学校図書館

高等学校施設整備指針(平成6年3月・抜粋)

2章   企画、基本設計及び実施設計
        
   3節   平面計画
           
      第2    学習関係諸室
            共通学習諸室
            (1)    利用内容に応じ必要な規模を確保するとともに、各教科における多様な学習内容に対応できるよう特別教室又は教科教室又は専門教育関係教室との機能的な連携を考慮して経過することが望ましいこと。
            (2)    図書室等は、全校の生徒が日常的に利用しやすい位置に配置すること。その際、必要に応じ、地域住民の学習活動における利用等に対応できるよう配慮すること。
            (3)    相互に隣接させ又は近接させて配置し、あるいは、学習に用いられる各種の設備、教材、教具等を適宜集約し、全教科又は数教科や教科単位、あるいは、小学科やコース、類型等に対応して多目的に利用できる学習センターとして計画することも有効であること。
   なお、小学科やコース、類型、教科に関するオリエンテーションやアドバイス機能も有するよう計画することも有効であること。
            (4)    図書、視聴覚教育メディア、コンピュータ等を他の学習空間に分散して配置する場合は、役割分担を明確にし、相互の連携に留意して計画すること。
        
   4節   各室計画
           
      第2    学習関係諸室
         13    図書室
            (1)    多様な利用に対応可能な閲覧机を配置し、かつ、生徒数等に応じ必要な規模の書架、カードケース等を利用しやすく配列できる面積、形状等とすること。
            (2)    司書や司書教諭、図書委員等が、図書室の運営、図書その他の資料の分類、整理その他の作業等を行うための空間を確保することが望ましいこと。
            (3)    図書その他の資料の検索及び管理、他の学校や地域の図書館等との緊密な連携等のための情報機器の導入に対応できるよう面積、形状等を計画することも有効であること。
            (4)    資料の展示、掲示等のための設備や視聴覚機器・情報機器を設置したブース等を設けることのできる空間を確保することも有効であること。
            (5)    生徒の自習のための空間を、類似する他の空間等との役割分担や連携に配慮しつつ、閲覧室内あるいは隣接した位置等に確保することも有効であること。
            (6)    図書を分散して配置する場合は、役割分担を明確にし、相互の連携に十分留意して計画すること。
            (7)    開放する場合は、開放時の図書室の管理・運営の方法等に応じ、出入口、受付部分等の位置、仕様などに留意して計画すること。
                 
                 
(関連記述)第2章   企画、基本設計及び実施設計
        
   3節   平面計画
           
      第2    学習関係諸室
            その他の学習関係諸室
            (5) 教材・教具空間
              
2    教材等の作成の機能も備え、図書室、視聴覚教室、学習センター等と連携した空間として計画することも有効であること。
 
 

-- 登録:平成21年以前 --