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平成13年1月23日大臣会見の概要

平成13年1月23日
11時39分〜11時46分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
☆「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定」第2条に基づく施設及び区域の一部返還,共同使用,追加提供及び新規提供について(決定)(防衛庁)
☆平成12年有珠山噴火による北海道伊達市,虻田郡虻田町及び有珠郡壮瞥町の区域に係る災害等により被害を受けた中小企業者等に対する災害融資に関する特別措置の貸付利率の改正について(決定)(財務・厚生労働・経済産業省)
☆インド首相アタル・ビハリ・ヴァジパイ閣下の公賓待遇について(了解)(外務省)
☆恩赦について(決定)(内閣官房)

◎国会提出案件
☆衆議院議員保坂展人(社民)提出旧KDDの個人情報漏えい問題に関する質問に対する答弁書について(総務省)
☆衆議院議員保坂展人(社民)提出受刑者の処遇に関する質問に対する答弁書について(法務省)
☆衆議院議員中川智子(社民)提出インフルエンザ予防接種の問題に関する質問に対する答弁書について(厚生労働省)
☆衆議院議員小沢和秋(共)提出諫早湾干拓水門閉め切りによる沿岸漁業への被害対策および農地造成に関する質問に対する答弁書について(農林水産省)

◎政令
☆在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(決定)(外務省)
☆在外公館に勤務する外務公務員の在勤基本手当の額及び住居手当の限度額を定める政令の一部を改正する政令(決定)(同上)
☆資金運用部預託金に付する利子の利率を定める政令の一部を改正する政令(決定)(財務省)

◎人事

大臣)
 今朝の閣議でございますが、特に文部科学省関係はございませんでしたが、冒頭に麻生太郎を国務大臣に任命し、国務大臣の額賀福志郎を願いにより本官を免ずることの認証を仰ぐことの決定がございましたので、額賀さんは今日は閣議には出ておられませんでした。その後、男女共同参画会議第1回会合が開かれました。有識者の方々を中心に活発なご意見が出されました。総理からは仕事と子育ての両立支援策如何というご発言があり、そのことについて専門調査会が作られることになりました。大変重要な会議だと思っておりまして、文部科学省としても積極的に取り組んで行きたいと思っているところでございます。

記者)
 額賀さんがKSDから資金提供されたことを受けて辞任されましたが、それについては。

大臣)
 個人的な大変親しい仲間という観点からすると、こういう結果になったことは大変残念なことでございます。同情の念を禁じ得ないところでございますし、どういう大義名分で彼が国務大臣を辞めなければならないのか、率直に言って分からないところがあります。ただ、ご自身でご判断をされたことでございましょうし、森総理がそれをお認めになったことでございましょうから、こういう結論になったのはやむを得ないことかと思っております。しかし、ほとんどマスコミ主導で流れが決まっていった運びというものについては、私はいささか疑問を持っております。

記者)
 額賀さんの行為というか秘書の方の行為ということになるかもしれませんが、こういうこと自体は問題はなかったということでしょうか。

大臣)
 どういう実態であったか私は確認をすべくものではございませんから、報道をされたことがもし事実であるとすればという前提付きでございますが、秘書が受け取り、本人に報告をしていなかったことに関して、それは正当な行為ではないとは思います。ただ、そのことと閣僚を辞任することは直結するかどうかについては、もう少しきちんとした、例えば国会の場での検証とか本人のきちんとした発言の機会があっても良かったと思います。本当にそういう行為があったかどうかについて、事実関係について私は知る立場ではないのであくまでも感想を述べるにとどまります。

記者)
 参議院議員の選挙にも影響があるのでしょうか。

大臣)
 この一連の報道は参議院選挙に全く影響はないと言えばうそになるでしょう。当然、一定の影響はあると思います。

記者)
 今回の問題で逮捕者が出て、額賀大臣が辞任されて、次の国会は教育改革国会という点で影響が出るのではないでしょうか。

大臣)
 このKSDの問題をどういう問題として捉えるかなのでしょう。野党の皆さん方は野党の皆さんなりの位置づけがあってお取り上げなるのでしょうから、その善し悪しを言うのは差し控えたいと思いますが、本来国会という場所はスキャンダルの追求ばかりで良いのか。本来国のあるべき政策がどういうものなのかについて議論をすべき場所であって、私はたまたま国会対策委員会の筆頭副委員長という立場で野党の代表される方々と党首討論の問題について議論をする機会があったのですが、その時与党の方から是非政策ごとの大きなテーマを立てて、それで党首同士の率直な議論をするような場にしてくれないかという提案をしたのですが、明確に拒否されました。スキャンダル追求も野党の仕事だということです。ですから、国会の審議の捉えかたは違うのだとその時改めて認識したことが去年の秋にありましたので、そういう目から見ると野党は野党としての国会という場の位置づけというものがあるのだということが、それはそれで分かります。だが、本来は政策というものをしっかりと議論をする場であり、それが国会の本来的な機能・役割ではないだろうかと思っております。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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