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平成15年度専修学校先進的教育研究開発事業

事業名 「セレクト編集型SPAファッション教育システム」研究開発事業
学校法人名
学校法人  マロニエ文化学園 学校法人  ミクニ学園
学校名 マロニエファッションデザイン専門学校・大阪文化服装学院
代表者 マロニエ文化学園
理事長 野中 翠
担当者・連絡先 マロニエファッションデザイン専門学校
校長 野中 一男
事業の概要>  21世紀に入り、ファッション業界の業務内容が急速に変化しつつある今、ファッション教育の内容も業務の変化に合わせて早急な改革が必要とされるようになった。これまでの業界主導型の流行発信から、消費者発信型のファッションが主流となり、消費者ファッション販売店を発想の原点とする新しいファッション教育の方法が注目されるようになった。当事業の開発テーマである「セレクト編集型SPAファッション教育システム」は、ファッション販売の新しい形である「セレクト型企業」と「SPA型企業」におけるショップ企画と運営、さらに商品企画、販売促進等を実施するための実践的なファッション教育方法として、「ショップ企画プレゼンテーション」プログラムと「ショップ運営ワークショップ」プログラムの2つの教育方法を、マロニエファッションデザイン専門学校と大阪文化服装学院において研究、実施した。
成果  第1プログラム、「ショップ企画プレゼンテーション」は、マロニエファッションデザイン専門学校が実施した2004年卒業制作発表会「Retail Shops 2004」(2004年2月7日・8日/大阪産業創造館)のユニークな内容を研究の骨子とした。これは、学生が企画提案する15のショップ企画の展示発表を最終目標として、2003年9月のショップ・プロデューサーコンテストに始まり、関西の主要アパレル企業のMD(マーチャンダイザー)担当者による学生への指導を経て、ショップ企画から販売商品の企画・販売計画・店舗企画・VMD・販促ツール製作・展示会・ファッションショーまでを学生チームが行うというものである。この中で、マロニエ講師による学生指導と平行して行われた企業人による直接指導は大きな成果を上げ、発表会当日のショップ展示、商品内容、プレゼン内容、ファッションショー等の評価は高く、学生時代からプロと同様の企画作業を体験できる教育内容であるとの評価を得ることができた。参加した学生は2、3年次のファッションデザイン学科とファッションビジネス学科学生による混成チームで企画作業を行い、学科による履修内容の枠を超えたファッション全般の実習を行うことができ、産学協同型で行う新しいファッション教育に戸惑いながらも現実に即した内容の学習成果をまとめ上げることができた。
 第2プログラム、「ショップ運営ワークショップ」は、大阪文化服装学院のファッションプロフェッショナル学科、学生が実際に大阪市内のファッションビルにおいて「ハルモニア」という名称のショップを半年間運営するという内容である。「ハルモニア」を開設するにあたって、大阪文化服装学院が特定のSPA企業からショップスペースを借り受け、実際に商品の仕入れと販売を学生達が行うという、文字通りの実践教育を実施した。ファッションプロフェッショナル学科の前期カリキュラムは、4月のショップコンセプトイメージの立案に始まり、スポンサー企業へのプレゼンテーション、ショップラインの決定、ショップオープン準備を行い、8月末にショップのオープン、さらに後期に入りMD会議を繰り返しながら実際に商品を販売し、いかに販売実績を上げることができるかがそのまま学習の成果となり、毎月の品揃えと販売方法の工夫による売り上げの上昇があれば、MDが成功したことになり、売り上げが落ちれば原因を追及して、プロのてこ入れが行われる等、学生達がショップ運営を実際に行うことで責任ある立場として真剣なショップ運営が行われた。
 こうして、2校による共同研究を行った成果を「セレクト編集型SPAファッション教育システム」として、各校の卒業記念発表会と2校合同の成果報告会において発表し、ファッション教育関係者だけでなく、ファッション業界全体としても大きな反響を得る結果となった。



-- 登録:平成21年以前 --