、静岡県教育委員会を通して、原因などを調査中でして、具体的なところはまだ承知していません。いずれにしても、命の大切さを学ぶということは、改めて大事だと思っていますので、教育の中で充実していく必要があるなというふうに思っています。

記者)
いじめの有無については、まだ情報がないのですか。

大臣)
まだ具体的には、聞いていません。

 

   (了)

 

※本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

 

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