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平成30年度光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)の採択課題の結果について

平成30年9月19日

  この度、文部科学省は、平成30年度光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)について、外部有識者による審査を踏まえ、20件の課題を採択しましたのでお知らせいたします。

1.事業の概要

  本プログラムは、経済・社会的な重要課題に対し、量子科学技術(光・量子技術)を駆使して、非連続的な解決(Quantum leap)を目指す研究開発プログラムです。
  プログラムディレクター(PD)の研究開発マネジメントのもと、以下の3つの技術領域で、それぞれネットワーク型研究拠点を形成し、技術領域毎にFlagshipプロジェクトと基礎基盤研究を実施します。
  ○ 量子情報処理(主に量子シミュレータ・量子コンピュータ)
  ○ 量子計測・センシング
  ○ 次世代レーザー


2.採択までの経緯


(1)公募
  募集期間:平成30年3月30日(金曜日)~平成30年5月29日(火曜日)
  募集方法:文部科学省ホームページ等に掲載し募集
  申請件数:51件
  ○量子情報処理(主に量子シミュレータ・量子コンピュータ):16件
  ○量子計測・センシング:21件
  ○次世代レーザー:14件

(2)審査
 技術領域ごとに、PD及びアドバイザリーボードメンバー(別紙1)から構成される第1次審査会において、書面審査及び面接審査を行い合議により採択課題候補を選定しました。
その後、採択課題候補について、ガバニングボードメンバー及びPD(別紙2)から構成される第2次審査会において第1次審査会の結果に基づき審査を行い、採択課題を決定するとともに、ガバニングボートにおいて採択課題の決定にあたっての所見(別紙3)を決定しました。


審査の流れ



3.採択課題


  合計20件の課題の採択を決定しました。


    ○量子情報処理(主に量子シミュレータ・量子コンピュータ):7件(別紙4)

    ○量子計測・センシング:8件(別紙5)

    ○次世代レーザー:5件(別紙6)


量子情報処理(主に量子シミュレータ・量子コンピュータ):7件

【Flagshipプロジェクト】 1件

研究代表者

所属機関

役職

研究開発課題名

中村 泰信

理化学研究所
創発物性科学研究センター

チームリーダー

超伝導量子コンピュータの研究開発

 

【基礎基盤研究】 6件

研究代表者

所属機関

役職

研究開発課題名

大森 賢治


自然科学研究機構
分子科学研究所

教授/研究主幹

アト秒ナノメートル領域の時空間光制御に基づく冷却原子量子シミュレータの開発と量子計算への応用

豊田 健二


大阪大学
基礎工学研究科

助教

冷却イオンによる多自由度複合量子シミュレーター

根本 香絵


情報・システム研究機構
国立情報学研究所

教授

アーキテクチャを中心とした量子ソフトウエアの理論と実践

藤井 啓祐


京都大学
大学院理学研究科

特定准教授

量子コンピュータのための高速シミュレーション環境構築と量子ソフトウェア研究の展開

森 貴洋


産業技術総合研究所
ナノエレクトロニクス研究部門

主任研究員

シリコン量子ビットによる量子計算機向け大規模集積回路の実現

山本 直樹


慶應義塾大学
理工学部

准教授

量子ソフトウェア

 (五十音順に掲載)

量子計測・センシング:8件

【Flagshipプロジェクト】 1件

研究代表者

所属機関

役職

研究開発課題名

波多野 睦子


東京工業大学
工学院電気電子系

教授

固体量子センサの高度制御による革新的センサシステムの創出

 

【基礎基盤研究】 7件

研究代表者

所属機関

役職

研究開発課題名

安東 正樹

東京大学
大学院理学系研究科

准教授

高感度重力勾配センサによる地震早期アラート手法の確立

枝松 圭一


東北大学
電気通信研究所

教授

光子数識別量子ナノフォトニクスの創成

柴田 康介


学習院大学
理学部物理学科

助教

2重に量子雑音を圧搾した量子原子磁力計の開発

清水 亮介


電気通信大学
大学院情報理工学研究科

准教授

複雑分子系としての光合成機能の解明に向けた多次元量子もつれ分光技術の開発

竹内 繁樹


京都大学
大学院工学研究科

教授

量子もつれ光子対を利用した量子計測デバイスの研究

寺地 徳之


物質・材料研究機構
機能性材料研究拠点

主席研究員

量子センシング高感度化への複合欠陥材料科学

中川 賢一


電気通信大学
レーザー新世代研究センター

教授

次世代高性能量子慣性センサーの開発

(五十音順に掲載) 

次世代レーザー:5件

【Flagshipプロジェクト】 1件

研究代表者

所属機関

役職    

研究開発課題名


藤井 輝夫
(代表代行:石川顕一教授)

東京大学

執行役・副学長

先端レーザーイノベーション拠点

 

【基礎基盤研究】 4件

研究代表者

所属機関

役職

研究開発課題名

岩井 伸一郎


東北大学
大学院理学研究科

教授

強相関量子物質におけるアト秒光機能の開拓

佐野 智一


大阪大学
大学院工学研究科

准教授

超短パルスレーザー加工時の原子スケール損傷機構の解明に基づく材料強靱化指導原理の構築

橋田 昌樹

京都大学
化学研究所

准教授

先端ビームによる微細構造物形成過程解明のためのオペランド計測

羽島 良一

量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門

上席研究員

自由電子レーザーで駆動する高繰り返しアト秒光源のための基礎基盤技術の研究

 (五十音順に掲載)


※文部科学省幹部職員の事案等に関する調査・検証チームによる「公募型事業の選定プロセスに関する調査について(第1次報告)」において、本プログラムは、「特定の者の恣意的な意向が反映されない制度や運用となっているかの観点から、特段問題となる事例は確認されなかった」が、改善点として「(申請書類の)差し替え及び再提出を認めていないことについて、公募要領等に明記すべき」と指摘されています。来年度以降、本プログラムにおいて新規公募を行う際には、上述の改善点を取り込み、より適切な事業の運営を行ってまいります。


お問合せ先

科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 量子研究推進室

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(科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 量子研究推進室)

-- 登録:平成30年09月 --