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大臣会見概要(1月23日)

平成21年1月23日(金曜日)
10時41分~10時56分
文部科学省 記者会見室
科学技術・学術、スポーツ

キーワード

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査、財団法人日本漢字能力検定協会、いぶき、温室効果ガス観測技術衛星、H-2Aロケット

 大臣)

 本日の閣議は、特に報告することはありません。

記者)

 今週、初めて実施された「平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果が出まして、改めて児童生徒の体力低下と運動不足の実態が明らかになりました。これについて文部科学省の今後の取組についてお聞かせください。もう一つ、今回の調査結果について、大阪府の橋下知事が市町村別の結果の公表を求めるような発言をしていますが、これについても併せて大臣のお考えをお聞かせください。

大臣)

 今回の体力テストの調査結果については、各教育委員会、学校において、各地域の実情を踏まえて、さらに詳しい分析・検討を行っていただきたいと思っています。子どもの体力向上に関する検証・改善サイクルを確立していただくことを期待しています。このような各教育委員会あるいは学校での検証・改善サイクルが確立に資するよう、我が省としましても、「本調査結果に基づく子どもの体力向上支援事業」、つまり、そういった改善事業に対して支援をしていくという、予算的にもそういう計上をしていますし、各地域のグッドプラクティスの抽出・全国への情報提供を通じて、子どもの体力向上施策を推進していきたいと考えています。その他、特に今回の結果については、女子で相当数の子どもが運動をほとんどしていない等、浮かび上がった問題点等について、文部科学省として分析・検討が必要と思われる事項については、有識者からなる本調査の検討会において、引き続き分析・検討を行っていく予定です。それから、大阪府の橋下知事の市町村別結果の公表を求める旨の発言があったということですが、本調査の実施についても、過度の競争にならないように、実施要領で公表しない、各市町村名あるいは各学校名の公表をしないということでやっていますので、そのようにお願いしたいと考えています。色々なまた御意見があるかもしれませんが、今年初めてということで、この基本的な考え方で2、3年は続けていく必要があるのかなと思っています。全国学力・学習状況調査のときも、そういったことがあって、同じような意見が出てくるか分かりませんが、当面そういった地方の意見とか、色々な意見があって、また検討すべきことがあれば、検討していきたいと思っています。

記者)

 体力テストについては、抽出調査と悉皆調査とで、重複しているのではないかという指摘があると思うのですが、学力テストではテストの中身とか種類とか目的が違うのですが、体力テストの場合、同じテストを使っているという意味においても、ダブり感がすごく強いと思います。両方とも並行して続けていくというお考えでしょうか。

大臣)

 まず、悉皆調査は今回初めてやったわけですが、抽出でやった場合は、なかなか今回のような傾向が得られなかったということもありまして、やはり悉皆であり、各都道府県あるいは市町村、各学校、そして個々の、自分の体力なり、学校でのレベルなり、そういったものをはかっていただくということで、悉皆が良いだろうと。それから、各学校なり、市町村で、1学期中にやっているものについては、同じ項目でやれば、二度同じことをやる必要はないということで、やった記録を出してもらえれば良いということにしていきますので、重なってやるということではありません。

記者)

 抽出でやった場合、今回のような傾向は得られなかったというのは、確かにこれまでの抽出は数が少ないからかもしれませんが、そうであれば抽出の数を増やせば良いのではないかと。

大臣)

 いえ、私個人的には、個人個人の体力をはかってもらいたい。やはり個人一人一人の体力でしょうから。それが体力向上につながるということで、それが基礎だと。学力も私はそう思っていますので。学校の体力でもない、市町村の体力でもない、個人個人の体力であると思いますし、個人が、毎日その向上に向けて考えていく、一つの大きな材料になったと思いますから、そこら辺はしっかりやることが一番、個々の子どもたちに良いと考えていますし、そういうことで、この調査を実行していると理解しています。

記者)

 先ほどもお伺いしましたが、学校でやる作業は一回かもしれないですが、集計して分析する文科省側の作業は、抽出と悉皆で二回になるということで、ダブり感がすごく強く感じられますが、発表の仕方も含めて、今後もこのようにしていくのでしょうか。

文科)

 秋の体育の日に発表する調査は、6歳から79歳までの標本抽出調査ですので、これはこれで、非常に意義のあるものだと私どもは思っていますので、これは、こういう形でも続けていくべきではないかと考えています。

