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自民党文化立国調査会(山谷えり子会長)から林大臣へ「文化財危機宣言」の申し入れ

6月22日(金曜日)
文化

6月22日、自民党文化立国調査会の山谷えり子会長と長尾敬事務局長代理が林大臣を訪れ、予算確保とともに継承が危機的状況にあるとされる伝統の技・原材料など危機リストを作りネットワークの構築をと「文化財危機宣言」を申し入れされました。

山谷会長は、近年、高齢化や需要の減少などから日本の重要文化財の修理や重要無形文化財の製作・公演等に必要な保存技術や用具・原材料について、存続が難しい状況や入手困難な状況などが深刻となっているとし、例えば、
・美栖紙:みすがみ(古文書の修理などに使われる伝統的な手漉き和紙)の製作者は高齢の一人だけで後継者不在
・煤竹:すすだけ(雅楽管楽器に用いる)は古民家の茅葺屋根の天井や屋根裏で数十年から数百年に渡り燻されあめ色になったものを用いるが、近年では入手困難
・竹釘製作は全国で一か所のみ
など、存続が危機的状況にある日本の伝統を支える技・原材料について、現物を見せながら説明されました。また、まだまだ危機的状況にあるものはあるとし、さらなる実態把握と支援強化が必要で、基盤づくりと予算付けをお願いしますと話されました。

林大臣は、今国会で※¹改正文化財保護法が成立したことに触れ、
「改正法に基づき自治体が作成する文化財保存活用地域計画を通じ、危機的状況にある技・原材料のマッピングを進め、リストをより充実させていくことが必要」
と伝えました。

※¹文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案の概要について

(中央:山谷えり子自民党文化立国調査会会長/右:長尾敬事務局長代理)