本文へ
文部科学省
文部科学省
Home > 大臣の部屋 > 大臣会見の概要(河村建夫文部科学大臣) > 平成16年4月20日大臣会見の概要

平成16年4月20日大臣会見の概要

平成16年4月20日
8時56分〜9時2分
参議院議員食堂

◎一般案件
平成16年度一般会計予備費使用について(決定)
(財務省)
スワジランド国及びレソト国駐箚特命全権大使重家俊範に交付すべき信任状及び前任特命全権大使榎泰邦の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)

◎国会提出案件

1. 平成15年度森林及び林業の動向に関する年次報告
平成16年度において講じようとする森林及び林業施策について(決定)
1.
(農林水産省)

衆議院議員辻惠(民主)提出「行政事件訴訟法の一部を改正する法律案」に関する質問に対する答弁書について
(司法制度改革推進本部)

参議院議員浅尾慶一郎(民主)提出地方公務員の勤務時間制度に関する質問に対する答弁書について
(総務省)

参議院議員浅尾慶一郎(民主)提出公務員の共済年金及び退職金に関する質問に対する答弁書について
(総務・財務省)

衆議院議員中根康浩(民主)提出財団法人社会保険健康事業財団の業務に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)

衆議院議員田島一成(民主)提出公共交通機関の中吊り広告の規制に関する質問に対する答弁書について
(国土交通省)

◎人事


◎配付

月例経済報告
(内閣府本府)
大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関係の案件等はございません。総理からイラク問題に関して、今後とも危機管理について各閣僚は十分連携をとり、気をゆるめずに対応するようにというお話がありました。それから、特区の認定を開始してから明日でちょうど一年になり、全国で324の特区が誕生し、学校への株式会社の参入についても8つの特区が生まれたという報告がありました。

記者)
 イラクの人質事件で、3人に続き2人も解放され、一応無事解決という形になったわけですけれども、これに対して救出にかかった費用を自己負担してもらおうとか、渡航制限をしようというような意見が与党などからも出てきておりますけれども、そういった意見についてどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 5人の方が無事に解放されて本当に良かったと思います。これまでの一連の流れを見ていると、イラクの日本に対する思いの根底に、これまでの日本の平和国家としてのあり方があったのではないかと感じました。費用の自己負担を求める意見が出ていることについては、山で遭難された場合も、自己責任として必要な経費等は支弁をしていただくことがありますから、そういうことだろうと思います。渡航制限については、政府の責任において国民に対して避難を勧告しなければいけませんが、法律で渡航を禁止するというのは難しいのではないかと思います。ただ、今回の事件は、いろいろな教訓があったと思います。海外では、善意で個人的に行動しても、世界的には日本人であると言われる。先日、聖職者協会が解放について、日本政府からの感謝の言葉がないという話があったと聞いて、改めてそうだという思いがいたしました。世界の平和のため、人類のために助け合いたいという善意の気持ちは大事にしなければいけないと思います。ただ、同時に個人的な思いで行動しても、国際的な事件になった時には、その国が問われるということも一緒に考えていただきたい。私と公のバランスについて、教訓を得たような気がしております。

記者)
 明日から地球観測サミットの作業部会が開かれますけれども、その意義と何か特に強調したい点がありましたらお聞かせください。

大臣)
 4月25日に東京で開催される地球観測サミットは、昨年のエビアンG8サミットでの小泉総理の提案によるものです。日本はこれまでに、人工衛星による地球観測や観測船を利用した海洋観測、南極地域観測事業などを通じた地球環境変動研究を進めてきた実績と経験を持っております。ただ、地球観測は、一国の努力によってその目的を達成することはできませんので、今回の地球観測サミットにおいて全地球規模の地球観測システム確立の枠組策定に努力したいと思います。特に日本は、京都議定書が示した地球温暖化防止の目標達成に主体的な役割を果たすべき立場がありますし、我が国を取り巻く社会的・地理的環境からすると、地球温暖化防止や地球規模での水循環変動、災害の軽減のため貢献していかなければなりませんので、そういう意味で世界各国に集まっていただいて、こういう問題を話し合うのは非常に意義があることだと思っております。この会議をホストすることを大変光栄なことだと思ってます。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