平成21年4月28日(火曜日)
9時25分~9時36分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術
新型インフルエンザ、財団法人日本漢字能力検定協会、宇宙航空研究開発機構
大臣)
今日の閣議においては当省案件として、構造改革特別区域法及び競争の導入による公共サービスの改革に関する法律の一部を改正する法律の公布が決定されました。これは、社会教育施設の関係です。
記者)
豚インフルエンザの関係ですけれども、WHOの警戒レベルが引き上げられましたけれども、今後の文部科学省としての対応について、どういうところに重点を置いてやっていくかお聞かせください。
大臣)
豚インフルエンザの発生については、本日未明にWHOがフェイズ4に引き上げたということで、これを受けて、政府として第1回の対策本部の会合を12時30分から行います。文科省としては、これを受けて、私を本部長とする、新型インフルエンザ対策本部を設置して、必要な対策を講じていきたいと思っています。当面は情報収集を行って、必要があれば、発生地への修学旅行や留学等の自粛について要請することなども、検討していきたいと考えています。今回の事案については、我が国での感染者の発生の可能性についても予断を許さないことから、適切な情報提供、そして注意喚起を行うなど、国民の安全と安心の確保を大前提に、遺漏なきよう取り組んでいきたいと考えています。
記者)
日本漢字能力検定協会の問題ですけれども、先日、プロジェクトチームの会合が開かれて、問題と指摘されていた前理事長らの関係する企業の取引を、取り止めるという方針を決めたということですけれども、これに対する評価と、こうした動きを受けて、6月の検定の実施について、大臣としてどのようにお考えかお願いします。
大臣)
4月20日に口頭で、担当局長から理事長の方へ指導しましたが、24日に改めて指導通知を発出して、今お話があったように、漢検協会の方としては、会合を開いて、改善に向けた法人としての対応方針を明確にし、可能な限り速やかに文書で報告するように、要請していますので、そのような対応がされることを、我々としては期待しているところでして、我々の指導通知を受け止めて行動しているところだと思っています。30日に理事会を開くということで、その理事会の決定の内容をしっかりと見させてもらってから、我が省としての対応をしていきたいと考えています。いずれにしても、こちらから指導した点について、明確な改善がなされることを望んでいますので、それによって、6月の検定試験を実施するか、見解を示したいと考えています。
記者)
豚インフルエンザの関係ですけれども、WHOは国境の封鎖ですとか、渡航の禁止の勧告はしないということを明言されているのですが、政府の行動計画の中では、フェイズ4になった場合に、現地の法人、日本人学校の子弟も含まれると思うのですが、速やかに帰国を促すという対応も書いてあるのですけれども、WHOが渡航勧告をしないと言っているこのような対応については、どのように現時点では考えていらっしゃいますでしょうか。
大臣)
国境封鎖といった、フェイズ4に格上げがされた中で、政府の本部として、今のところ、そういう措置はしないということで、今日の会合で、それに対して対応するか、今朝も検討中だということですので、政府の本部の決定を踏まえて、私どもとしては行動したいと思います。現時点で、まだ新型インフルエンザの毒性の状況等が明らかでない。メキシコ国内においては、今の時点ではかなりまだ弱いと言いますか、自粛まではいかないような状況なので、そういった状況を受けて、本部がどういう判断を下すか、今検討しているところですので、本部の決定を受けて、我が省も必要な措置を取りたいと考えています。
記者)
一方で留学生に対しての対処というのも、一応、行動計画の中に入っているのですけれども、この辺は今の時点でどのように考えていらっしゃいますか。
大臣)
留学生については、多分、本部の決定に基づいて、例えば、速やかに帰国などということになると思いますが、今のところ、そこまでには至っていないということです。
記者)
あと、現時点で教育委員会などに対しては、通達、連絡等はまだですか。
大臣)
一応、大学等に対して、今回のインフルエンザに対する一般的な情報及び渡航情報を参考に、適切な対応を取るようにという通知を、27日に発出したということです。
記者)
昨日、宇宙基本計画の案がまとまったのですけれども、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の所管について、河村官房長官が、内閣府にした方がいいというようなこともおっしゃっているようですけれども、文部科学省としては、どのように。
大臣)
今回の計画は、その点には触れていないと思うのですが、私どもとしては今後、基本計画あるいは戦略本部の決定の中で、当然JAXAがその役割を果たしていくと思っていますし、今後、JAXAに対する色々な新しい役割等も考えられますが、今までのJAXAが果たしてきた実績を見れば、文部科学省の下で、しっかりと今後の目的に従って、仕事をしていただけるものと思っていますし、また期待もしたいと思っています。基本的には、基本計画をまずしっかり策定する中で、それぞれの役割が新たに決まってくると思いますので、そういったことに対して、JAXAがどういう役割を持っているかということだと思います。従って、所管は最終的にどうするかという話だと思いますが、今まで、JAXAが果たしてきた役割は、他の色々な機構がありますけれども、一番頑張って結果を出したと、我々は自負していますし、これからも十分にその基本計画に従って、その役割を果たせるものと思っていますので、私どもとしては、文部科学省の下でJAXAが今後もしっかりと、その使命を果たしていけると、また、いかなければならないと思っています。
記者)
豚インフルエンザの話ですが、小学校とか中学校とか、学校が休みになりますので、今後子どもたちの豚インフルエンザに対する関心が高まって、色々親子とかでも話合っていると思うのですが、これから文科省としても対策を取るということですが、大臣は今の時点で、ゴールデンウイークに入っている日本の子どもたちに、伝えたいお考えとかはあるでしょうか。
大臣)
まずは、しっかりと、報道等を通じてその情報を把握してもらいたいということ。それから、豚を食べて良いかというなら、食べて良いという話でして、その辺は、特にゴールデンウイークだから、あまり具体的な指導は今のところはないと思いますが、ただ今後の進展によっては、また色々な展開が考えられますので、やはり、注意喚起をしていただいて、報道とか情報にしっかりと耳を傾けるよう、お願いしたいと思っています。
記者)
本日、これから最高裁の方で、体罰にからむ裁判の動きがある可能性がありまして、この件について聞いていらっしゃいますか。
大臣)
その話は聞いていません。
(了)
※本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。
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