平成20年10月28日(火曜日)
9時35分~9時45分
文部科学省 記者会見室
教育、科学技術・学術、文化
大臣)
本日の閣議で文部科学省関係としては、まず一般案件の中で、「我が国固有の優れた文化的資産である平城宮跡の保存及び活用を図るための都市公園の整備について」及び「平城遷都1300年記念事業の実施について」の了解を頂きました。また、国会提出案件としては、「「平成19年度食育推進施策」について」、さらに政令として、「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律の施行期日を定める政令」等3本が決定されました。それから、平成20年度の文化勲章受章者が決定され、また、文化功労者の決定についても了解されました。なお、文化勲章受章者及び文化功労者の発令は11月3日の予定です。
記者)
日本の南極観測を支え続けてきた観測船の「しらせ」が、この度スクラップ処分になることが決まりました。引き取りを希望する民間団体と条件が折り合わなかったことが原因ということですが、過去2代の観測船は二つの財団に引き取られて保存されています。日本の南極観測の半分を支え続けてきた「しらせ」は、極めて貴重な歴史遺産ですし、国がもっと保存に深く関与すべきとの意見も出ています。これについて大臣はどのようにお考えでしょうか。
大臣)
南極観測船「しらせ」の保存活用については、私が本部長を務める南極地域観測統合推進本部において、鋭意検討を重ねてきましたが、最終的に保存活用がかなわなかったことは誠に残念です。「しらせ」については、1万トンを超える大きな船でして、改修や管理維持にも大きな経費がかかるということで、以前の、「宗谷」、「ふじ」と同様の形での活用は、なかなか困難であったということでして、誠に残念な思いです。今後は、所管元である防衛省において、解体に向けた作業が進められ、スクリュー・ブレード、錨や銘板等、船体部品の一部についてはメモリアルとして保存し、「しらせ」の活躍を未来に引き継いでいきたいと思っています。今質問にもありましたように、何か方法があればという思いはずっと持っていまして、地方自治体あるいは民間へも呼びかけ、色々な検討もしてきましたが、良い方法がなく、国として何とかしたいという思いをいまだに持っていますが、今まで努力した結果、良い方法がなかったということで、誠に残念ながらこのような結果になったわけです。
記者)
解散総選挙が先送りの見通しというお話になっているようですが、その件についてお願いします。
大臣)
私から何とも申し上げられませんが、今の金融危機あるいは株価下落の状況では、解散はなかなか難しいのではないかという御意見もありますし、また、先延ばししても国会がどう動くかということも不透明な状況の中では、早くやった方が良いという意見もあったり、色々あると思いますが、国民から見れば、このような状況では、選挙をやってる場合ではないのではないかという意見が多いのかなという気がしますが、最終的には、総理が諸々の状況から判断することであります。我々はただただ推測するだけで、先送り雰囲気というのは報道でもされていますが、確実なところを知りたいのは私の方ですので、逆に教えて頂きたいと思います。
記者)
先日の、搬送先病院が決まらず妊婦が亡くなった事故について、昨日、御遺族の旦那様が会見をなさいまして、妻の死が今後の医療システムの改善に役立ってほしいという思いを述べられたのですが、文部科学省として、一つ目は、搬送をお断りした病院に対しての調査をきちんとするということを伺ったので、その後どうなったのかということと、二つ目は、そういった御遺族の思いを、文部科学省として、医師の偏在とか、医師人口の問題といった点から、大臣はどのようにお考えかお願いいたします。
大臣)
このことについては、大変残念なことでありました。大学病院を所管する立場から、文部科学省としても情報収集をしているところです。その内容としては、当日の状況、平日・夜間・休日の勤務体制、NICUの稼働状況等の事実関係を現在確認しています。今後、更に詳細な情報を収集し、関係省庁とも連携を取って対応していきたいと思っていますが、やはり現状の、例えば今お話があった産婦人科医の不足についても、我々としては重く受け止めて、医師の養成については、来年度の概算要求について「医師不足人材養成推進プラン」として、現在185億円を要求しているところですし、御遺族のお気持ちは大変貴重な御意見として、今後改善すべきはしっかり改善していく所存です。
記者)
医師の人数を増やすということも大事ですが、医師の偏在状況も問題になっているということについて、文部科学省としての対応をお願いします。
大臣)
医師の偏在状況について、詳しいことは確認していないためはっきり申し上げられませんが、それも状況を確認した上で、具体的にできる対応があれば、ぜひしたいと思っています。
記者)
子どもの自殺を防ぐためのマニュアルの素案というものがまとまったのですが、大臣は御覧になられていますか。
大臣)
いえ、まだ見ていません。いずれにしても自殺が多いということ、あるいは、いじめから来る問題がありますので、こういったこともマニュアルを作成する等必要な対応はしていかなければならないと思います。
(了)
Copyright (C) Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology