4.司書の養成に関するその他の意見

  •  本協力者会議で、図書館に関する科目の在り方について議論する中で、司書の養成の在り方そのものに関しても、1司書講習の在り方、2司書の学歴要件、3司書補の制度の在り方等について、今後検討する必要があるといった意見があった。
  •  また、大学及び司書講習における養成の水準を維持するため、科目の開講状況や修了者の知識・技術の修得度、担当教員等を評価するための仕組みや基準について検討する必要があるという意見もあった。さらに、専任教員の人数の考え方について検討する必要性も指摘された。
  •  これらについては、まず、現状の把握を十分に行うことが必要であると考えられる。また、図書館関係の学会や団体等で必要な調査を行い、図書館関係者間で議論を深めることが重要であると考えられる。

(参考)司書資格取得に必要な最低取得単位数

(「日本の図書館情報学教育2005」(日本図書館協会)より)

単位数 20 21~22 23~24 25~26 27~28 29~30 31~40 合計
大学 全体 18 25 21 16 35 13 13 141
国立 1 1 3 0 2 1 1 9
公立 1 0 0 0 3 0 0 4
私立 16 24 18 16 30 12 12 128
短大 全体 26 23 9 9 6 1 0 74
公立 0 3 0 0 0 0 0 3
私立 26 20 9 9 6 1 0 71
通信教育 0 1 4 2 1 1 0 9
合計
かっこパーセント%)
44
かっこ(19.6)
49
かっこ(21.9)
34
かっこ(15.2)
27
かっこ(12.1)
42
かっこ(18.8)
15
かっこ(6.7)
13
かっこ(5.8)
224

-- 登録:平成21年以前 --