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平成13年10月12日大臣会見の概要

平成13年10月12日
8時41分〜8時46分
参議院議員食堂


一般案件
ナイジェリア国駐箚特命全権大使松井啓に交付すべき信任状及び前任特命全権大使佐々木高久の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)
   
公布(条約)
2001年の国際コーヒー協定(決定)
   
法律案
商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案(決定)(法務省)
刑法の一部を改正する法律案(決定)(同上)
刑事訴訟法等の一部を改正する法律案(決定)(同上)
   
政令
税理士法施行令の一部を改正する政令(決定)(財務省)
国民年金法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令(決定)(厚生労働・財務省)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)(環境省)
   
人事
   
配付
月例経済報告(内閣府本府)
海外経済報告(四半期報)(同上)
   
大臣)
   今日の議事案件で、私が第31回ユネスコ総会に日本政府首席代表として出席するため、10月14日から18日までの間、海外出張することが了承されました。その間の臨時代理は森山法務大臣です。私は16日の同総会本会議において、首席代表演説を行う予定であります。今度の総会は松浦晃一郎事務局長の就任後、初めての総会であることもありまして、大変大事な会議でありますので、国会はテロ対策法の審議中でございますけれども、特に了解を得て出席することになりました。
   野依良治教授のノーベル化学賞受賞についてお話を致しました。すでに感想を申しあげておりますけれども、今年のノーベル化学賞を受賞されることになった野依教授に心から敬意を表したいと思います。そして日本人がノーベル賞を受賞したことは、科学技術創造立国の実現をめざして幅広い分野での基礎研究の推進に努めている立場から大変喜ばしいことと考えております。野依教授には、これまでも科学技術・学術審議会の委員をお引き受け頂きます等、科学技術・学術政策面でも大変貢献を頂いておりまして、今後ともこういう実績を積まれた方の御意見を尊重しながら、科学技術・学術政策の充実に努めてまいりたいと思っております。日本は、人しか資源の無い国でございますので、私としてはこういう形で一人一人の能力が発揮されること、それが世界の知の資産に付加するものがあることは大変すばらしいことだと思いまして、色々日本は問題を抱えておりますけれども、誇りを持ってこういう分野での貢献にさらに力をいれていきたいと思っている次第です。
   
記者)
   ユネスコ総会の件ですけれども、テロ対策の取りまとめ等を進めようとしていらっしゃいますか。
   
大臣)
   政府代表の演説の内容は起草中でございまして、まだ決まっておりません。ただ、おそらくユネスコ総会としても何らかのステートメントのようなものを総会で出されることになるのではないかと思っています。いずれにしましても、日本政府としては、この問題について積極的に議論にも参加し、声明でテロ反対と言うだけではなく、そのことを実質的にユネスコが事業計画の中で取り入れていくための具体的な方策等についても何らかの寄与ができればと考えているところです。
   
記者)
   来週、御出張されますが、野依さんとお会いする予定は当面ございますか。
   
大臣)
   来週、帰ってきたらお目にかかりたいと思っております。
   
記者)
   18日に。
   
大臣)
   そうですね、まだ時間は決まっておりませんけれども。今日お会いできるかと思っておりましたが、今日は具合が悪いということで、来週、帰国してからお会いしたいと思います。すでに野依先生の場合は文化功労者、文化勲章等、国内でもきちんとした評価をさせて頂いておりまして、その意味でも日本の研究者の中核的な担い手の一人として大変重要な方でありますので、私としても是非お会いしたいと思っています。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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