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気づいていないだけ!?観光資源にあふれた国、日本
〜日本遺産国際フォーラムを開催〜

平成29年3月7日(火曜日)
文化

皆さんは、街中で “なぜこんなところの写真を撮っているのだろう”と何でもないものに外国人観光客がレンズを向けているのを不思議に思ったり、“ここ、意外と外国人観光客が多いなぁ”と思ったりしたことはありませんか?

3月7日、海外の多くの方に※¹日本遺産をきっかけに日本に訪れてもらうため、海外ジャーナリストや海外への発信力のある著名人、留学生などに広く日本遺産を知ってもらおうと、「日本遺産国際フォーラム」を初めて開催しました。

皆さんが当たり前に思っている何気ない故郷の景色、建物、食べ物なども、実は海外の方や県外の方などから見たら、とても面白い、とても美しい、とても変わっている興味深い観光資源かもしれません。
 あいさつで宮田亮平文化庁長官は、
「日本には各地に大変素晴らしいものがあります。しかし、その魅力をその場所にいる人たちは一番気づいていないことが大いにあります。その魅力を再発見して国内外に発信しようというのが日本遺産です」と話しました。

フォーラムでは、日本の国宝や重要文化財の修復を手がける会社の社長でイギリス出身のデービッド・アトキンソンさんが基調講演され、日本の観光資源の魅力や改善点などについて話されました。
 デービッドさんは、ある展示を例にあげ、兜の英語の説明が“Helmet(ヘルメット)”とだけ書かれていたり、牡丹の間という部屋の説明が“BOTAN room(ボタン ルーム)”とだけ書かれていたりと、なぜ牡丹という名がついていて、何の為の部屋でなどストーリーの説明がなく理解できずに終わってしまったエピソードを話されました。
 例えその兜が有名な武将のものだとしても、説明には、それが誰か分からないような、日本の歴史をよく知らない素人の視点を意識する必要があるとし、
「海外からお金と時間をかけて日本を訪れた外国人が、ちゃんと理解し、楽しんで、お金と時間をかけた甲斐のある経験をして帰国できるような工夫が必要です」と話されました。
その上で、単に見るだけでなく、経験を通して日本文化を楽しむことができる良い例に、日本遺産にもなっている岐阜の鵜飼をあげ、「日本遺産」はストーリーを盛り込んだ初めての試みだとして、今後の期待を示されました。

また、フォーラムでは、実際に現地の「日本遺産」を体感した留学生が、外国人目線から、認定された地域の魅力や、外国人を受け入れるためのアドバイスをするなど、留学生による研究成果が発表されました。
 パネルディスカッションでは、日本文学研究者で東京大学大学院教授のロバート キャンベルさんがモデレーターを務め、「日本遺産による外国人の誘客」をテーマにディスカッションを行い、「日本遺産」に認定された地域の自立に必要なことや、「日本遺産」をテーマとした旅行商品化に必要なことなど、実践的な内容についてディスカッションを行いました。
 皆さんも、現在全国に37件登録されている日本遺産などを通して、海外の方をおもてなししてはいかがですか?

※¹「日本遺産(Japan Heritage)」は(地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形・無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。現在37件で2020年までに100件程度の登録を目指しています
 また、元プロ野球選手の松井秀喜さんや女優の武井咲さんなど7人に日本遺産大使になっていただき、PRを進めています。

※日本遺産に関して詳しくはこちら

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