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平成17年10月11日大臣会見概要

平成17年10月11日
8時58分〜9時5分
文部科学省記者会見室

◎一般案件

キリバス国及びナウル国駐箚特命全権大使滑川 雅士に交付すべき信任状及び前任特命全権大使飯野 建郎の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)


◎国会提出案件

衆議院議員鈴木 宗男(無)提出アイヌ民族の先住権に関する質問に対する答弁書について(決定)
(外務省・内閣府本府・国土交通省)
衆議院議員菅 直人(民主)提出国民年金納付の扱いに関する質問に対する答弁書について(決定)
(厚生労働省)
衆議院議員田嶋 要(民主)提出対イラク未回収民間債権に対する日本政府の対応状況に関する質問に対する答弁書について(決定)
(経済産業省)
参議院議員近藤 正道(社民)提出放射性廃棄物のクリアランス制度に関する質問に対する答弁書について(決定)
(同上)


◎人事


大臣)
 本日の閣議におきましては、私から、先週のユネスコ総会への出席等についての報告をいたしました。閣僚懇談会では、パキスタン等における大地震について、ヘリコプター等の出動要請があるなどの報告がございました。

記者)
 先週、細田官房長官から、17日までに各省庁は補助金削減案をまとめるようにとの指示があったようですが、文部科学省としてはどう対応するのでしょうか。

大臣)
 文部科学省の国庫補助負担金は、いずれも教育の機会均等や教育水準の維持向上をはかる観点から、引き続き国が果たすべき責務を実現するための重要な施策であると考えております。文部科学省におきましては、既に昨年、地方六団体改革案について真摯に受け止め、政府・与党合意に基づき、国庫補助負担金改革を行ったところであり、また義務教育費国庫負担金等の取り扱いにつきましては、現在、中央教育審議会において精力的に審議を行っているところでございます。いずれにいたしましても、文部科学省といたしましては、官房長官からの指示について、昨年末の政府・与党合意を踏まえ、三位一体改革への対応について検討してまいりたいと考えております。

記者)
 平成16年度体力・運動能力調査の結果が公表されましたが、子どもの体力が依然として低下傾向にあるようですけれども、大臣としてはどのように受け止めていますか。

大臣)
 成人の体力は向上傾向が見られる項目があるものの、子どもの体力については、全体として依然低下傾向となっております。また、定期的に運動・スポーツを行う人は、行わない人よりも、子どもから高齢者にわたって体力水準が高くなっているということです。これは当然のことで、やはり体力の向上を図るためには、生涯にわたりスポーツに親しむことが重要であり、子どもから高齢者まで誰もが身近にスポーツに親しめる総合型地域スポーツクラブの育成など、地域におけるスポーツ環境の整備に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。特に子どもの体力の低下につきましては、憂慮すべき問題であると認識しておりまして、学力の向上もさることながら、やはり体力が基礎基本であると考えており、学校体育の充実を図るとともに体を動かすことが大切であるということを、学校の内外を問わず広く積極的にPR・広報に努めていきたいと考えております。

記者)
 補助金削減の関係で、先ほど文部科学省の分については、いずれも必要なものであるというお答えでしたが、そうしますと17日は、基本的にはゼロ回答に近いような形になるのでしょうか。

大臣)
 まだ、検討中です。

記者)
 先週、EU委員との会談があったと思いますが、ITER(イーター)(国際熱核融合実験炉)のブロードアプローチについて何らかの進展があったのか、それから機構長人事についての話し合いがあったのか、その内容についてできる範囲でお聞かせください。

大臣)
 ポトチュニク委員と会うのは、既に3回目になりますが、今回は、今お話がありました幅広いアプローチについて、文部科学省に設置しましたITER(イーター)計画推進検討会において、その考え方を取りまとめたことを説明いたしました。先方からは、我が方の説明に謝意を表されるとともに、今後とも幅広いアプローチの具体化に向けて、日欧が引き続き緊密な協力を行っていくということで意見が一致しました。それから機構長人事についても意見交換を行いましたが、人事に関することなので、内容については説明を差し控えたいと思います。

記者)
 昨日、JAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究機構)のSST(小型超音速実験機)の実験が成功しまして、今後の超音速機の開発について、文部科学省はどのような方針で進めていくのでしょうか。

大臣)
 今回実施されました小型超音速実験機による飛行実験では、順調に飛行し、所期のデータを取得したという報告を受けまして、大変喜ばしいことだと思っております。今回の実験の成果が、直接、超音速機の今後の具体的な開発につながるわけではありませんけれども、日仏の航空宇宙工業会の間での次世代超音速機に関する共同研究の動きもございますので、将来的に次世代超音速機が国際共同開発される場合に、今回の飛行実験を含めたJAXA(ジャクサ)の超音速機技術の研究開発の成果が活かされることを期待しております。

記者)
 今日の閣議や閣僚懇談会で、三位一体改革や補助金・負担金削減の問題について、特に何か話題になったりすることはなかったのですか。

大臣)
 ありません。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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