平成31年4月18日
文部科学省では、平成30年度「先端加速器の低コスト化基盤技術の開発」(先端加速器共通基盤技術研究開発費補助金)について公募を実施し、
採択課題及び補助対象機関を決定しましたので、お知らせいたします。
先端学術研究から産業応用に至るまで広範な分野における研究開発を支える放射光施設や中性子線施設等の光・量子ビーム施設、先端高度医療を可能にする医療用加速器、高エネルギー物理学のフロンティアを開拓する高エネルギー加速器をはじめ、様々な分野において先端的な加速器が基盤技術として用いられています。
こうした中で、特に高エネルギー物理学における大型加速器実験においては、その研究の進展による加速器施設の大型化とそれに伴う建設コストの高額化が世界的な課題となっています。加速器の小型化や加速勾配を上げる技術、それらに伴う整備コスト低減のための技術開発等は、現在、各研究機関で行われており、今後の先端的な加速器の基盤技術開発のためにはそのポテンシャルを活用することが必要です。
本事業では、各研究機関における研究ポテンシャルを最大限活用し、超伝導加速器など次世代の加速器の整備のコスト低減に係る研究開発を支援することにより、将来的な加速器の基盤技術開発の進展を図ります。
(1)申請期間:平成30年5月18日(金曜日)から平成30年6月18日(月曜日)まで
(2)公募要領:文部科学省ホームページ等に掲載
(3)申請課題数:1件
(4)審査の方法:外部有識者で構成される先端加速器の低コスト化基盤技術の開発審査委員会の審査を行い、
その結果を踏まえて、採択課題を決定しました。
採択課題 |
代表機関 |
研究代表者 |
超伝導高周波技術を用いた加速器のコスト削減のための研究開発 |
高エネルギー加速器研究機構 |
道園 真一郎(加速器第六研究系・研究主幹・教授) |
電話番号:03-6734-4116(直通)
メールアドレス:sokaku@mext.go.jp