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大臣会見概要(1月5日)

平成21年1月5日(月曜日)
9時32分~9時45分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化

キーワード

学習指導要領、教員免許更新制、基礎科学力強化年、科学技術力、オリンピック、文化振興、道徳教育

 大臣)

 初閣議ですが、特に報告することはありません。

 新年あけましておめでとうございます。昨年の9月24日に大臣を拝命して3ヶ月余り経ち、新たな年を迎えて、大臣としてある程度助走期間が終わり、いよいよ新しい年と同時に本格的にやるべきことが、今年はあるなということです。去年は、新しい庁舎ができて、新たなスタートをして、そして教育振興基本計画が策定されて、学習指導要領も改訂され、高校は今年になりますが、いずれにしても、そういった教育行政の環境が整ったということだと思います。従って、今年はその実行の年だと。器ができて魂を入れるというか、具体的に一つ一つ実行に移していく年だと思っています。今申し上げた学習指導要領に基づいて、先行実施が始まりますし、また教員免許更新制も今年からスタートするということで、新しい我が国の教育のスタートする年と位置づけて、私自身の使命としては、その円滑な実施が一番の目標だと思っています。そして同時に、昨年は画期的なノーベル賞の4人の受賞者が出たということで、昨年から基礎科学力強化懇談会も実施させていただき、今年はそういった皆さん方の意見をもとに、基礎科学力強化年と位置づけをしていきたいと思っています。特に、これだけ経済が厳しく、この経済自身は世界的な金融危機からスタートしたわけでして、改めて世界全体のシステムというか、そういうものも変わる、一つの転機ではないかなということで、それがまた一つのチャンスになると。そのときに備えて、やはり基本は教育、そして科学技術力。これを強く訴えていきたいと思っています。将来に向かって、やはり明るい我が国、そして地球をつくるためにも、教育と科学技術力をしっかりと、こういうときだからこそ、御理解いただいて、そこの点に注目をしていきたいと、そんな思いです。同時に、特にスポーツについては、2016年のオリンピックの開催について、東京都の立候補がどうなるかということで、10月に決定されるわけですが、これについては我が省としても全力で取り組んでいきたい。私自身も過去に東京オリンピックを経験して、やはりあのときの経験は、いまだに忘れがたいものがあるし、あの感動と夢を頂いたそういった経験を、こういう時期だからこそ、また我が国の、特に若い人たちに経験してもらいたい。そして、国威発揚ということもありますが、新たなまた未来に向かっていくような、羽ばたくようなね、そういう一つの結果を出していきたいなと思っています。もちろん文化についても、やはり経済状況がこういう厳しいときだけに、文化振興にも力を入れて、もちろん経済も大事ですが、やはり伝統の文化、あるいは芸術等を、やはり我々が生きていく上で色々与えるものですから、その振興にも力を注いでもらいたい。そういう思いで新たな年を迎えました。大変、穏やかな天気でして、北の方はだいぶ寒波が厳しかったようですが、私は幸いにして、静岡県の浜松でして、東京の方もだいぶ天気が良かったと思いますが、このような穏やかな天気の年になればなと思っていますが、実態は大変厳しい年になると思いますので、文部科学行政と共に、国会についても、できるだけスムーズにやるべきことを実行に移せたらという努力をしていきたい。そして、今年は私自身がというか、衆議院は解散も控えていまして、これもしっかり、この職務を全うする中で頑張りたいと思います。

記者)

 年明けに、渡辺喜美元行政改革担当大臣が、定額給付金や解散の時期をめぐって、自民党を離党する覚悟があるという表明をしたことがニュースになっています。こうした渡辺元大臣の発言を聞いての御所感をお願いします。

大臣)

 個々のそういうことより、やはり今の国の状態を考えたら、しっかり経済対策を実行するためにいかに努力するかということだと思います。色々な意見があるわけでして、しかも、経済対策自体、本当にこれをやれば必ずよくなるとか、回復するとかということは、なかなか見えない。それだけ世界が全体的に危機に陥っていますので、従ってまずは実行することが大事であって、そのために個々の意見で、離党とかということは、私は残念なことだと思っていますし、ここは内閣としても一致結束して、補正予算、そして来年度予算をまずは仕上げることが最大の景気対策ということで、取り組むことが必要であり、我々国会議員の立場でいくと、やはり国民の代表として、あまり国会で時間をかけずに、もちろん色々な意見を交わすことは大事だと思いますが、まずは景気対策が実行できるような状況を作ることが大事だと思っていますので、意見は意見として闘わせても、それが政局がらみとかということは、この時期ふさわしくないと私は思っています。

記者)

 更新制とか先行実施といった色々新しいことが始まるとおっしゃっていましたが、大臣御自身、教育施策に関して一番関心を今もっていらっしゃることは何ですか。

大臣)

 もちろん、更新制なり、新しい学習指導要領に基づいた内容を先行実施すること、これはもう当然ですが、その中で、やはり道徳教育をいかに徹底させるかということ、なかなか難しいことだと思うのですが、社会全体に理解を得て、今こそ、やはりやっていく必要があるのかなと。やはり我が国、日本人が評価されているところは、たぶん礼儀正しいとか、親切とか、そういった人間的なところが、世界的にかなり、今まで評価されてきたと思うのですが、そういう点がまったく今現在、失われているのかなというところ、これは道徳教育と併せて、日本人のすばらしいところをいかに蘇らせていくか、そういうところを重点に、これからできるだけ社会全体に呼びかけて、理解は頂けるけど実行はどうするかという、方法論としてはなかなか難しいところですが、少しでもそういう行動をスタートできたかなと思っていますので、新しい試みを何かしてみたいと思っています。

記者)

 昨年1年間で、大臣御自身振り返ってみて、一番印象に残った事象といいますか、これが私の仕事だったなというところは。

大臣)

 私の仕事というか、私の在任中の話ですとやはり、何と言ってもノーベル賞が画期的な出来事だったと思いますね。もちろん、その他、全国学力・学習状況調査のこともかなり色々とありますが、やはり一番印象に残ったのは、ノーベル賞の受賞が非常に大きかったと思います。

記者)

 これはやり遂げたなというところは。

大臣)

 やり遂げたというところには、まだいっていませんね。今年は何とか。私自身のプランということも、近々形にできればと思っていますが、教育再生懇談会も新たにスタートするという状況になってきましたので、歩調を合わせて、しっかり前向きに教育行政を進めていきたいと思います。前にも申し上げましたが、生きる基本ということを重点において、先程の道徳教育もそうですが、もう一度日本人、そして人としての基本をしっかりと踏まえて、それを教育行政の中でも実行できたらと思います。

 本年もよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

 (了)

 

※本概要は、発言内容を変更しない範囲で読み易く修正しています。

 

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大臣官房総務課広報室