記者)

 財団法人日本漢字能力検定協会が過剰な利益を上げているのではないかという話がありますが、文科省も過去に何年か指導してきているが、一向に改善が見られないということで、大臣としてはどういうふうにお考えでしょうか。

大臣)

 やはり、公益法人としては、健全な運営に必要な額以上の利益を生じないようにとされていますので、文部科学省としても、今までも指導を行ってきたところですが、今後とも、法人の運営が適切になされるよう、厳格な指導監督に努めていきたいと思っています。私も少し驚いたのですが、相当受検者数が増えているということで、当初は受検者の数に対して検定料は適切であったのかもしれませんが、これだけ増えると、やはり一人あたりの経費がだいぶ下がったということでしょう、検定料と経費との差が大きくなったということは感じますので、今後、適切な指導監督に努めていきたいと思います。これだけ漢字検定の受検者が増えるということは、一方では良いことだという気がしますので、これを今後も良い形で、広げていくためには、適切な指導をしていきたいと思います。

記者)

 今日の報道でありましたが、大臣の所得等報告書で、日本道路興運株式会社から得ていた株式配当所得が記載されていなかったという指摘があるのですが、これについてのコメントをお願いします。

大臣)

 それは、記載ミスといいますか、事務所の方では、昨年と同じですねということで、歳費だけ書いていたような、そんな傾向があったということで、そこは私のミスでありますので、訂正を指示しました。

記者)

 昨年と同じですねという。

大臣)

 歳費のところで、提出するときに、昨年と同じですねと書いてしまったような、簡単に済ませていたということがあって、明らかにこちらの記載ミスということですので、訂正を指示しました。

記者)

 アメリカでオバマ大統領が就任しましたが、大臣から見て、麻生総理とオバマ大統領を比べて、似ているところ、似ていないところをお伺いできればと思います。

大臣)

 今回オバマ大統領が、大変な国民的支持を得ているということで、就任式へ集まった人数も記録的ということで、大変すばらしいことだなと。もちろん、国柄も違うし、選挙戦も約2年もかけて全国的にやる、いわゆる政治体制も違うということで、あのような結果になっているのだろうなと思いますが、麻生総理との比較ということで、オバマ大統領もかなり、弁舌さわやかなところで、聴衆のあるいは国民の支持を得てきたのだと思いますが、麻生総理もそういう意味では、さわやかかどうかは別として、明るく前向きな姿勢は非常に似ているだろうと思います。オバマ大統領の考え方は、新しい責任とか国民の結束とか、一人一人の努力と言いますか、そういうことをかなり強調して、むしろ日本が今までやってきた基本的なところを、オバマ大統領は新たに国、国民に対して強調したような気がします。私は日本人の良さ、強さというところは、個々の力とか、責任の持ち方とか、団結する力が一番の強さだったと思いますので、あの言葉はそのまま、私ども日本の政治に、またしっかり活かしていかなければならないのではないかなという気がします。

記者)

 反対に似ていないところは、どこでしょう。

大臣)

 似ていないところは、どこでしょうね。まだ、オバマ大統領が実際に、大統領として仕事をしている姿というのは、見ていませんので、麻生総理が総理になる前と、オバマ大統領の今までのところとは、かなり似かよって、かなり国民的に人気があったから、出てくるとすると、これから実際に政治上で何を具体的にどうするかというところから違うところが出てくるかもしれませんが、そう極端な違いはないだろうと私は思っています。

記者)

 今日、種子島で、H-2Aロケットが打ち上げられる予定ですが、改めてその期待感をお伺いできますでしょうか。

大臣)

 予定より2日程遅れて、本日1時頃に打上げということでして、今回特に、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」がかなり期待されるところで、今までは、観測地点もかなり限られたところでしたが、これは数万地点の観測が可能で、温暖化に関する今後の調査に相当の期待を持っています。また、民間等が個々に色々な挑戦をした7つの相乗り衛星が打ち上げられますので、そういった新しい試みとしても、今後、衛星を打ち上げるということが一つの夢につながれば良いなと思っています。特に、「まいど1号」というのは中小企業が本当に頑張る象徴として、今回打ち上げられるので、期待をしています。

 

 (了)

 

※本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

 

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大臣官房総務課広報室