平成20年2月5日大臣会見概要

平成20年2月5日
8時47分〜8時53分
参議院 議員食堂

大臣)

 今日の閣議は、一般の報告事項の他、官房長官から公務員制度の総合的な改革について報告がありました。昨日出されたようですが、今後閣僚間でも議論を進めて、よく検討しておくようにということでした。

記者)

 学校給食における中国産冷凍ギョーザ等の使用状況及び健康被害事例の調査報告がまとまってきていますが、これに対する大臣の所感をお聞かせ下さい。それから、この調査を受け、今後大臣として文部科学省及び都道府県等に指示・指導等を行う予定があれば教えて下さい。

大臣)

 昨日、担当課より最新情報ということで夕刻ご報告を申し上げたと思っております。ほぼ出そろって参りましたが、あと数県について最終的な報告を待っているところです。何よりも、使用していたところから健康被害を受けたという報告が現在まで届いていないということが、幸いかなと思っております。学校給食につきましては、皆さんもご案内のように、日頃から安全対策を詳細にわたって指導しておりますが、今回のようなケースは、これは使用していたということも含めて、もしあの中に含まれていたとすればということを考えると、なかなか難しい点もあるわけですが、今後一層、安全について周知を図り、管理をしっかりやるということが大事であろうと思います。今後の方策につきましては、昨日の閣僚会議でも申し合わせがされたところですが、情報収集を一元化するということですから、文部科学省としては様々な情報について、細かい情報であってもしっかりと報告するように指示すると同時に、一元化して得られた情報を的確に都道府県教育委員会を通じて市町村の教育委員会等に周知をするように、徹底を図って参りたいと思います。この一元化した情報の下に対策を講ずるとなった場合も、内閣として、しっかりと早急に手を打っていくことが大事であろうと思っております。

記者)

 給食の関係ですが、中国産・国産に限らず、給食に冷凍食品で製品化されたものが使われている点について、大臣はどうお考えですか。

大臣)

 そこのところについては、私は詳しい情報を持っておりませんので、もう少し勉強してみなければいけないと思いますが、冷凍食品であるから駄目だとは、一概には言えないと今の段階では思っております。もちろん、新鮮な地産地消ということも、より大事だと思っておりますが、ものによってはやむを得ないものもあるかなと思います。いずれにしましても、安全管理がしっかりとなされなければいけない、ということであると思っております。

(了)

(大臣官房総務課広報室)