「これからの図書館の在り方検討協力者会議」(第18回)議事要旨

日時
  平成20年5月19日(月曜日)10時~12時

場所
  文部科学省5F6会議室

科目検討ワーキンググループの議論のまとめについて

   全体

    • 「科目の位置付け」については、1.科目の中身、2.科目が結果的に果たしている役割、3.科目以外の環境の条件整備について、に分けて再構成することとする。
    • 司書資格取得者の活躍の場についての記載については、大学図書館等も入るのではないか。
    • 単位数・授業時間数については、内容の精査と積み重ねに基づいて2単位としていることを明確にすべきではないか。

   科目について

    ○単位

    • 1単位科目の維持を認め、単位の展開は、大学の裁量にゆだねるべきと考える。
    • 大学関係者としては、1単位で認定していても結局2単位で開講することになると思う。
    • 1単位科目の場合、講義も演習も授業時間を15時間とすることができる。少なくとも30時間を確保するには、2単位の確保が必要と考える。
    • 経営関係の科目を2科目4単位とするのは増加しすぎているのではないか。

    ○図書館情報技術演習

    • コンピュータを中心とする情報処理機器と、インフラのコアであるネットワークシステムを理解してもらい、図書館業務システムと情報システム、機器及びシステムの利用、管理、評価についての演習を通じて実践的な能力を育成するという内容で提案する。
    • 図書館が独自で構成するデータベースは、資料として活かされる部分もあるので、『資料組織論』や『情報サービス論』でよいと考える。この科目では、システム関係の演習をする必要があると考える。
    • 『情報サービス演習』でパスファインダーやデータベースの作成などのコンテンツ管理をやって、発信はこの科目の中に分類されると考える。
    • コンピュータ全般の基礎知識も必要だが、システム全般についてブラックボックスにならないことが重要と考える。貸出・返却・発注・受入のシステムについて、全体を俯瞰して将来の業務がイメージできる講義が必要ではないか。
    • 「演習」に対する「論」がないのでわかりにくい。無理に「演習」とはせずに、『図書館情報技術』といった名称でよいのではないか。

    ○情報サービス演習

    • コミュニティの情報をベースにしたパスファインダーの設計やデータベースの構築を、演習で学ぶ必要があることから、『情報サービス演習』にパスファインダーと情報発信を入れるべきと考える。

    ○資料組織演習

    • 『図書館情報技術演習』の「目録データベース」「書誌データベース」「主題分析」を『資料組織演習』に戻し、効率的に学ぶために図書資料を中心として目録・分類をきちんと学べるよう構成し直した方が良いと考える。その際図書以外の多様な資料も含むべきと考える。

    ○特論

    • 各科目に盛り込めなかった内容やより高度な内容の演習等は、『特論』で行えるよう修正したい。

以上

 

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生涯学習政策局社会教育課

-- 登録:平成21年以前 --