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国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の大西宇宙飛行士との交信イベントに松野大臣が参加

平成28年10月26日(水曜日)
科学技術

無断転載を禁じます。

10月26日、国際宇宙ステーション(ISS)で活動している大西宇宙飛行士との交信イベントが国立科学博物館で行われました。

今回の交信イベントに参加したのは、松野大臣、鶴保庸介宇宙政策担当大臣、そして、高校生が、自作した空き缶サイズの模擬人工衛星の技術力などを競う、缶サット甲子園2016優勝校の生徒や12月に打ち上げ予定の宇宙ステーション補給船「こうのとり」6号機が行う宇宙ゴミ除去実験の部品を供給する企業の方など、8人です。過去4回宇宙に滞在した若田光一宇宙飛行士が進行役として参加されました。

大西宇宙飛行士は、7月7日にソユーズ宇宙船で地球を出発し、およそ4ヶ月の滞在期間中、ロボットアームを使った船外活動や補給船運用の支援をしたほか、小動物の長期飼育の科学実験など、「きぼう」日本実験棟に新たに設置した実験・観測装置を本格運用させて日本にしかできない宇宙実験を行っています。

松野大臣からは、大西宇宙飛行士に今回の滞在の意義について質問しました。大西宇宙飛行士は、
「地上の研究者やエンジニア、軌道上のクルー一丸となって小動物の長期飼育に関する研究に携わってきたのがとても印象的で、日本ならではの独自の宇宙空間をいかした実験をたくさん行っていることがISSの意義だと思います」と話されました。

缶サット甲子園2016優勝校 法政大学第二高校3年の石井亮太さんからは
「宇宙での実験を通して、地上で問題になっている分野を解決できると感じたことはありましたか」と質問があり、大西宇宙飛行士は、
「私たちが国際宇宙ステーションで行っている実験・研究は、最終的には全て地上の人々の生活の向上に役立てるためにおこなっています。特に生命科学系の実験では健康長寿の実現に貢献できると考えているので期待していて下さい」と答えられました。

また、宇宙ゴミの脅威に関する質問には、 「今はレーダーで監視し、回避することで脅威をコントロールできる範囲ですが、今後ますます衛星の打ち上げが活発になり、宇宙ゴミが増えてくると、とても深刻になると思うので、そういった世界的な問題に対して日本が産学官で連携して、12月打ち上げ予定の「こうのとり6号機」のミッションで技術実証を行うことを誇りに思います。世界に先駆けて新しい技術を日本らしいものづくりで達成して頂きたいです」と話すなど、民間の方々の知識や力に期待を示されました。

大西宇宙飛行士は、10月30日(日)地球に帰還予定です。

※大西宇宙飛行士帰還ライブ中継についてはこちら(JAXAのホームページ)