総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル 1-2 クラブ設立の多様性(1)

 現在、文部科学省をはじめ、都道府県やスポーツ団体が地域のスポーツクラブを育成する事業に取り組んでいますが、地域の住民の皆さんによる自発的な取組により育ったクラブや企業チームを母体に誕生したクラブなど、新しいタイプの地域のスポーツクラブも育ってきています。
 以下にいくつかの例を示します。クラブ設立のきっかけや経緯も地域によって様々です。地域の実情に合わせて、既存の枠にとらわれず、自由な発想からスタートしてみてはいかがですか。

  • スポーツイベントの成功を契機として、参画した住民が中心となり生まれたクラブ
  • 学校開放の運営組織が核となり生まれたクラブ
  • 学校の運動部活動と地域との連携から生まれたクラブ
  • スポーツ少年団が核となり生まれたクラブ
  • 既存の地域スポーツクラブの種目を核として、多種目型に発展したクラブ
  • 既存の地域スポーツクラブが連合して生まれたクラブ
  • 公共スポーツ施設の有効活用を図る観点からスタートしたクラブ
  • 既存の地域スポーツ振興組織の見直しや再構築を目指してスタートしたクラブ
  • 地域の青少年健全育成や福祉の問題を検討する中から生まれたクラブ
  • 地域のスポーツ教室参加者が集まって生まれたクラブ
  • 大学の人的資源や物的資源を活用して生まれたクラブ
  • 企業チームを母体に、地域のスポーツクラブに移行したクラブ

コラム

 クラブ設立の仕掛けやきっかけづくりは、行政や各スポーツ団体であっても、設立されたクラブを運営し、育てていく主体は地域の住民の皆さんです。
 クラブの設立はもちろんのこと、その後も、地域の住民の皆さんが「マイ・クラブ」の意識を持てるような仕掛けやきっかけづくりであるかが成功のカギになります。

お問合せ先

スポーツ・青少年局スポーツ振興課

(スポーツ・青少年局スポーツ振興課)

-- 登録:平成21年以前 --