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「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」の実施課題等の決定について

平成24年6月7日

 この度、文部科学省は、「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」について、外部有識者による審査を踏まえ、12件の課題を選定しましたのでお知らせいたします。

1.事業の概要

 X線自由電子レーザー施設「SACLA(さくら)」は極めて明るいX線レーザーを用いて、化学変化など物質の極めて早い動きを原子レベルで解析可能な研究施設です。ちょうど1年前の平成23年6月7日に世界最短波長のX線レーザーの発振に成功し、平成24 年3月より広く国内外の研究者等による利用が開始されています。

 「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」は、SACLA の供用開始後、早期に先導的・革新的な成果を創出し、すみやかに本格的な利用研究を推進することにより、今後の利用研究を開拓していくことを目的とした委託事業です。

2.決定までの経緯

(1)公募

  • 募集期間:平成24年2月14日(火曜日)~3月22日(木曜日)
  • 募集方法:文部科学省ホームページに掲載し募集
  • 審査対象件数:28件

(2)審査

 外部有識者により構成される「X線自由電子レーザー利用推進戦略会議」の下に設置された「X線自由電子レーザー利用推進戦略会議 重点戦略研究課題推進部会」において、書面審査及びヒアリング審査を実施しました。 

3.決定した実施研究課題等

 上記の手続きにより、下記に掲げる12件の課題を決定しました。

○生体分子の階層構造ダイナミクス 5件

研究課題名

研究代表者名

所属機関名

創薬ターゲット蛋白質の迅速構造解析法の開発

岩田 想

独立行政法人理化学研究所

パルス状コヒーレントX線溶液散乱による複雑系生体分子の可視化

西野 吉則

国立大学法人北海道大学

SACLAにおける低温X線回折イメージング実験の展開と標準化

中迫 雅由

学校法人慶應義塾大学

球状構造体を利用した生体超分子複合体の構造解析法の開発

中川 敦史

大阪大学

無損傷・動的結晶構造解析による生体エネルギー変換過程の可視化

吾郷 日出夫

独立行政法人理化学研究所

○ピコ・フェムト秒ダイナミクスイメージング  7件

研究課題名

研究代表者名

所属機関名

固体と液体及び界面の電子状態、スピン状態のダイナミクスの研究

辛 埴

国立大学法人東京大学

XFELとパワーレーザーによる新極限物質材料の探索

田中 和夫

国立大学法人大阪大学

気相・液相・固相反応のフェムト秒ダイナミックイメージングを目指して

上田 潔

国立大学法人東北大学

凝縮系光反応のフェムト秒X線分子動画観測技術の開発

足立 伸一

大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

相変化記録膜材料のX線回折プローブによる格子ダイナミクス

長谷 宗明

国立大学法人筑波大学

溶液化学のXFEL時間分解分光の開拓

鈴木 俊法

国立大学法人京都大学

相転移のピコ秒ダイナミクスの可視化

松原 英一郎

国立大学法人京都大学

4.今後の予定

 今後、7月初旬までに委託契約等の手続きを行い、事業を開始する予定です。

お問合せ先

研究振興局基盤研究課量子放射線研究推進室

阿部、季武(すえたけ)、宮嶋
電話番号:03-5253-4111(内線4336)

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(研究振興局基盤研究課量子放射線研究推進室)