ここからサイトの主なメニューです

事業仕分けに関しお寄せいただいた御意見への対応について(平成21年12月25日)

お寄せいただいた15万3,000件を超える御意見について、文部科学省として次のように対応したいと考えております。

  • 行政刷新会議の事業仕分けの対象となった文部科学省の事業について、平成21年11月16日~12月15日の1ヶ月間、国民の皆様から広く御意見を募集したところ、15万3,000件を超える御意見をいただきました。心から厚く御礼申し上げます。
  • その中で特に御意見が多かった事項については次のように対応したいと考えております。

1.スポーツ予算

  「民間スポーツ振興費等補助金」などスポーツ関係の事業に関する事業仕分けの結果(予算要求の縮減)に対して、トップアスリートに対する支援や地域スポーツの振興ができなくなるとの心配の声が多く寄せられました。これらの事業については、スポーツ振興基金やtoto助成とともにスポーツ予算全体の中で引き続き支援して参ります。

2.文化関係事業

  「芸術創造・地域文化振興事業」や「子どものための優れた舞台芸術体験事業」など文化関係の事業に関する事業仕分けの結果(予算縮減や国の事業として行わない)に対して、これらの事業が実施できなくなるとの心配の声が多く寄せられました。これらの事業については統合や重点化による効率化を図りますが、新たに、優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業や地域の伝統文化の継承のための事業を創設することとし、文化芸術活動に対する支援については従来以上に充実して参ります。

3.英語教育関係

  「英語教育改革総合プラン」について事業仕分けの結果(廃止)に反対する意見、特に英語ノートは小学校の外国語活動を進める上で必要不可欠との意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、本事業は平成22年度限りで廃止いたします。しかし、英語ノートについては平成22年度において平成23年度使用分を作成・配布することとしつつ、平成22年度中にウェブ利用などの意見も踏まえた見直しを図ることとしております。

4.国立大学運営費交付金関係

   事業仕分けの結果、特に特別経費について、その削減は大学の教育研究の衰退を招くとの心配の声が多く寄せられました。特別経費についてはプロジェクト経費の見直しなどにより要求額の一部縮減を図りつつ、事業自体は引き続き実施して参ります。

5.グローバルCOEプログラム等の大学の先端的取組み支援

   「グローバルCOEプログラム」などをはじめ大学の先端的取組み支援事業についての事業仕分けの結果(予算縮減)に対して、優秀な若手研究者の失職や海外流出を招く、プロジェクトが実施できなくなる、との心配の声が多く寄せられました。補助対象経費の見直し等による予算額の縮減は図りますが、若手研究者等が研究を継続できるよう、事業自体は引き続き実施して参ります。

6.次世代スーパーコンピューティング技術の推進

   事業仕分けの意見(見送りに限りなく近い縮減)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、10ペタFLOPS級の達成時期を「平成23年11月」から「平成24年6月まで」に変更することにより、開発加速のために計上していた経費を縮減するとともに、多様なユーザーニーズに応える革新的な計算環境を実現します。具体的には、世界最先端・最高性能を目指した次世代スーパーコンピュータを開発・整備するとともに、次世代スパコンと自立分散する国内のスパコンをネットワークで結び協調的に利用する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)」を構築します。

7.大型放射光施設(SPring-8)

   事業仕分けの結果(1/3から1/2程度予算の縮減)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、運営の一層の効率化に向け努力するとともに、利用料金体系の見直しなどにより自己収入の増額を図りつつ、施設運営のために不可欠な経費は確保して参ります。

8.植物科学研究事業

   事業仕分けの結果(1/3程度の縮減)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、農水省との連携を図り、また植物科学研究事業における解析対象を厳選するなど事業の効率化を行いつつ、大学等の植物科学研究を支える技術基盤は維持して参ります。

9.バイオリソース事業

   事業仕分けの結果(1/3程度の縮減)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、民間に対するリソース手数料の見直しを行うなど、国費投入を縮減いたしますが、現在の事業の規模・質は確保いたします。

10.競争的資金(先端研究)

  事業仕分けの結果(制度:一元化してシンプル化、予算:整理して縮減)に対し、研究費の予算総額を縮減すべきでない、との意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、制度面においては、基礎研究を推進する上で基盤となる科学研究費補助金、戦略的創造研究推進事業、及び科学技術システム改革を先導する科学技術振興調整費の枠組みは維持する一方で、その他の競争的資金については、順次整理統合、一元化など大括り化することを検討することといたします。また、予算面においては、基盤的な基礎研究の根幹を支える科学研究費補助金、戦略的創造研究推進事業については、概算要求時の予算規模を確保する一方で、その他の競争的資金については縮減を行い、全体として重点化を図りつつ効率的に事業を進めてまいります。

11.競争的資金(若手研究者育成)

   事業仕分けの結果(縮減)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けでの指摘や頂いた御意見を踏まえ、特別研究員事業や若手研究者の自立的環境整備促進については新規採用人数の増分や新規採択課題数の見直し等により増額分の縮減を行いますが、次世代を担う若手研究者の活躍促進の重要性に鑑み、内定者を含め、現在採用されている特別研究員については影響が出ないようにし、また、基礎研究を支える基盤となる科学研究費補助金については概算要求時の予算規模を確保いたします。

12.地域科学技術振興・産学官連携

   事業仕分けの結果(廃止)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、地域科学技術振興・産学官連携に区分された文部科学省が実施している現行施策についてはイノベーションシステム整備事業として一本化し、段階的に終了することといたします。ただし、これまで地域科学技術振興に向けて取り組んできた地域の芽を着実に伸ばす観点から、当初予定していた事業期間までは積極的に支援をしてまいります。また、科学技術振興機構の地域イノベーション創出総合支援事業については、他の新技術の企業化開発支援施策に再構築した上で段階的に終了することといたします。なお、地域科学技術振興・産学官連携の重要性に鑑み、今後の施策の在り方については、現行の科学技術基本計画に続く新たな科学技術の総合戦略の策定に向けた議論も踏まえつつ、積極的に検討してまいります。

13.理科支援員等配置事業

   事業仕分けの結果(廃止)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた御意見を踏まえ、理科支援員等配置事業は3年程度かけて廃止いたしますが、それまでの間、引き続き事業を実施することとし、併せて、理数教育充実のための施策の強化を図ってまいります。

14.GXロケット

   事業仕分けの結果(来年度の予算計上は見送り)に反対する意見が多く寄せられました。事業仕分けの結果や頂いた意見などを参考に、内閣官房長官、宇宙開発担当大臣、文部科学大臣、経済産業大臣で、「GXロケット及びLNG推進系に係る対応について」(平成21年12月)を決定しました。この決定を受けて、GXロケットへの搭載を前提としたLNGエンジンの予算計上については見送る一方、エンジンの高性能化・高信頼性化に向けた研究開発(燃焼圧力を段階的に上げる燃焼試験等)等を行い、将来的な国内外のロケットや軌道間輸送への適用を視野に、国際競争力ある汎用性の高いLNGエンジン技術の確立を図ることと致しました。

お問合せ先

大臣官房会計課

-- 登録:平成22年01月 --